| 青年部ニュース10年度No.6 |
ユニアカ2011で学び&交流♪
○シミュレーションで生計費を試算
3月5〜6日に全労連会館にて「ユニオンユースアカデミー2011」が開催されました。各地で春闘やいっせい地方選への取り組みがある中でしたが、6単産12地方組織から参加があり、全労連青年部常任委員と講師などを含め52名が参加しました。
1日目は体験企画「生活賃金シミュレーション」。20代東京在住の男性・女性を想定しながら、4〜5人ずつ食費・住居費・生活用品費・美容費などのグループに分かれて(1項目につき2グループずつ)、生活に最低限必要なものを話し合い、それぞれのグループから出された金額を積み上げて1ヵ月にかかる生活費を算出しました。
各グル―プで熱い議論が交わされ、「寝具はセットでお得に」「掃除機は買わずお掃除シートで」など生活感あふれる意見がいっぱいでした。
「安ければいい、ではなく慎ましいけれど人並みの生活をするために必要なもの・価格を考える」を大前提に出されたシミュレーション結果は、男性は月約21万円(時給1,344円)・年約250万円、女性は月約23万円(1,460円)・年約270万円でした!!(以下の表に結果詳細)
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グループに分かれて討論。
シャツは何枚いるかな? |
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| 散髪って何ヵ月ごとに何円かかる? |
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| みんなの試算を合わせて必要な月給が出た! |
○ボクササイズで目覚まし&小林さん講演
2日目は、元ボクシング日本チャンピオン小林秀一さん指導によるボクササイズでスタート!朝の眠気をとばしてくれました♪
その後、しんぶん赤旗での「お悩みHunter」の執筆についてと、自身のボクシングと自営業(豆腐屋さん)の両立についての経験などを語っていただきました。
「迷いや悩みはもちろんあるが、やるべきことをやりながら少しずつ前進していく、と思っている。」「やりたいことが2つあるとき、どちらを選んでもうまくいく!」という率直な言葉に力をもらいました。
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| ボクササイズで目覚まし☆ |
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| 前向きになれる小林さんのお話 |
○伊藤さんの講演で賃上げを確信に!
続いて、全労連調査局長の伊藤圭一さんに「賃上げと負担減で所得を増やす」と題して講演していただきました。
1日目のシミュレーション結果と09年首都圏生計費調査などを比較しながら、世界で唯一賃金が下がり続けている日本の賃金実態と生計費の考え方などを学びました。
「最賃1,000円は高いと思う人が多いが、月155時間(平均所定内労働時間)働いても月収は15万5千円、年収では200万円以下にしかならない。それでも高いと思いますか?」「賃金は、『会社的に』いくら払えるかではなく、その賃金でまともに生活できるかという『社会的な』視点で見なければ。」というお話に、「賃上げや最賃1,000円の運動に確信が持てた。」との感想が多くありました。
○ユニアカの感想紹介
<シミュレーションについての感想>
*生計費が意外なほど高くて驚いた。一人暮らしをしたら貯金もできないし、相当切り詰めないと生活すら成り立たなくなる。賃金が少ない、というのが実感として感じられた。(千葉)
*時間が十分あり、じっくり議論できた。それぞれの地域や職業によって必要なものが違うことを議論の中で知ることができ、その違いを含めて若者に必要な物は何かを突き詰めることができてよかった。(東京)
*生活に必要なものを買い揃え、誰が見ても恥ずかしくない当たり前の生活をするために、これほどお金がかかるのかと非常に驚いた。生活保護受給者の基準と働く者の賃金が競っていること自体おかしなことだと感じた。(青森)
*とても熱心に楽しく議論できて、しかも賃金と生活実感を一致させることができ役立った。生協の青年部でもやってみたい。(生協労連)
*具体的に数字を出すことで、今の自分の生活費がいかに低いか分かった。(愛知)
*同世代・異性の生活の違いも分かった。あまりぜいたくでない生活でも結構な額の賃金が必要だと実感した。議論しやすい内容なので、地域に帰ってやってみたいと思う。(熊本)
*様々な項目に分けて生活賃金を見直すことで必要最低限の生活を送るためにいくらぐらいの金額が必要なのか見えてきた。茨城の最賃690円は、あまりに低すぎると感じた。(茨城)
*始める前は難しいかと思っていたが、取り組んでみると楽しく議論することができた。(愛知)
<小林さんの講演についての感想>
*相談の回答者というのは大変だと感じた。相談者が人生や進路をかけて聞いてくるような質問には下手に答えられず、回答者のほうがある意味相談者より悩んでいると思った。(岩手)
*やりたいことが2つあるとき、どちらを取っても後悔せず上手くいく、という言葉が印象に残りました。自分が決めたことは後悔せず取り組めるという希望につながりました。(大分)
*内容も面白く、23歳からボクシングの道に入ったこと、「人との繋がりを大切に」「やりたいことは数を限らずやるべき」との言葉が印象的でした。(医労連)
*「やりたいことが2つあって、どちらを選んでも上手くいく」「人に逢いに行く」何気なく日々選んでいくことや、何気なくしていることに意義を求めていける言葉だった。(医労連)
*ボクササイズはリフレッシュになった。いろいろ悩み、壁に当たることが誰にでもあることが分かった。(国公労連)
*ボクササイズが楽しく目が覚めた。「とにかく少しでも前に進んでいく」という言葉がシンプルだけど大事だな、と感じた。(千葉)
<伊藤さんの講演についての感想>
*前日のシミュレーションとからめて考える事で、現在の最低賃金や所得の問題がリアルに分かった。賃上げをすることの自分の中での裏付けがしっかりできた。(医労連)
*生活費に基づいた賃金要求には説得力があり、地方では経営者も最賃引き上げに理解を示しているというのは力強い。どのような家族形態であっても生計費を賄える可処分所得を勝ち取ることが必要だと思いました。(東京)
*賃上げ要求の重要性や最低賃金1,000円の根拠がよく分かりました。「情けは人のためならず」「一部の貧困は全体の繁栄にとっての危機」という言葉も大変勉強になりました。(茨城)
*生計費視点で賃金を見る事で、時給1,000円にとの賃上げ運動の裏付けが分かり、我々の主張に正当性があることが分かった。(無記名)
*要求を出しただけでつぶれる企業はない、その通りですね。法的根拠と賃金を見る目を鍛えてがんばります。(生協労連)
*実際に地方のハローワークで業務をしていた感覚では、「最賃1,000円」は難しいと考えていたが、そうではなく、生活するうえで最低限の要求だということが分かった。(国公労連)
○神奈川自治労連青年部
地元で最低生計費を算出!!
秋に行った最低賃金生活体験で食うや食わずの苦しみを味わった神奈川自治労連青年部は、2月26日、『人間らしい最低限の生活』の賃金額を検証する最低生計費シミュレーションを行ないました。
全労連が行った調査も参考にして、およそ7割の単身青年が必要とする持ち物や付き合いをディスカッションで積み上げていきます。価格調査は地域経済の循環も視野に入れ、横浜市内の弘明寺商店街で行ないました。その結果、若年職員と非常勤職員は賃金が足りてないことが明らかになりました。そして、結婚したら、子どもが生まれたら、病気をしたら、親の介護が必要になったら…と、将来の姿も想像しました。
算出された最低生活賃金は、月額235,978円→時給1,357円でした。現在の神奈川県の最低賃金は818円で、青年の生活実態から40%も低いものであることが明らかになりました。
参加者は、「就職したばかりの頃は生活が大変で、これくらいの年収になったころから余裕が出てきた。知らず知らずのうちに我慢させられていたんだと思う。」「望む生活を計算するつもりが、生きられるギリギリの額を計算していた。」「食費はギリギリまで削ったとしても、教養娯楽費はコミュニケーションが無くなるので削れない。」「贅沢を望んだつもりはないが、生きて人生を楽しめる額を要求したい」と語り合いました。
この数字を元に、最低賃金と高卒初任給大幅UPに向けて、実効性ある取り組みを強めようと、決意を新たにしました。
(神奈川自治労連ニュースより抜粋)
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