全国労働組合総連合(全労連)

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「女性蔑視、ジェンダーバックラッシュを許さない緊急行動in御茶ノ水」 投票で示そう!

2025/07/17

全労連は7月17日、婦団連が呼びかけて御茶ノ水駅前で行われた宣伝行動「女性蔑視、ジェンダーバックラッシュを許さない緊急行動in御茶ノ水」に参加しました、選挙中に一部の政党が排外主義や女性蔑視などを街頭演説で扇動していることに抗議し、「私の生き方は私が決める。私の身体は私のもの。女性の価値を産む産まないで決めるな」と声をあげました。緊急の呼びかけにもかかわらず50人が参加しました。 

私たちが生きたい社会はどんな社会か、日曜日の参議院選挙で示しましょう!

髙木りつ副議長のあいさつ

今行われている参議院選挙活動で、日本でともに働き、ともに生活する外国人、外国ルーツの人々を「同じ社会の一員」としてみなさないような主張を、大きく表に出して選挙の訴えをしている党や候補者がいます。物価高騰、賃金がなかなか上がらないこと、将来への不安、政治への不満など、私たちの日々の小さな不安・不満の積み重ねが、少数者・マイノリティに向かって差別という形であおりたてられたのではないでしょうか。マイノリティへの差別をあおるやり方、アメリカのトランプ大統領がしている移民に対しての暴力的な排斥と同じではありませんか。私たちが生活に困るほどの物価高に直面していること、年金も医療費も社会保障も将来への漠然とした不安があること、これらは、外国人やマイノリティのせいではありません。これまで政府が行ってきた政策のせいです。全労連は、排外主義、差別を許さず、多文化共生社会をめざし、とりくみを前に進めます。

外国人だけでなく、女性への蔑視も相当ひどいものです。

「女性にとって理解するのは難しい」、あなたの言動が理解できません。女性の役割を出産や育児だと固定する差別的な主張に対しては、全国各地で、「女の価値を産む、産まないで決めるな」「選挙を差別に利用するな」とたくさんのアクションで抗議の声が上がっています。このような女性蔑視、排外主義の主張は、個人の尊厳を傷つけるだけでなく、社会に分断と排除を持ち込み、批判の矛先を外国人や女性などのマイノリティに向けています。差別や偏見を容認する社会には、大きくNOの声をあげましょう。差別と偏見をあおる主張をする候補者、党には、投票したくありません。私たちは、弱い立場、少数派の人々を差別することを許しません。女性やLGBTQI+への差別も偏見も許しません。自分が自分らしく生きられる社会を望みます。日本でもジェンダー平等を実現させたいのです。そのために力を合わせてすすんでいきましょう。私たちが、将来も安心して生きていこうと思える社会をつくるのが、政治の役割です。
選択的夫婦別姓制度を導入する法案が通常国会で28年ぶりに審議されましたが、結論は持ち越されています。法務省が把握する限り、日本だけが、選択的夫婦別姓制度を導入していません。今、婚姻時に、95%は女性の側が、氏を変えています。また、「名字が変わるのが嫌・面倒だから」結婚したくないと考える女性が、20~30代では4分の1、40~60代では3分の1もいます別姓にできないために、事実婚でずっと制度導入を待っているカップルもいます。選択的夫婦別姓制度に賛成する声を、20日(日)の投票で、示しましょう。

各政党が、家父長的な考えをもとに、育児や家事は女性が中心に担うべきだという役割意識を、本気で変えよう・ジェンダー平等を実現しようとしているのか、それとも、ジェンダー不平等のままでいいとしているのか、見極めて、投票しましょう。もう少し、日本で暮らす私たちの望んでいることを、政治の中で実現してほしい。
ジェンダー格差を是正し、この国で生きやすくしてほしい。完全なジェンダー平等が実現するまで、ともに声をあげ、求め続けましょう。
投票で、私たちの声を、思いを、未来への希望を、示しましょう

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