2002年国民春闘共闘情報
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第13号  2002年2月20日

全駅頭宣伝、集会・デモ、要請、調査など多彩に

雇用を、いのちとくらしを

 2・20   全国300地域で総行動

  本日20日、早朝より国民春闘共闘の02春闘「2・20地域総行動」が全国各地で展開されています。全労連組織局が調べた全国の実施状況(計画)は、47都道府県・約300の地方・地域で諸行動が予定されています(実施状況は集約中)。

 写真
 多くの地方で駅頭宣伝が計画されていますが、東京、千葉、神奈川、愛知、京都、大阪、兵庫などでは全駅ないしはそれに近い駅頭で計画されています。決起集会・デモなどは全国約200箇所で準備され約3万人が参加の予定で、埼玉県では85箇所で地域集会・ちょうちんデモが計画され、2万人近い仲間が参加します。県議会や市町村議会など500以上の自治体・議会への要請も計画されています。島根、千葉などでは全自治体への要請をすすめています。職場集会やストライキは、日本医労連、建交労、JMIUの単組など報告のあるものだけでも116組合で、数万人が参加する予定です。
 東京では、この日を「2・20都議会開会日行動」として保健・医療団体や春闘共闘など6団体が準備。早朝から全都いっせい宣伝、12時からはメインの都議会包囲行動で約7000 人が参加して人間の鎖を完成させ(写真)、個人請願行動を展開しました。午前中と午後は各団体の独自活動として、座り込み、都議会議長および各会派への要請行動などがとりくまれています。





「4・12国民総行動」を具体化

 国民春闘共闘が第2回常任幹事会 

 国民春闘共闘委員会は19日、都内で第2回常任幹事会を開催し、懸案の「4・12国民統一スト」について討議し、名称やストの規模、行動内容などを具体化するとともに、第73回中央メーデーの会場問題について討議しました。
 4・12第2次全国統一行動の名称は、国民各層と共同することから「医療改悪反対、雇用・暮らし・いのちを守る4・12国民総行動」とし、ストライキが中心になる組織では「4・12国民統一スト」とします。ストの規模と行動内容は「昼休み時間とストライキなどをつなげて地域の共同集会やデモなど」を基本に、実情に見合った創意工夫をこらすこととし、その具体例も示しています。国民総行動・統一ストに向けた大量宣伝や諸準備などについても討議、確認しました。事務局では当面、ポスター、ステッカーの注文を受け付けています。
 第73回中央メーデーの会場問題について、東京都がローカル労組(東京地公労)との競合を理由に「抽選」という不当な対応をしていることが報告され、代々木公園創設以来毎年5月1日はナショナルセンター主催のメーデー会場として使用されてきたことから、3月1日の対都交渉などでひきつづき当局の不当性を追求していくことになりました。
 会議では、2・20地域総行動の成功をかちとり、2月26、27、28日の国会前座り込み(3月も同日)、3・14第1次全国統一行動をたたかいぬき、3・22有事法制反対の国民的集会、4・12国民統一スト・国民総行動へとつないでいくことを確認しました。
 課題別の運動では、中央労働委員会労働者委員の公正任命を求める団体署名のとりくみ、中退金制度の改悪(法案準備中)に反対するとりくみ、医療制度改悪の中止を求める請願署名と働くルール確立署名を急速に広げることなどを確認しました。なお、「医療署名」の到達点は106万筆(日本医師会などの分を含めると1300万筆)、「ルール署名」は143万筆に達しています。



 2・14医療集会  カンパ総額383万円超える

 2月14日に開催された「医療をまもろう!2・14国民大集会」(さいたまスーパーアリーナ)に全国から1万5000人が結集したのは既報のとおりです。会場でとりくまれたカンパの総額が本日集計され、総額は383万1400円に達しました。ご協力ありがとうございました。