2014国民春闘共闘情報
全労連HP

第6号 2013年12月9日

2013年度年末一時金・第3回集計

支給日に向け追い上げ!

 国民春闘共闘委員会(全労連、純中立労組懇、地方共闘などで構成)は5日、2013年・年末一時金第3回目の集計をおこない、22単産・部会から報告が寄せられました。

 年末一時金第3回集計の結果は以下のとおりです。

<回答状況>
2013年 2012年(同期)
登録組合数 779 703
回答組合数 477(61.2%) 454(64.6%)
 うち上積み獲得 123(25.8%) 109(24.0.%)
 うち妥結組合数 208(43.6%) 256(56.4%)

<回答内容>(月数および金額)
集計方法&対象 2013年 2012年(同期) (前年比)
単純平均 月数 2.02  2.02  ±0 
額(円)  655,314  655,897  −583
加重平均 額(円) 689,780  716,231  −26,451
組合員数(人) 151,359  119,678 
※額または月数のみの報告があるため、双方は連動しません。

<前年実績との比較が可能な組合における回答状況(単純平均額での比較)>
2013年 2012年
前年との比較が可能な組合数 268 265
うち前年額以上の組合 164(61.2%) 137(51.7%)
 (前年超) 149  123
 (同 額) 15 14

<前年実績との比較が可能な組合における単純平均額の比較>
組合数 単純平均額(円) 前年実績 (前年比)
2013 年 268 662,002 655,937 6,065
2012 年 265 665,080 683,143 −18,063

<集計結果の概要>
回答引出し・妥結状況

 年末一時金の第3回集計には、新たに合同繊維労組、建交労・鉄道、検数労連、映演労連の4単産・部会から回答の報告が寄せられ22単産・部会での集計となりました。
 回答を引き出したのは登録779組合のうち477組合で、回答引き出し率は61.2%となりました。前回調査(11月21日時点:338組合・43.4%)から139組合・17.8ポイント増えています。
 回答引き出しのあった組合のうち数次にわたる上積み回答を引き出したのは前回調査の50組合・14.8%から123組合・25.8%となりました。前年同期(2012年12月6日時点:109組合・24.0%)より1.8ポイントとわずかながら上回っています。
 現時点で妥結した組合は208組合、妥結率では43.6%と、前年同期の256組合・56.4%を10ポイント強下回っています。支給日を前に追い上げを図りながらも、納得のいく回答を引き出すために粘り強い交渉が進められていることを示しています。

全体での回答状況
 
金額回答のあった284組合の単純平均額(一組合あたりの平均)は655,314円となりました。前回調査より3,656円減、対前年同期比で583円減となっています。加重平均(組合員一人あたりの平均)は689,780円で、前回調査から5,570円増、対前年同期比では26,451円減となっています。
 出版労連、民放労連、地方マスコミなどを中心に26組合(前年同期31組合)が100万円以上の高額回答を引き出し、うち7組合(前年同期8組合)は150万円以上を勝ち取っています。
 月数回答のあった458組合の単純平均月数は2.02ヵ月で、前回調査(2.04ヵ月)から0.02ヵ月減りましたが、前年同期と比較すると同月数です。22単産・部会のうち月数で前年実績からプラスとなったのは7単産・部会で、同水準が4、マイナスが11となっています。
 規模別で見ると、「1000人以上」が加重平均額で、月数では「30人未満」が2.23ヵ月と高水準で推移しています。

前年実績比較可能組合での回答状況
 
同一組合での対比が可能な268組合の単純平均額の結果を前年実績と比べると、今期は662,002円で、前年より6,065円上回っています。
 このうちの61.2%にあたる164 組合が前年実績額以上の回答を引き出しています。前年同期(前年実績以上:137組合・51.7%)から9.5ポイント増加しています。日本医労連の組合で対前年実績比約49万円増を勝ち取ったのをはじめ、23組合が10万円以上高い回答を得ています。
 単産・部会別に見ると、前年実績と単純平均額で比較可能な19単産・部会のうち、プラスが13、マイナスが6となりました。前回調査でマイナスとなっていた、JMIU、化学一般、民放労連がプラスに転じています。
 規模別で前年実績額と比較すると「30〜99人」以外はすべてプラスとなり、「29人以下」では平均2.25%の引き上げ率となっています。

パート等一時金…平均0.94ヵ月 7万3千円
 
パートで働く仲間の一時金の獲得は、新たに出版労連から報告が寄せられ、5単産・142組合となりました。前回調査(11月21日時点:4単産87組合)から55組合増え、前年同期(2012年12月6日時点:5単産113組合)を29組合上回っています。
 金額報告のあった31組合の単純平均額は72,960円で、月数報告のあった120組合の単純平均月数は0.94ヵ月となっています。
 臨時・非常勤や契約社員などの年末一時金獲得は、前回調査の3組から大幅に増え47組合となりました。臨時や非常勤ではたらく仲間の一時金は、31組合の単純平均で1.17ヵ月、金額は14組合の平均で105,558円となっています。

今後の主な取り組み

12月13日(金) 労働法制の規制緩和と貧困問題を考える市民集会(主催:日弁連)
          18:00〜 日比谷野外音楽堂

1月8日(水)  全国いっせい新春宣伝行動日

1月17日(金) 14春闘闘争宣言行動
          11:00〜 厚生労働省前要求行動
          12:00〜 丸の内仲通り昼休みデモ
          13:00〜 日本経団連包囲行動

1月17日(金) 第1回単産・地方代表者会議
          14:00開会 @大手町ファーストスクエアカンファレンス

1月28日(火) 14春闘総決起集会
          19:00開会 @なかのZEROホール

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