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【指針】25秋闘「対話と学びあい」で仲間を増やそう(590号・全労連新聞2025年9月号)

2025/09/15
全労連新聞
秋年末闘争

25年秋季年末闘争は、政治・経済の混乱と国際情勢の悪化の中でたたかわれる。
7月の参議院選挙結果は衆参両院での与党(自民・公明党)過半数割れ、排外主義・移民排斥の拡大とファシスト政党台頭という日本の政治体制の大きな変化、米国・トランプ政権による横暴極まりない相互関税等の押し付け、ロシアのウクライナ侵略、イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への人道なき攻撃の長期化が続くなか、日本は軍拡を迫られている。労働者・国民の生活と職場が直接的にも間接的にも脅かされている。
25国民春闘での賃上げは、昨年に続き、30年ぶりの高水準を維持したが、長期にわたる物価高騰の影響で実質賃金のプラス転換に届いていない。特に、医療や介護、障害福祉などケア労働者の低賃金は、地域医療や介護の機能不全を招いている。非正規や女性労働者の低賃金も深刻だ。均等待遇の実現が急がれる。

「腰を据えた、仲間増やし」と「3つの特別行動」

全労連は、第67回評議員会を7月26~27日に行い、こうした時だからこそ、腰を据えて、たたかう労働組合・全労連を「組合員の自覚的・主体的な参加」、「対話と学びあい」で強く大きくし、労働者を職場や地域で「声をあげられるよう」に繋ぎ直していく役割を果たそうと確認し合った。そして、来年7月の定期大会は組合員の減少に歯止めをかけて増勢に転じ、100万人全労連の早期回復への展望をつくる決意を固め合った。
25年秋季年末闘争では3つの特別行動を提案している。1つ目はケア労働者の大幅賃上げを訴え、緊急の公的報酬改定を迫ること。2つ目は、11月から2月までの「対話と学びあい」期間中に仲間を増やす活動に集中すること。3つ目は、10月11~13日に開催される「レバカレ2025」を成功させることだ。
腰を据えて、組合員の参加と仲間増やしに取り組もうではないか。そして26国民春闘に臨もう。

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