【首相あて抗議文書】
内閣総理大臣 福田康夫 殿
全国労働組合総連合(全労連)
女性部長 柴田真佐子
〒113-8462東京都文京区湯島2-4-4
TEL03-5842-5611
沖縄署は2月11日、14歳の女子中学生を10日夜に自分の乗用車内で暴行したとして、キャンプ・コートニー所属の在沖縄米海兵隊員を強姦容疑で逮捕しました。
重大な犯罪であり、絶対に許すことはできません。日本国民、とりわけ、女性・少女の人権をじゅうりんする蛮行に、怒りをもって厳重に抗議するとともに、厳正なる処分と再発防止を求めるものです。
1995年9月に沖縄少女暴行事件に際して、米兵の犯罪の再発防止や綱紀粛正が強調されましたが、その後も在日米兵による犯罪はいっこうに減少していません。基地があるところでは、米軍犯罪・事故はなくならず、住民はおびえながら生活することを強いられています。
米軍再編がすすみ、さらに日本が先制攻撃戦争の足場にされていけば、米軍の犯罪・事故は増加するおそれがさらに大きくなります。
政府は、米国に厳重に抗議するとともに、日本国民の安全に責任を持ち、犯罪の大本である米軍基地撤去政策を推進することを求めます。
全労連女性部は、日本国憲法を守り、自衛隊の海外での米軍への協力のための派兵を速やかに中止し、米軍基地の縮小・撤去をあらためて強く求めるものです。
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