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大幅賃上げ・底上げ、戦争法廃止、残業代ゼロ法案廃案
3.17全国統一行動

 全労連、国民春闘共闘は集中回答日翌日の3月17日、生活や労働実態を顧みない経営者の回答や、戦争法廃止、残業代ゼロ法案の廃案を掲げ全国統一行動を行いました。各職場でのストライキをはじめ、集会やデモ、宣伝など多彩な取り組みを展開しました。

経済闘争と社会的課題を結合し決起

 集中回答日(3月16日)には各職場で続々と回答がでました。大企業も同時期に回答を出しましたが、昨年実績にも届かない低額回答で、4年連続マイナスとなっている労働者の実質賃金を改善するものではありません。金融政策や税制で優遇され空前の内部留保をため込む大企業が、利益を労働者や社会に還元しないのは許されるものではありません。全労連、国民春闘共闘に結集する労働組合員は、経済闘争と社会的課題を結合させ統一行動に決起しました。
 JMITUでは産別解答指定日翌日の3月10日と全国統一行動日の17日の両日、ストライキを実施しました。大幅賃上げを求める対経営者ストライキというだけでなく、対政府ストライキと位置づけ、戦争法廃止、労働法制改悪・消費税増税阻止を求める集会決議を50カ所であげています。映演労連は17日、全単組で映演労連「統一黄色いビラ」配布し、職場集会やMICの16春闘デモなどに取り組みました。松竹労組は「リストラ合理化反対、戦争法廃止、労働法制改悪阻止、映演産業危機打開のためのストライキ権」を行使し、約30人がストライキを行いました。
 今後も生活実態にもとづく切実な要求を経営者に改めて突きつけ、粘り強いたたかいが続きます。

大企業の身勝手と安倍政権の暴走を許すな!「3・17大阪総行動」

写真 大阪では各職場・地域も含め、府下全体でのべ約1万人が行動しました。大阪春闘共闘・大阪労連加盟組織の回答状況でも、ベースアップや前年実績以上の回答を引き出している組合もあるものの、全体としては、要求から見て不充分な到達です。大阪春闘共闘と大阪労連は、「全ての労働者の賃上げと雇用の安定・中小企業支援で景気回復を」「大企業は社会的責任を果たせ」「戦争法は廃止」と、職場で、地域で、さまざまな行動を終日展開しました。
 大阪市内では淀屋橋・なんばでの早朝宣伝を皮切りに、ランチタイムデモでは約300人、午後からの春闘勝利労働者総決起集会には約1000人が結集しました。川辺代表委員(大阪労連議長)が、連合大手の低額回答を乗り越え、今日からあらためてたたかいを強化することをよびかけました。大商連の藤川会長から連帯あいさつをいただき、福祉保育労・自治労連・みどうすじ総行動実行委員会より決意表明。続いて関電本社前を通るデモ行進に元気よく出発しました。
 各単産・地域では、ストライキをはじめそれぞれの組織や地域での宣伝、企業・行政機関への要請や懇談、労働組合訪問、決起集会、そして職場集会や決議運動などに取り組みました。

黄色のシールを身につけ職場でアピール−静岡

写真 静岡では静岡駅頭での早朝宣伝でチラシ入りのティッシュ1000個を配布。静岡市や浜松市ではJMITU通信産業本部(通信労組)の仲間がストライキに決起し、支援行動が行われました。福祉保育労の職場では独自の全国統一アピールシールを見える所に貼って保育の仕事をしました。シールは統一行動のカラーである黄色地に「賃金大幅UP!戦争法廃止!」「2016春闘」とフクロウキャラが黒で印刷されています。

「我慢の限界」統一ストライキ集会・デモに300人―東京・三多摩

写真 三多摩国民春闘共闘とJMITU東京地本西部地区協は、東京都立川市で三多摩春闘共闘統一ストライキ集会とデモを実施し300人が参加しました。つぼみも一気にほころぶ春らしい陽気のなか、オープニングには三多摩青年合唱団が労働歌で盛り上げました。
 曙一丁目公園で開催した集会では三多摩春闘共闘の菅原一茂代表委員・三多摩労連議長が主催者あいさつで、小金井市で戦争法の廃止で500人超す集会の実施や、3月10のJMITUのリレーストなどの状況を報告しました。
 来賓あいさつに、国民春闘共闘の小田川義和代表幹事と東京春闘共闘の森田稔代表、JMITUの生熊茂美委員長の3名がかけつけました。小田川議長は、連合の大企業労組の妥結をのりこえて粘りつよくたたかう決意を表明し、「企業を元気にし中小企業が活性化し労働者も元気になる政策転換はまったなし、最低賃金1000円以上、同一賃金同一労働、奨学金の問題など切実な要求を真正面に掲げ、その障害物となっている安陪権打倒のため戦争法廃止2000万統一署名の目標達成で世論を変えていこう」と呼びかけました。
 職場からの決意表明では、建交労京王新労組や東京土建、東京自治労連やJMITUの4支部が発言。若者を中心に40人が参加したJMITUリオン支部の代表は、寄せ書き横断幕を掲げ「14時からストライキにはいった。われわれは我慢の限界に達している」と力をこめて粘り強くたたかう決意を述べました。
 集会決議と安倍内閣打倒、戦争法廃止に全力をあげる二つの決議を採択し、団結がんばろうで集会を締めくくりました。
 集会終了後、立川駅北口までデモ行進し、その後、立川駅の2カ所で戦争法廃止と労働法制改悪阻止の署名・宣伝行動を実施しました。

「ベースダウン」に怒りの終日スト−建交労・京王新労組

写真 建交労は200支部、600分会、約1000人が行動。建交労京王新労組は、東京都小金井市の営業所で大幅賃上げ、長時間労働など労働条件の改善、組合差別の是正、安全な公共交通を求めて終日ストライキに突入。小金井営業所の前には多くの支援者が駆けつけ、10時からスト突入集会が行われました。京王新労組・佐々木仁委員長は主催者あいさつで「昨夜まで交渉を行っていたが、連合が合意した『ベースダウン』の回答だったため、ストライキに入らざるを得なくなった」と述べました。また、1月の京王バス事故にふれ「長時間労働についても改善を求める」と労働条件や評価制度の改善を訴えました。支援者から激励のあいさつがあり、最後に営業所に向かってシュプレヒコールを行いました。

 
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