私たちは「働くものの団結で生活と権利を守り、平和と民主主義、中立の日本をめざそう」のスローガンを掲げ、97回目の中央メーデーを成功させた。
国連成立80年、世界では大国が他国を軍事力で侵略する暴挙が繰り返されている。アメリカとイスラエルのイラン戦争、アメリカのベネズエラ軍事進攻、ロシアのウクライナ侵略、イスラエルのガザにおける殺りくに断固反対し、直ちに戦闘を停止し、侵略地、紛争地からの即時撤退を求める。日本政府に対し、国際法と国連憲章を無視したアメリカ、イスラエルのイランへの蛮行を非難し、戦争終結に向け主体的に多国間の外交交渉をすすめることを強く求める。
物価高が暮らしを直撃している。基本給など現金給与総額は5年連続で上昇の一方で、物価変動を反映した「実質賃金」は、4年連続のマイナスである。イラン戦争は世界規模でエネルギー不足と価格高騰を招き、労働者の暮らしは日々深刻さを増している。
高市政権と財界は、裁量労働制の対象拡大や副業・兼業の労働時間通算・割増賃金廃止など、労働基準法改悪を狙っている。メーデーの起源である「8時間労働制」を根幹から崩すものである。スパイ防止法が企てられていることも見過ごすことはできない。スパイ防止法は治安維持法の再来であり、「思想信条・集会結社の自由」に国家権力が土足で踏み込む、人権侵害、憲法違反の代物である。この先にあるものは、憲法改正、9条改憲に他ならない。
すべての働く仲間のみなさん-
どんなに反動的な政権であろうが、私たち労働者は決して悲観しない。憲法違反の「安全保障関連法」施行から10年、3月19日国会・官邸前集会に1万1000人、25日には2万4000人が雨の中で「イラン戦争反対、憲法守れ!」と声をあげた。「平和でなければオタクの活動できない」と3月28日、新宿駅周辺では2000人が集会を開いた。「憲法9条を守ろう」の声 、「デモができる社会」を求める人々が全国に広がっている。
変革の動きはアメリカでも始まっている。ニューヨークで市長に就任したマムダニ氏は、今のアメリカを、「強者が富を独占し、政治がそれを支える構造だ」と批判し、家賃の値上げ凍結、無料バス、だれもが利用できる保育の実現、財源は巨額の利益を得ている富裕層・ビジネス界への課税強化で生み出すと政策を掲げて勝利した。
労働者、労働組合の団結と連帯があれば、どんなに険しい道のりでも必ず切り開くことが出来る。
すべての働く仲間のみなさん-
26国民春闘は、現在前年を上回る賃上げ水準を維持している。昨年、公務員賃金は30年ぶりの水準を獲得し、最低賃金は全国加重平均66円・6・3%の引き上げ、全国平均1121円となった。春闘の闘いが公務の職場や最賃改定に大きな影響を与えている。26春闘は佳境に入っている。仲間の力に確信を持ち、最後まで粘り強く奮闘しよう。
すべての働く仲間のみなさん-
私たちはこのメーデーを契機に、物価高騰を上回る大幅賃上げで生活改善をはかり、あらゆるハラスメントをなくし、ジェンダー平等の視点で均等待遇と格差是正をめざす。大企業の内部留保課税、中小企業への価格転嫁を促進し消費税減税とインボイス制度廃止で個人消費を拡大させ、地域活性化による日本経済の回復をめざす。
年金・医療・介護制度の充実、保険証の復活、防災予算の拡充、営農支援、食料自給率の向上で暮らしの安心と安全を守る。金権腐敗政治に終止符を打ち、高市政権の大軍拡、武器輸出をやめさせ、徹底した平和外交をめざす。労基法の規制緩和を許さず、権力を監視し旗をあげてたたかう労働組合を消し去るスパイ防止法に断固反対する。原発再稼働反対、原発ゼロの実現を。非核三原則を遵守し、核廃絶を希求する。改憲阻止、私たちは平和と憲法を守る闘いに全力をつくす。働くものの団結万歳!世界の労働者万歳!メーデー万歳!
2026年5月1日 第97回中央メーデー集会