ケア労働者の大幅賃上げアクション 現場のガマン「もう限界」 参加者の声
日本医労連は1月15日、すべてのケア労働者の大幅賃上げと医療・介護・福祉の維持のために報酬10%以上の引き上げを求め、春闘決起行動を展開した。
全労連・東京地評の仲間も参加した。秋山正臣全労連議長が「公の責任でケア労働者の大幅賃上げが必要。実現のため、みんなで行動しよう」とあいさつした。
参加者からは、「もう限界」と怒りの声が相次いだ。
(全労連新聞595号 2026年2月15日号)

行動参加者インタビュー
看護師 齋藤文子さん(福島県医労連委員長合)
現場はちょっとのことが命取り。こっちのコール、こっちのコールと走り回っている。1勤務で15,000歩。新人も入ってこない。なのに職場では「子どもの方が賃金が高い」とか「一時金が高かった」という声がよく聞かれる。国家資格なのになぜこんなに賃金が安いのか。ほかに行きたいと声があるが他に行ってもあまり変わらない。夜勤は月8~9回のこともある。何とかみんなやっているがいつになったら楽になるのか。病院自体がずっと赤字で、いつまで持つのか不安に思っている。原発の賠償金やコロナの補償金でやっと持たせていたが、どちらも終わって経営が厳しい。
診療報酬改定では加算ではなく基本給を上げてほしい。
人を増やしてほしい、この人員配置では安全も守れない。
特養ホーム介護士 谷口考平さん(和歌山県医労連書記長)
特養は昔より人手不足が深刻になっている。その結果、希望休を入れたにも関わらず人がいないので出てくれ、とその日の朝に電話がくるようなことも起こっている。部署も所属も関係なく、空いたところに人を配置するパッチワークのような働き方になっている。
賃金低く離職が多い、人が足りない。休みが取れない有休もとれない。人手を確保できる介護報酬引き上げを求めたい。
和歌山県で「介護の仕事就職フェア」というものがあったが、介護事業所は人がいなくてブースも出せない。子どもが減り介護を目指す人も少なくて参加者が少ないような状況で、介護の仕事を選ぶ道がない。
魅力ある社会的役割にふさわしい処遇が必要だ。
春闘では臨時改定で勝ち取った1万円、19,000円を定期昇給の引き上げに使わせず必ずベア、賃上げに使わせる。
認知症グループホーム介護士 伊徳清寛さん(沖縄医療生協労組から参加)
一人夜勤が当たり前の職場を何とかしたい。
17時から翌9時までの16時間のうち、20時から翌7時までの11時間、1ユニット9人の利用者を1人で担当する。
休憩も、仮眠もとれず、常に気を張り詰めている。トイレも少し窓を開けて入り音がしたらすぐ動かなければならない。夜勤でも警備員のように何かあったら対応するだけではなく通常の介護がある。2時間おきに利用者の状況を見に行き、定期的なおむつ交換やそれぞれのタイミングでトイレにも連れていく。認知症の人は夜眠れず11時から3時まで、入所者と手をつなぎながらほかの人の状況を見に行って、その入所者が眠ったらおむつを交換する。本当に仮眠もとれない。
給料が低く、夜勤をしないと生活できない。基本給は14~16万円、10年働いても16万円だ。これに夜勤手当や、処遇改善手当てがついて手取り16万円。沖縄では月20万円の賃金で「たくさんもらっている」となる。基本給を上げてほしい。
手当はいつ切られるかわからない。賞与は年間3か月分プラス3万円という協定があるが、事業所の経営が厳しくて守られておらず、年間2.5カ月プラス3万円になっている。

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