全国労働組合総連合(全労連)

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被爆80年・原水爆禁止2025年世界大会と「核兵器のない平和で公正な世界をめざす労働組合国際会議 United As ONE」への参加よびかけ

2025/07/10
集会・学習会
憲法・平和

親愛なる世界の労働組合の仲間のみなさん、広島・長崎への原爆投下から80年の今年、広島と長崎で「原水爆禁止2025年世界大会」が開催されます。テーマは「被爆者とともに、核兵器のない平和で公正な世界を-人類と地球の未来のために」です。核兵器のない地球の実現を願う各国の労働組合が「原水爆禁止2025年世界大会」に参加していただくことを、心より訴えます。

「原水爆禁止2025年世界大会」は、核保有国による国連憲章と国際法の蹂躙が横行し、ひとつ間違えば核戦争へと発展しかねない緊迫した情勢の下で開かれます。

ロシアのウクライナ侵略は4年目となり、イスラエルのガザ地区攻撃の犠牲者は5万人を超えました。またアメリカとイスラエルはイランへの無法な先制攻撃を行いました。さらにインドとパキスタンなどの軍事的対立により、世界は核戦争の重大な危機に直面しています。核保有五大国(米・ロ・英・仏・中)は、核不拡散条約(NPT)第6条「核軍備の撤廃」の義務やこれまでの再検討会議での合意に背き、核軍備の近代化と増強政策をすすめています。

核保有国による威嚇と核兵器の使用を許さず、国連憲章に基づく平和秩序を実現するために、国境を越えた市民社会の共同を大きく発展させましょう。「原水爆禁止2025年世界大会」は、核兵器禁止条約の先頭に立つ国々の政府代表、国際機関代表、核保有国や「核の傘」の下で運動する市民や議員など広範な人々が参加し、核兵器廃絶にむけた共同を発展させる場となります。

日本は唯一の戦争被曝国であり、戦争の放棄を誓った日本国憲法を持つ国です。世界は日本が、「核兵器禁止条約」に参加することを求めています。しかし石破政権はアメリカの「核の傘」にしがみつき、アメリカいいなりに大軍拡と「戦争国家」づくりを進めています。市民の世論と運動でこれを阻止し、日米軍事同盟優先の政治を転換することが、核兵器のない世界への近道です。また、東アジアの軍事的緊張を緩和して平和な国際関係を構築することにつながります。「原水爆禁止2025年世界大会」を成功させ、日本政府に核兵器禁止条約への参加を迫りましょう。

日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)がノーベル平和賞を受賞にしたことで、世界中に被爆者の長年にわたる核兵器廃絶の取り組みへの支持と共感が広がり、被曝者の証言に注目が集まっています。「原水爆禁止2025年世界大会」は被曝の実相を広げ、被爆者の声を世界に届ける大会です。日本と世界各国の被爆者が参加し、核による深刻な被害の実情を訴えます。

全労連は8月5日に広島市内で、世界大会に参加する各国の労働組合の交流集会を開催いたします。核兵器使用の危険性が高まっている国際情勢のもとで、全労連は平和を守り核兵器廃絶を願う同じ目的のために、各国の労働組合が団結することを呼び掛けます。情勢に対する認識を同じくし、お互いの運動を交流して親睦を深め、核兵器のない平和で公正な世界の実現にむけて共にたたかう決意を固めあいましょう。万国の労働組合・労働者の皆さん、私たちの未来を守るため、今こそ手を取り合い、共同の行動を進めようではありませんか。

親愛なる世界の労働組合の仲間の皆さん、被爆80年にあたる今年を、核兵器のない平和な世界への扉を拓く年とするため、共に力を合わせましょう。「原水爆禁止2025年世界大会」と「United As ONE」でお会いすることを楽しみにしています。

2025年7月1日
全国労働組合総連合
議長 秋山正臣

核兵器のない平和で公正な世界をめざす労働組合国際会議「United As ONE」
【日 時】 2025年8月5日(火)10:00~12:00
【会 場】 広島県情報プラザ地下2階「多目的ホール」(広島県広島市中区千田町3-7-47/市電「広島本社前」停留所下車 徒歩7分)
【内 容】 基調報告・各国労働組合の運動交流・共同宣言採択 他
【主 催】 全労連 MAIL webmaster@zenroren.gr.jp
※集会詳細はこちら

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