【レバカレその後】仲間と踏み出す変化への一歩09

レバカレショックを機に改革開始

富山県労連
増川利博さん
大会直前の一言で運営方針を急遽転換
昨年開催されたレバカレ2025への富山県労連からの参加者は、わずか3人であった。それでも、参加した各々がカルチャーショックを受け、何とかしようとあがいてきた。
グループワークは、以前にも春闘討論集会で取り入れたことはあったが、中途半端に終わり、心理的安全性も抽象的な理解にとどまっていた。それが、レバカレで「グラウンド・ルール」なるものを知り、そのコンセンサスのもとでの討論は、これまでに味わったことのない快感であった。
早速、26春闘討論集会で実践した。組合員に感想を聞くと、「組合の会議では聞くばかりだったが、職場のことを交流できて楽しかった」と言ってくれた。9月の定期大会に向けては、通常の準備を淡々と行ってきたが、その準備のための四役会で魔が差したのか、「大会もグループワークで行こうかね」と切り出したのは自分の口だった。他の四役は「いいんじゃない」という反応であった。
対話と学びあい精神根付かせる第一歩に
労働組合の「対話と学びあい」の精神を基礎にしたグループワークは何かと考えた。思い浮かんだのが、全労連の黒澤議長が講演でたびたび引用される「被抑圧者たちの確信は、変革の指導者たちによって与えられるものではなく、自らの意志化によってもたらされる」というパウロ・フレイレの言葉。そこで、大会には全労連の黒澤議長に来てもらい、普通のあいさつでなく30分のミニ講演をお願いすることにした。
大会参加者の感想には「グループワークでは同じ内容で会話が進み、様々な新たな知識や考え方を知ることができてよかった」などとあった。まだまだ課題は多いが、富山県労連での「対話と学びあいを文化に」の第一歩になればと思う。

(全労連新聞603号 10月15日発行)
これまでの連載
01 「わたしのストーリー」語り共感広げる 名古屋市職労保育園部会 中出友里子さん
02 OSTで組合員の主体性引き出す活動を 大阪府職労 小松康則さん
03 参加型会議への転換で つながり深く 岡山医療生協労組 安福翔輝さん
04 これまでと全く違う「学習会」学び実践 秋田県労連 伊藤ちひろさん
05 「私も参加したい」 仲間がひろがった 全労連・全国一般神奈川地本 粉川朋子さん
06 労働組合運営にグラウンドルールを 国公労連 西口想さん
07 誰かでなく、変える力は私たちの手の中に 大阪府立高等学校教職員組合 斉藤優さん
08 28年ぶりスト きっかけはレバカレ コープぎふ労働組合 小野祐二郎さん
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