【全国災対連・石川災対連合同ニュースNo.13】 第13次震災・豪雨災害ボランティア
被害の爪痕が濃い輪島、珠洲の被災地
秋晴れとなった11月8日、全労連能登半島地震水害対策本部は、第13次ボランティア活動を展開しました。
当日は石川県労連をはじめ全国、各産別、諸団体から67人が参加し、3班に分かれ羽咋の現地事務所から被害の爪痕が濃い輪島、珠洲の被災地で終日活動しました。
マスコミでは地震発生から2年が経過し、公費解体も進み被災者は日々の生活を取り戻しつつあると報道されているものの、活動地への道路は幹線といえども車線規制や仮設道路が続き段差が多く、標識も傾いたまま。未だ半壊以上の家屋が目的地に近づくほど目に飛び込んでくるのが実情です。

泥まみれになりながら奮闘
輪島に派遣されたボランティア活動グループは用水路の残土除去や片付けをしました。

珠洲市には市内正院町と高屋町の2班にわかれ、災害によって地元から人が離れ、収穫の手が足りなくなった農産物の収穫や、物資を保管していたテント倉庫内の物資搬出、そして倉庫の全解体、また、集落の誇りとなっている倒れた歌碑の移設などを予定時間を超えて完了させました。
作業そのすべてが人手と力が必要であり、どの地域も残っているのは高齢者の方ばかりというなか、今回のようにボランティアが入らない限り困難であることが実感されるものでした。帰路の山越えでは豪雨で倒壊した家屋が道路を塞ぎ、迂回して帰るなど未だ復旧の道半ばを改めて感じさせる活動となりました。
今回で13回を数えた全労連ボランティアもひとまず最終となり、昨年来、全国、産別等から約600人が参加する行動となりました。参加された方はもとより送り出してくれた職場、家族の皆さんに心から感謝を申し上げます。
ボランティアのみなさんに感謝のおもい
11月8日は、日中の活動を終えたあと、石川県労連主催での集いが開催されました。今回で全労連が呼び掛ける活動はいったん終了となります。そのため、石川のみなさんからこれまでの感謝の意が込められた集いとなりました。
集いでは、石川県労連から震災からの経過などが語られ、今後も被災者支援を取り組むとともに救済制度を変えたいと決意が表明されました。そのあと、この日もボランティア活動をした全労連秋山議長をはじめ、全国各地から集まった仲間からこの日やこれまでのボランティアの様子や活動の中で出会った被災者の方のことなどが述べられ、これからも進んでいこうと語り合いました。


~参加者の感想より~ ▼被災というより、生業の継続ができていない感じがしました。定期的にお手伝いが必要ですね。。 ▼やっぱり、なかなか現状回復まで辿り着いていないと感じます。もっと強力に予算を突っ込んで進めないと、能登の復興は遠いと感じました。 ▼昨年の2月に七尾での活動以来でしたが、一部は進んだように見えますが、スピード感がなさすぎだと感じました。 ▼まず、羽咋市の拠点から能登半島先端の活動場所への移動で、その長さを実感しました。過去に同ボランティアに参加している方からはこれにより現地での実働時間が大幅に少なくなっていると聞き、これが復興への道を阻んでいるのだと実感しました。 ▼集落の世帯数が減ったことで、孤立している住民の皆さんが心配です。
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