2012国民春闘共闘情報
全労連HP

第39号 2012年6月27日

中央最低賃金審議会スタート

 26日、中央最低賃金審議会が開催され、厚生労働大臣の諮問の後、第1回目安小委員会が行われ、今年の最低賃金に関する審議が開始されました。全労連・国民春闘共闘は東京春闘共闘と共に、最低賃金の大幅引き上げ、全国一律制度の確立を求めて宣伝・傍聴行動を行いました。

時給1,000円以上に!

写真 国会では、社会保障と税の一体改革関連法案の修正案が衆議院本会議で可決され、多くの仲間が国会での抗議行動に参加する中、財界・使用者側の最賃抑制攻撃をはね返すべく行った労働委員会館前での宣伝行動には、20団体25人が参加しました。
 主催者を代表してあいさつに立った国民春闘共闘・伊藤潤一代表幹事(東京地評議長)は「世界的に見れば、ほとんどの国が全国一律最賃制で、日本のように47にも分かれている国はまれである。全国一律制度を確立して格差を解消しよう」「審議は今日がスタートとなるが、最賃の大幅引き上げをめざして7月終盤までがんばろう」と呼びかけました。
 つづいて、参加者が決意表明を行い「貧困と格差の問題、景気回復には最賃の大幅引き上げが必要だ」(全労連・全国一般:山田明委員長)、「自治体の職場では、非正規労働者が増え、明らかに生活出来ない最賃ギリギリの賃金で働いている。まともに暮らせる賃金にするためにも、最賃の引き上げを審議会に求める」(自治労連:松原秀一中央執行委員)、「最賃の引き上げは、被災地で切実な願いとなっている。一緒に声をあげて頑張っていきたい」(全農協労連:国分博文委員長)、「東京では多摩市につづき、渋谷区、国分寺市で公契約条例が制定された。うれしいことだが逆に言えばそういった条例を作らなければならない状況になっているということだ。全国一律ということを強調して、最賃を引き上げていかなければいけない」(東京地評:大熊博事務局員)など、震災復興、生活再建、景気回復に向けて、政労使合意1,000円の早期達成、全国一律制度の確立などを求め訴えました。

【中央の最賃行動・予定】

1.第2回目安小委員会包囲・要求行動(目安小委は厚労省6F共用第8会議室で開催)
  日時:7月10日(火)16:20〜17:00(小委員会は19:00までの予定 )
  場所:厚生労働省前  行動:宣伝行動

2.第3回目安小委員会包囲・要求行動(目安小委は厚労省22F 専用第14会議室で開催)
  日時:7月19日(木)16:20〜17:00(小委員会は19:00までの予定 )
  場所:厚生労働省前  行動:宣伝行動

3.第4回目安小委員会包囲・要求行動
  (目安小委は日本青年館ホテル5F 501会議室で開催)
  日時:7月24日(火)16:20〜17:00(小委員会は深夜に及ぶ見込み )
  場所:日本青年館前(明治公園隣) 行動:宣伝行動

4.第3次最賃デー中央行動(夏季闘争勝利7・25中央行動)
(1)諸要求実現7・25総決起集会
   時 間  12:15〜13:00
   会 場  日比谷野外音楽堂
(2)「最賃引き上げ、雇用と暮らし守れ、公務員賃金改善」人事院・厚生労働省前要求行動
   時 間  13:15〜13:45
   場 所  厚生労働省・人事院前
(3)各省前要求行動
   ① 財務省・文科省前要求行動
   ② 農水省前要求行動
   ③ 総務省前要求行動
   時 間  14:00〜14:30
(4)銀座パレードまたは国会請願デモ(※情勢をふまえて、今後、判断)
   時 間  14:50 日比谷公園集合後、デモ出発

※7月26日(木)13:00〜 第37回中央最低賃金審議会は傍聴行動とします。

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