【レバカレその後】仲間と踏み出す変化への一歩07

誰かでなく、変える力は私たちの手の中に

大阪府立高等学校教職員組合 斉藤優さん
レバカレ2025で元ロサンゼルス教員組合(UTLA)のアーリーン・イノウエさんに出会い、彼女らのストライキのドキュメンタリー映画 「When We Fight(私たちがたたかうとき)」を観終わる頃には、「この映画上映を絶対に大阪でやる。アーリーンさんを仲間に会わせる」と心に決めていた。みんなどんな反応をするだろう、どんな変化が生まれていくのか--想像するだけでわくわくした。
帰りの新幹線で職場の仲間たちに手紙を書いた。「誰かが変えてくれるのを待つのはもうやめよう。変える力は私たちの手の中にある」。興奮して書きなぐった言葉はそのままアーリンさんを招いた上映会チラシのキャッチコピーになった。
自分の地域で上映会を
同じ思いを抱く仲間が核になり、2月からオンライン会議を10回以上重ねた。「今の自分たちの現状を何とかしたい」。この思いが蓄積して大きな力に変わる瞬間が何度かあった。
ついに近畿では5月17日、映画上映会&トークの当日を迎えた。これからの運動を担う20代から40代が会場の半分以上を占めていたことが誇らしい。
UTLAが地域の保護者と対話を重ね、子どもたちの声に耳を傾け、学校という場所は誰のためにあるのかを問い直す姿が映し出される。合言葉「誰の学校?」「私たちの学校!」がこだまするスクリーンを、130人もの仲間が息をのむように見つめていた。
それもそのはず。私たちが大切にしてきた教育は、市場原理のものさしを無理やり当てられ、数値で切り刻まれ、バラバラにされてきたのだ。教師としての尊厳をかけてたたかう彼らの姿に自分を重ねない人はいなかっただろう。この映画と、そのメッセージ「You deserve it.(あなたにはそれを求めるだけの価値がある)」はみんなに待たれていたのである。

(全労連新聞599号 6月15日発行)
これまでの連載
01 「わたしのストーリー」語り共感広げる 名古屋市職労保育園部会 中出友里子さん
02 OSTで組合員の主体性引き出す活動を 大阪府職労 小松康則さん
03 参加型会議への転換で つながり深く 岡山医療生協労組 安福翔輝さん
04 これまでと全く違う「学習会」学び実践 秋田県労連 伊藤ちひろさん
05 「私も参加したい」 仲間がひろがった 全労連・全国一般神奈川地本 粉川朋子さん
05 労働組合運営にグラウンドルールを 国公労連 西口想さん
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