2008国民春闘共闘情報
全労連HP

第 5 号  2007年12月05日

産業別・単産別総括表   個別回答一覧へ    パートの一時金獲得状況

 

平均は2.28カ月+αの74.6万円

回答出揃い5,451円上回る

 年末一時金第3回集計  パートも増額、決着へ

2007年12月05日 国民春闘回答集計センター

1.国民春闘共闘委員会は12月4日、年末一時金の第3回集計を行った。この間、新規回答を引き出した繊維産労、全労連全国一般製造、建交労鉄道、検数労連、郵産労、全証労協、特殊法人労連をはじめ、全農協労連、合同繊維、建交労運輸、金融労連、民放労連、映演共闘、日本医労連など28単産・部会すべてから報告が寄せられた。

2.回答+妥結状況は各々総括表のとおりで、その特徴はつぎのような諸点である。

 
(1) 登録組合数 724組合 登録28単産中 全単産に回答
(2) 回答組合数 501組合 回答引出し率 69.2%
  第2次回答以上 131組合 回答数の 26.1%
  前年実績額以上 173組合 金額回答数の 50.6%
  妥結組合数 236組合 妥 結 率 33.0%
(3) [回答+妥結] 組合数・人数 回答月数 金  額
  単純平均 501組合 2.28カ月+α 745,848円
  前年実績 (同一組合)   740,397円
  引上げ率 (同一組合対比)   +0.74%
  加重平均 133,954人   859,313円
  前年同期(06.12.04) 144,261人   848,258円

3.12月を前に、各単産は年末一時金の「決着」をめざす統一行動などをとりくみ、統一交渉とストを含む闘争強化で回答引き出し、上積みを追求してきた。その結果、春闘共闘の集計参加28の全単産・部会の回答が出揃い、69%の組合が回答を引出き出し、33%の組合が妥結した。昨年とほぼ同水準の進ちょく状況である。単純平均は2.28カ月プラスαの74万5848円で、前年実績に比べて月数で0.04カ月増、金額でも5451円(0.74%)増という状況で、1週間前の第2回集計時点でマイナス傾向だった金額がプラスに転じた。今回の特徴は、支給日が近づき、中小の各組合などが奮闘して月数、金額とも前年実績の水準を若干上回ったことである。

 前年実績対比でプラスになっている単産は、28単産・部会中の14で、建設関連労連の9.6%、全証労協8.0%、全労連全国一般製造6.5%をはじめ、建交労建設、JMIU、化学一般労連、繊維産労、建交労運輸、同鉄道、全労連全国一般、金融労連、映演共闘、日本医労連、地方マスコミと地方登録組合である。これらの単産を中心に前年実績額以上(同額含む)が173組合みられる。これまでの最高は出版労連傘下の327万円余で変わらず。第2次回答以上の上積みは131組合(回答組合数の26%)がかちとり、最高回答次数は日本医労連2組合と、建設関連、JMIU、出版労連、映演共闘、地方マスコミの各1組合が第4次回答まで追上げている。


4.パート一時金について パートなど時間給労働者の一時金回答は、生協労連の51組合、日本医労連の69組合、全労連全国一般12組合を中心に、金融労連、全印総連の計142組合から報告があり、平均支給月数は0.92カ月分、金額にして7万2125円になった。前年実績比で約2500円の増になっているが、遅れている金額計算がすすめば増額幅の拡大が期待される。




 



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