全国労働組合総連合(全労連)

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東アジアレイバーフェス開催 (10月3~10日)

2025/10/15

草の根からつながろう 東アジアの労働者たち

アピールする韓国からの参加者(10月3日、都内)

初の日本開催

東アジア・レイバーフェスが10月3~10日、上智大学で開催された。過去2回の集会は台湾で開催された。
中国、香港、台湾、韓国、アジア系米国人コミュニティーと日本の労働組合と組合活動家、労働NGO、研究者や学生などが参加し、交流した。上智大学グローバル・コンサーン研究所、台湾国際労働者協会、レイバーノーツ、台湾派遣労働者ユニオン、アジア・レイバー・レビューをはじめとする多数の団体が共催した。東アジアの労働運動を学び連帯を構築するために、ワークショップや映画上映の他にもパネル展「アジア労働運動史」や運動に関する宣伝物などの展示も行われた。
実行委員会には全労連も参加し、パネルディスカッションや討論会にはスシローにストライキでたたかった回転寿司ユニオン、大阪府職労、福祉保育労東海地本などからがスピーカーとして参加した。パネル展示の一部は、東アジアレイバーフェス終了後に、レバカレ2025の会場でも展示された。

オープニングイベントで発言する回転寿司ユニオンの吉田帆駆斗さん

東アジアの運動の共通性

東アジア地域は社会体制の違いなどから、労働者と労働組合運動の歴史やたたかい方も異なる。しかし職場の仲間とつながって集団的な行動で職場や社会を変えていこうとする運動には多くの共通点がある。世界的に見ても国家間の話し合いや共通基盤が少ない地域にあって、労働者の交流には大きな意味がある。

(全労連新聞591号 2025年10月15日)

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