3.12 全国統一行動ストライキ含む統一行動実施 地域・産別で粘り強い交渉続く

低額回答に怒り広がる
全労連・国民春闘共闘委員会は集中回答日翌日の3月12日、全国各地で統一行動を展開した。低額回答や回答先延ばしなど、労働者の切実な要求に対し、不誠実な回答にはストライキを決行。スト支援行動をはじめ、職場集会、街頭アピール行動など多彩な取り組みが行われた。国民春闘後半も、労働組合主導の粘り強いたたかいで生活改善が実感できる賃上げを勝ち取り、仲間増やしにも全力を上げよう。


「報われない状況変えたい」 賃上げと処遇改善を求める
日本医労連では「ほんともう限界」と、ストライキに立ち上がった73組合を含む147組合が行動に取り組み、大幅賃上げと処遇改善を求めた。長野県医労連の中信民医労ではストライキに50人が参加。駅前宣伝には115人が参加して138人分の署名を集めた後、市内をデモ行進した。
建交労の京王新労組は、始発から怒りのストライキに突入し、地域の仲間や支援者50人が京王電鉄本社前に駆け付けた。また、JMITUや生協労連、映演労連、福祉保育労、全印総連を始めとする各産別でもストライキや回答内容を職場の仲間に知らせる職場集会、シール投票や街頭での宣伝日アピールなど多様な取り組みが展開された。
地域と結びついた運動も広がっている。愛知では13日に、福祉保育労が名古屋駅前で宣伝行動「みんなでよくなるアクション」を実施。障害者福祉施設で働く組合員は、「賃金が低いことで新規採用者も少ない。育児を理由に退職する職員もいて、職場は大変な状況。私たちは専門職、頑張りが報われない状況を変えたい」と訴えた。
全国各地でも統一行動が行われ、産別を超えて連帯した取り組みが行われた。回答額の低さに対する怒りを背景に、労働組合が主導してストライキと地域行動を結びつけ、賃上げと生活改善を求めるたたかいが全国的に展開された。
平均賃上げ額8836円 昨年最終集計に迫る勢い
26国民春闘第3回賃上げ集計
| 2026年 | 前年同期比 | ||
| 単純平均 | 額(円) | 8,836 | +499 |
| 率(%) | 3.14 | +0.04 | |
| 加重平均 | 額(円) | 8,346 | +990 |
| 率(%) | 2.75 | +0.15 | |
国民春闘共闘が3月26日に公表した第3回賃上げ集計(左図)では、回答を引き出した組合は590組合と、前年同期比で引き出しに遅れが見られる。
平均額は8836円(率3.14%)と前回を上回り、加重平均(組合員一人あたり)も前年を上回るなど、昨年の最終集計(8468円)に迫る水準だ。非正規雇用で働く仲間の賃上げ額も昨年最終集計を上回るペースを維持するが、それでは終われない。粘り強い交渉が続いている。
(全労連新聞596号 2026年4月15日発行)
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