2009国民春闘共闘情報
全労連HP

第 11 号  2009年01月30日

 

代表挨拶とコント・産別の決意で

なくせ貧困!世の中変える闘争を

 1・28総決起集会に1000人

 国民・東京両春闘共闘は1月28日夜、中野ゼロホールで「なくせ貧困!09国民春闘勝利1・28総決起集会」を開催、中央・東京の各単産、職場・地域組織から1000人が参加、大黒作治代表幹事の挨拶に感動し、ザ・ニュースペーパーのコントに腹をかかえて笑い、各単産の決意表明に拍手を送り、「貧困・生活危機突破の大運動で、大企業中心社会を変えていこう!」と意思統一しました。



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 集会は、青年ユニオンと全労連の若い二人の司会で元気よくオープン。 開会あいさつで大黒作治代表幹事(全労連議長)は、雇用問題が深刻になるなか、国や世論の変化と同時に「名だたる大企業の非正規の仲間が次々に立ち上がり、期間社員の解雇撤回など大企業の方針に変化を与えている」と指摘。09春闘では「『誰でも1万円以上の賃上げ、首切りを許さずに雇用を守り、最低賃金の大幅な引き上げ』という要求を各企業、政府や自治体当局にいっせいに提出しよう。交渉の山場を設定して粘り強く要求実現を迫る必要がある」と強調しました。

 社会風刺コントのザ・ニュースペーパーが、この日のために「国政は誰のもの、国民のもの、ア・ソウ・番外編」を熱演。小泉純一郎元首相や麻生太郎現首相、オバマ新大統領、金成日首領らのそっくりさんが登場して「政治と社会を斬る」パフォーマンスに、開場は爆笑に包まれ、拍手と歓声が続きました。

 春闘勝利への決意では、東京・中央の組織が次々と登壇。東京土建の巻田委員長は、「毎日、生活不安で気が狂いそうだ」など、組合員アンケートに寄せられた声を紹介しました。1万5000人分を集計し、「生活が厳しい」との回答は95%にも達すると紹介。「一方、大手ゼネコン5社の内部留保は4年前の倍。利益を還元させなければならない」と訴えました。戦後最大の建設不況に対して昨秋、組合員を史上最高の約13万3000人に増やし、立ち向かっていると述べました(写真)

 JMIUの川口副委員長は、いすゞ自動車などの「非正規切り」とたたかって、解雇撤回や住居を保障させている取り組みを報告。「派遣労働者を仲間にして取り組んでいる。大企業が好き勝手をやる世の中を変えていく運動の先頭に立つ」「家計簿調査をもとに、賃上げと、雇用を守る」と、決意を語りました。
 東京地評公務部会は、国公、自治、教育の労組がリレートーク。「自治体に住民の命と暮らしを守る役割を発揮せよと追及する」(東京自治労連)、「子どもたちの貧困を打開して、未来に夢を持てる学校と社会をめざす」(都教組)などと述べました。

 三多摩労連の菅谷議長は、「街頭演説で初めて通行人から声をかけられた。いまたたかえば、敵の足を止められる情勢が私たちの目の前に横たわっている。すべての仲間が一体となって要求する必要がある。その中に勝利の展望がある」として、地域から春闘を作り上げようと呼びかけました。

 集会は最後に、「労働者・国民の切実な要求・願いを実現する新しい政治への道を開くために、09春闘に結集し、職場・地域から全力でたたかい抜こうではありませんか」とのアピールを採択。国民春闘共闘の国分博文代表幹事(全農協労連委員長)の閉会あいさつ、東京春闘共闘・伊藤潤一代表委員の音頭で力強く団結ガンバローを三唱しました。




 
 貧困・生活危機突破の大運動で、変えるぞ大企業中心社会




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