全国労働組合総連合(全労連)

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最低賃金は都道府県によって、金額も発効日(改定される日)も違います。これを「地域別最低賃金制度」といいます。

最低賃金は毎年、各都道府県労働局の審議会で議論し決定しています。
2025年は39道府県(83%)が中央の審議会の目安(A・Bランク63円、Cランク64円)を上回る引き上げを実現。労働力人口の移動や地域経済衰退につながる最低賃金の地域間格差解消を求める動きが加速しています。
しかし、最高額(東京1226円)でも年収220万円(年1800時間)にしかなりません。しかも最高額は1226円、最低額は1023円と、その差は203円。年間約36.5万円もの地域間格差があります。
さらに、発効日(引き上がる日)をこれまでの10月1日から遅らせる地方が増え、その差は最大6カ月もあり、同じ最賃額でも年収が大きく異なってしまう新たな地域間格差が生じています。

全労連・国民春闘共闘の調査では、人間らしい生活に必要な生計費は大都市も地方も同じです。地域別の最低賃金
では地域間格差はなくならず、生活改善になる大幅引き上げもできません。
「どこでも人間らしい生活ができる最低賃金」にするには、地域別から全国一律に法律を改正する必要があります。 あなたも労働組合に入って一緒に法改正を実現しましょう!

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