【指針】衆院選 自民党圧勝のもとで要求実現のためどうたたかうか(全労連新聞596号・2026年3月15日)
「大義なき党利党略」といわれた異例ずくめの総選挙で、自民党は316議席を得た。一政党が衆議院議席の3分の2以上を占めるのは、戦後初。高市氏は選挙中に「国論を二分する政策を問う」と発言するも、語らなかった。その内容が明らかになっている。
「国論を二分する政策」実態は
第二次高市政権の発足後の施政方針演説で首相は、憲法改正について「国会における発議が早期に実現されることを期待する」と意欲を示した。さらに、改憲はおろか防衛力の抜本的強化のため「安保3文書」の前倒し改定、大軍拡推進、そして「非核三原則」見直しなど、国民には問われていない政策が並ぶ。
高市氏が選挙中に強調した「責任ある積極財政」も、AI・半導体・造船・エネルギーなどの分野への投資促進で雇用と所得を増やし、「強い経済」をつくるというが、破綻した「アベノミクス」の焼き直しでしかない。
自民党を含む多くの政党が政策に掲げた消費税減税は、「国民会議」で議論するとしたが、法案は国会の場でこそ議論されるべきである。
「対話と学びあい」で道ひらこう
民意不在で国会審議が進められるなか、要求実現のためにどうたたかったらいいのか。
2月28日には、米国とイスラエルがイランを軍事攻撃し、最高指導者ハメネイ師が殺害された。世界中で非難の声が上がるなか、高市首相は何の抗議もせず、米国に追従の姿勢だ。このままでは日本が米国の戦争に巻き込まれる危険性が増す。
今こそ「対話と学びあい」が必要だ。国民を危険にさらし、要求に寄り添わない政策を推進する政治でいいのか。あなたの希望を叶えてくれるのか、要求と関連づけて仲間とおおいに語り、学んでいこう。
圧倒的多数の国民は、戦争など望んでいないことに確信を持ち、対話しよう。
(全労連新聞596号 2026年3月15日)
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