3.4郵政ユニオン本社前集会 連帯あいさつ
3.4郵政ユニオン本社前集会 連帯あいさつ
日にち:2026年3月4日
場所:日本郵政本社前
主催:郵政リストラを許さず労働運動の発展を目指す共同会議

春闘が本番を迎えています。国民春闘共闘、全労連は、「対話と学びあいで仲間を増やし」「すべての労働者の大幅賃上げ・底上げを実現しよう」をスローガンに、3月11日を統一集中回答日、翌12日を統一行動日に設定し、多くの産別がストライキを構えて要求実現に向けた交渉を進めています。
すでに大手企業での回答が出始めています。また、初任給の引き上げなども報道されています。この数年、初任給は大幅に引き上げられています。人事院の民間給与実態調査によれば、大卒事務員の初任給は2020年が204,584円であるのに対し、2025年には233,930円と14.3%引き上げられています。また、国家公務員の大卒初任給は、2020年に180,700円でしたが、2025年には232,000円にまで28.4%も引き上げられています。
これにより、非正規労働者の賃金水準も初任給の引上げに近い引上げが行われています。これは最低賃金が、加重平均額が2020年の902円から2025年の1,120円に24%引き上げられていることとも関係があります。つまり、わたしたちの運動によって、最低賃金が引き上げられ、賃金の底上げが図られてきました。しかし十分ではありません。わたしたちの生計費調査によれば、普通にくらすためには、全国どこでも時給1700円以上が必要です。全国一律最低賃現1700円以上をめざし、奮闘しようではありませんか。
次に春闘のたたかいでは、もう一つの柱である「非正規春闘」があります。国民春闘共闘・全労連は、正規との格差是正をはじめ、雇用の安定を求め、全国各地でたたかいを進めています。
そもそも、安定した雇用を拡大し、非正規労働者といった臨時的な労働は、限定的にすべきです。職場でその仕事があり続けるにもかかわらず、労働者には契約期間が定められていること事態がおかしなことです。
契約労働者という期間の定めのある働き方は、合理的な理由がなければ認めるべきではありません。基本は期間の定めのない雇用です。
短時間労働者についても、限定的にすることが必要です。短時間労働者は、小売業や飲食業、宿泊業など、労働力が必要な時間帯が偏る産業で多数雇用されています。まさに「必要なときに必要なだけ」というトヨタ方式とでもいうべき働かせ方が蔓延しています。
では、このような働き方を希望する労働者が多数存在しているのでしょうか。少子化が進展し学生が減少しています。また、共働きが当たり前となっており、家庭都合で短時間勤務を希望する労働者も減少し続けています。
もはや現代日本社会では、短時間・細切れ労働を担える人々がどんどん減少しています。
高度経済成長と言われた時代を過ぎてからは、サービス業で働く労働者が大多数を占めています。そして、人間相手の産業であることから、24時間サービスを提供しなければなりません。物流や公共交通など、社会維持に必要な産業も24時間稼働が求められます。これらの産業は、労働集約型産業であり、多数の労働者を必要とします。同時に、いわゆる正規の労働者が病気やケガ、家庭都合などで休む可能性があることから、代替要員を常に確保する必要もあります。
その代替要員を外部から確保することは難しいことです。企業・経営者には、労働者が休んでも代替すること可能な人員を確保し、緊急時に備える責任があるのではないでしょうか。多数の非正規労働者を雇うのではなく、緊急時にもすぐに対応できるよう、正規労働者を十分に確保すべきです。
だからこそ、雇用している非正規労働者を直ちに正規化すべきです。改めて、日本郵便に対し、正規社員への登用を拡大するよう求めようではありませんか。
みなさん。多くの企業が内部留保を積み増しています。日本最大の利益を上げているトヨタだけでなく、日本郵便の内部留保も増える一方です。
内部留保は、労働者・下請企業の犠牲の上に成り立っているとしか思えません。まさに資本主義による弊害です。
内部留保をこれ以上積み増すのではなく、ステークホルダーの一員である労働者に、そして下請企業の単価引き上げに還元するよう強く求めようではありませんか。
最後にもう一点申し上げます。
初任給が引き上げられるいっぽうで、中高年層の賃金水準は抑えつけられたままです。昨年のたたかいで、中高年層への配分が一定行われていますが、定年後の再雇用労働者など生活は苦しくなるいっぽうです。中高年層が置き去りにされており、賃上げはまだまだ足りないのが実態です。今春闘では、なんとしてもすべての労働者の賃金引上げを実現させようではありませんか。
ストライキを背景に、大幅賃上げを求め、経営者に迫っていこうではありませんか。
同時に、戦争の足音が近づいています。平和を守るためにも、政治から目をそらさず、回りと意見を交わすことが必要です。より良い社会をつくるため、政治の話をしようではありませんか。
以上を申し上げ、非正規で働くみなさんといっしょに、安心して働き暮らせる社会をめざし、ともに奮闘する決意を申し上げ、連帯のごあいさつといたします。
ともにがんばりましょう。

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