団結で勝ち取った勝利 CU東京足立支部 後楽園分会

民主的たたかいで組合攻撃を跳ね返す
コミュニティユニオン東京・あだち支部(CUあだち)の後楽園分会には、場外馬券売り場の警備員19人が結集している。昨年5月、「待機時間」を労働時間として認めさせる画期的な地裁判決を勝ち取った。分会長の斉藤隆司(仮名)さん、CUあだち書記長の高島章寿さんに話を聞いた。
「待機時間も労働時間」 脅しにも屈せず認めさせた
特別区競馬組合が運営する東京シティ競馬の場外馬券売り場、オフト後楽園(文京区)で警備員として働く斉藤隆司分会長は、職場では、「隊長」と呼ばれ、同僚からの信頼も厚いベテラン警備員。
警備は3人で1つのチームを組み、3チームが30分ごとに持ち場を変えるローテーションで働いている。
8時間の勤務時間の間に、30分の待機時間が4回、計2時間回ってくる。会社は、そのうち1時間分を休憩時間として賃金を払ってこなかった。
「実際には、決められた場所にいなくてはならないし、何かあれば対応できるよう無線機も付けていなければならない。どう考えてもおかしい」と感じた斉藤さん。同僚の警備員と一緒に、未払賃金を要求したが、会社は応じなかった。そこで、知人を通じてCUあだちに加入し、賃金未払い問題の解決を求めて交渉を始めた。
交渉の席上、会社は「ここをクビになったら、どこにも再雇用先はないぞ」と脅しをかけてきた。「絶対に勝てると信じていたので、脅しには屈しなかった」と斉藤さんは振り返る。
2022年8月、未払賃金の支払いを求めて裁判闘争も開始。待機時間中の労働実態について、さまざまな証拠を集めるなかで、当該時間に労働者が職場から離れることが保障されていなかったことを立証。東京地裁は、「待機時間は実労働時間として認める」との全面勝訴の判決を下した。会社側は、すぐに控訴したものの、高裁で一審判決通りの内容で和解が成立した。
その後、分会を結成。裁判に加わらなかった組合員の未払い賃金を、自主交渉と労働審判制度などを活用しながら支払わせる成果も上げている。
つど組合員との話し合いで 雇い止めを撤回
2024年年末、会社側は交渉の途中で組合員を雇い止めにする報復に出た。組合は不当解雇を許さないという立場で交渉し、雇い止めを撤回させ、年次有給休暇の取得も認めさせた。高島書記長は、「交渉をどう進めるか、何を要求するか、CU東京本部の援助も受けながら、そのつど組合員と話し合って地道に民主的にたたかってきたことが攻撃を跳ね返せた原動力」と振り返る。
場外馬券売り場の警備員は、さまざまなトラブルに巻き込まれることも多い。ところが組合で声をあげたら会社の態度が一変した。斉藤さんは、この労働組合の力を伝えて、業界をより魅力的にしたいと希望を語った。

- 全労連新聞 (26)
- 非正規労働者 (49)
- 女性部 (4)
- ぜんろうれんラジオ (11)
- 国際連帯 (18)
- 月刊全労連 (49)
- 事務局長談話 (14)
- 対話と学びあいスクール (3)
- わくわく講座 (1)
- ゆにきゃん (8)
- 調査・報告 (11)
- 宣伝物 (45)
- 春闘 (74)
- 秋年末闘争 (23)
- メディア掲載 (11)
- ストライキ (11)
- 被災地支援 (9)
- 署名 (11)
- 動画 (15)
- 大会記録 (1)
- 集会・学習会 (51)
- 賃金・最低賃金 (66)
- 労働法制 (52)
- 憲法・平和 (85)
- 社会保障 (63)
- くらし (82)
- 選挙 (24)
- 学習・教育 (8)
- 青年 (33)
- 女性 (35)
- 原発・気候危機 (3)
- ジェンダー平等 (97)
- 非正規センター (6)
- 国民大運動 (15)
- レバカレ (57)
- 対話と学びあい (56)