2026若者憲法集会 「80年以上戦争してないってスゴくない?」
「平和憲法今こそ生かせ」デモに2500人

高市政権は発足以降、殺傷武器の輸出解禁、国家情報会議法成立と、戦争できる国づくりを加速させている。先月の自民党大会では首相自ら「来年4月末の改憲発議」と明言するなど、かつてない危機が迫っている。これに対し、日本全国で「戦争やめろ」「改憲反対」の声が上がっている。全労連青年部が参加する若者憲法集会実行委員会は、5月31日に都内で若者憲法集会を開催した。
改憲の危機に声上げ続ける
若者憲法集会は、安倍政権が集団的自衛権の行使容認の議論を進めていた2014年6月に第1回を開催。若者が憲法を生かし社会と政治を動かす力を発揮することを目的に、コロナ禍を経て今年で9回目の開催となった。安保3文書によって、敵基地攻撃能力が強化されるなか、若者は声を上げ続けてきた。
集会で講演した、教育学者の佐藤学さん(東京大学名誉教授)は、第二次世界大戦以降、一度も戦争を行っていないのは日本を含め7カ国のみであることや、「戦争放棄」「戦力の不保持」を記した憲法を有する国もわずかで、9条が果たしてきた役割を話した。
軍拡のいびつさ正すたたかいを
一方で日本は軍事費世界10位の軍事大国であり、政府の進める43兆円の大軍拡の結果、2027年には軍事力は世界3位になろうとしている、と憲法を軽視する日本政府のいびつさを指摘した。憲法を護ることは「いびつな日本」を「まっとうな日本」に再建するたたかいでもあると、若者への期待を語った。
2500人が銀座で「改憲反対」とアピール
4人の青年が憲法への思いや活動を報告。全教青年部の奥田花菜さん、福祉保育労東海地本の越須賀舞さんらが憲法への思いをスピーチした。集会後の銀座デモには、全国各地から2500人が参加した。


憲法をもっと活かそう 不断(普段)の努力が大事
若者憲法集会関連企画で憲法学習会
全労連青年部と東京地評青年協は31日午前、労働組合企画を開催し、41人が参加した。明日の自由を守る若手弁護士の会(あすわか)の山内志織さんを講師に、憲法は誰が守るべきか、自民党改憲草案の狙いなどを、暮らしや仕事の視点から学習。「憲法は理想であり、理想と現実が食い違っているからこそ、憲法の存在意義がある。不断(普段)の努力が大事」と話した。
参加者は感想を語り合い、憲法ビンゴなどで交流を深めた。

(全労連新聞599号 6月15日発行)
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