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新テロ特措法案、労働契約法案を廃案に! 実効ある最賃法の改正を!
11・14緊急国会前共同集会に250人

写真 「パートや派遣、女性や若者の声を聞け!労働条件の一方的切り下げのための労働契約法NO!人間らしい生活ができる最低賃金法改正を、新テロ特措法反対!―11・14緊急国会前共同集会」が11月14日昼、参議院議員会館前で開かれた。働く女性の全国センター、全労協、全労連・労働法制中央連絡会、公務労組連絡会、安保破棄中央実行委員会が共催し、250人が集まり、ともに声をあげた。

 国会からは、日本共産党の赤嶺政賢衆議院議員、高橋千鶴子衆議院議員、川田龍平参議院議員が激励に駆けつけ、あいさつをした。
 司会は働く女性の全国センターの伊藤みどり代表が行い、発言は3分間リレー・トーク方式で行った。コミュニティユニオン関西ネットワーク運営委員の屋嘉比さん、全労連・井筒政策局長、女性ユニオン東京・藤井さん、安保破棄中央実行委員会からは日本平和委員会の佐藤さん、全労協・全国一般全国協議会・遠藤書記長、中小労組政策ネット・田宮代表、全港湾・伊藤書記長、自治労連・野村書記長、首都圏青年ユニオン・松崎さん、新婦人の会・古田さんが、次々にマイクを握り、何としても参議院で、新テロ特措法案の阻止、労働契約法案・就業規則の不利益変更制度の削除、実効ある最賃法の改正を勝ち取ろうと決意を固めあった。

<決意表明から>
 全労連の井筒常任幹事は怒りをこめ、衆議院厚生労働委員会で与党・民主党の共同修正案が採決されたときのことを述べながら「パートアンケートでも就職時に就業規則の説明をされていない実態が多いことが浮き彫りになった。就業規則で労働条件を一方的に切り下げできる労働契約法案はなんとして廃案にしなければならない。最大の力を尽くしていきたい」と決意表明した。
 自治労連の野村書記長は「自治体の4割は非正規労働者。言いたいことも言えず働いている現状がある。こうしたし状況を変えていくことが、私たち労働組合の役割と、組織化に力を入れ、労働条件改善のために奮闘している。しかし、労働契約法はこうした努力を無にするもので、断じて許せない」と述べた。首都圏青年ユニオンの松崎さんは、17時間労働、タイムカードなし、教育費という名目で数千円が給与から引かれているなどむちゃくちゃな労働条件で働かされている美容室アッシュの青年労働者について述べ「多くの青年労働者が、社会保険未加入、残業代が払われない、有給がとれないなどひどい働かされ方をしている。そんなぬかるみの状況にブルーシートを敷き、せめて足元がぬれないようにと活動してきたが、労働契約法が通ったら、せっかく敷いてきたブルーシートがはがされ泥沼に放り出されることになる」と述べた。
 コミニティユニオン関西ネット屋嘉比さん「労働条件の不利益変更の相談が毎日寄せられている。労働契約法が施行されたら、女性の労働条件はますます悪化する。断固反対していく」。
 中小ネット田宮代表「労働契約法案が衆議院を通ったことに怒っている。就業規則で一方的に不利益変更が自由勝手にできてしまう悪法だ」。
 女性ユニオン東京の藤井さん「今日は、参議院議員に要請を行った。労働契約法は労使の交渉を骨抜きにするもの。力をあわせ廃案にするためたたかいを強化しよう」。
 平和委員会佐藤さん「アフガニスタンでは自爆テロが激増している。人道的支援が求められている。力をあわせ新テロ特措法案を廃案に」。
 全港湾伊藤書記長は「突然、労働契約法の審議がされ衆議院を通った。大連合がされれば、少数の意見を無視した政治が行われる。今回ことはその表れではないか。怒りをもって絶対反対」
 全労協全国一般全国協遠藤書記長「労働組合を作ったとき、使用者に対し就業規則を見せろ、ということから始まる。就業規則を変更し届け出て、周知するだけで労働条件の改悪が自由にできるのが、労働契約法案だ。だまっているわけにはいかない。みんなの声を国会に届け、廃案にするように努力していこう」
 新日本婦人の会の古田さんは「先日の大会で、働く女性の権利、人権確立、パート・派遣の要求実現、時給1000円以上、均等待遇の実現、労働法制の改悪反対などで、たたかっていくことを決定した。労働契約法案は女性労働者の要求に照らして許せない」と発言した。

<連帯あいさつから>
 日本共産党の赤嶺議員は「米軍への給油支援は、米軍がアフガニスタンやイラクの罪のない人たちを殺す、そのことに日本の自衛隊が加担することになる、止めるべきだと追及してきた。外国軍が攻撃を停止しなければ、和平のプロセスは始まらない。参議院でも新テロ特措法案を廃案にするため関係団体と共同しながら奮闘する」と述べた。
 高橋議員はこの間の衆議院厚生労働委員会の状況についてふれ、「労働契約法案と最賃改正法案の審議は突然始まり、参考人質疑もないまま、衆議院を通過させてしまった。許せない。参議院では国民の意思を反映させるたたかい、審議をさせるよう求めていく」と悔しさをにじませつつ、力強く述べた。
 川田議員は「働くものにとって役立つ法律、働くものにとってあたりまえの、いのち、人権、平等が守られる労働環境を作るようがんばりたい。動けば変えられる。あきらめずにたたかいぬく」と決意を述べた。

 
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