TOP 全労連紹介 ニュース オピニオン 労働法制 賃金闘争 憲法・平和 くらし・社会保障 非正規全国センター 全労連共済 青年 女性 English
 
BACK
TOP
ニュース
 

すべての人々と手をつなぎ
戦争立法かならず止める

写真 安倍政権は5月14日、国民の強い反対や不安の声を無視して、戦争立法を閣議決定しました。これに反対する行動が連日行われ、5月12日に開催された「戦争させない・9条壊すな!5.12集会」には2800人が参加しました。

間違った流れを止める杭になろう

 閣議決定直前に東京・日比谷野外音楽堂で開かれた集会は、平和と民主主義、憲法を守ろうと立ち上がる人々の熱気に満ちていました。
 主催者あいさつでルポライターの鎌田慧さんは「安倍政権とは何か。ウソと権力でしかない。戦争を平和と言うし、危険を安全、貧困を繁栄という」と痛烈に批判。「自衛隊をアメリカ兵の盾にするつもりではないか。それは絶対に許さない。戦争で多くの人々を犠牲にした愚かなことは絶対にしないと私たちは誓い70年間、憲法を守ってきた。全政党、全労働者、全市民の力をあわせて徹底提起にたたかいぬこう」と呼びかけました。
 民主党・日本共産党・社会民主党・生活の党と山本太郎と仲間たち・沖縄社会大衆党の各党の代表者があいさつし、「切れ目のない安全保障は歯止めがない戦争にほかならない」「なんとしても戦争立法を阻止する」「戦争につながる辺野古新基地建設は許せない」などと決意を次々と表明した。
 ゲストスピーチに立った埼玉大学名誉教授の暉峻淑子さんは「戦争の記憶がある人間としてかけつけた」と語り始めました。今の社会が戦争に突入する空気と似ているとして「例えば自衛隊員がひとりでも海外で戦死するようなことが起きると、戦争反対と言えなくなる。『名誉の死に失礼だ』『犬死というのか』と、ものが言えない空気がどんどん押し寄せてくる」と自身の体験から警鐘を鳴らした。最後に「一人ひとりがどんなことがあっても安倍政権のやり方に反対する意思をもとう。間違った社会の流れを止める杭になろう」と呼びかけました。
 日弁連憲法問題対策本部長代行の山岸良太さん、日体大教授の清水雅彦さんが連帯あいさつ。山岸さんは「いのちを粗末にする国が基本的人権、国民のくらしを守ることはない。憲法9条を守り、戦争をしないことが人々を大切にすること。全国すべての弁護士会は集団的自衛権行使や戦争法案の阻止へともにたたかう」と表明。清水さんは「戦争法案はどう考えでも9条からでてくるわけがない。本来憲法かえないとできないもの。60年・70年安保のとき、国民的運動で安倍首相の祖父岸首相が退陣を余儀なくされたように、国会内外のたたかいで安倍政権を引きずりおろそう」と訴えました。
 集会の最後に参加者全員でプラカードを掲げ、「戦争させない」「9条こわすな」とアピールしました。集会後の銀座デモは激しい雨に見舞われましたが、参加者は「戦争する国は許さない」との決意で歩ききりました

抗議行動、署名宣伝で反対の声、次々と

写真 安倍政権は5月14日、国民の強い反対や不安の声を無視して、「平和安全法制整備法案」(武力攻撃事態法や自衛隊法など10本の有事法制の一括改悪法案)と「国際平和支援法案」(米軍等の戦闘支援のための新法=恒久法)を閣議決定しました。“平和”や“安全”などの言葉が多用されていますが、その中身は戦争立法そのものです。
 同日は朝から総がかり行動実行委員会が官邸前行動を行い500人が結集。昼は「女性のレッドアクション」銀座デモに800人、夜も官邸前で閣議決定への抗議行動が行われ、多くの若者がつめかけました。
 5月15日には全労連と安保破棄実行委員会の呼びかけで全国いっせい宣伝が行われました。新宿駅西口では、辺野古への新基地建設と戦争立法に反対する署名を呼びかけると、多くの人が足を止め次々と署名しました。
 安倍首相の記者会見をテレビで見たという女性は「不安になり眠れなかった。地元商店街の行事があるのでブースに署名を置きたい」と2つの署名を持ち帰りました。ダイビングをしているという若い男性は「信じられないっすよね」と署名に協力しました。

写真 写真
 
〒113-8462 東京都文京区湯島2−4−4全労連会館4F TEL(03)5842-5611 FAX(03)5842-5620 Email:webmaster@zenroren.gr.jp

Copyright(c)2006 zenroren. All rights reserved.