2007国民春闘共闘情報
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第 18 号  2007年03月09日

 

5桁・1万円以上6組合。大泉製作所パート40円

平均5,686円。前年比360円アップ!

 JMIU  115支部分会が第1次回答引き出す

 金属情報機器のJMIU各組合は7日、07春闘の回答指定日を迎え、前年同期を上回る115支部分会が第1次回答を引き出しました。支部平均は5,248円(1.81%)、組合員ひとり当りの加重平均は5,686円(1.86%)で、加重平均が360円上回りました。

 回答の特徴は、池貝10,772円(茨城)、村松フルート12,800円(埼玉)、大東工業12,000円(東京&埼玉)、荏原計器10,938円(東京)、朝日機工14,000円(大阪)、新光機械10,000円(大阪)の6支部が5桁回答を引き出したこと、また、多くの支部分会が前年同期の初回回答を上回ったことです。「合意協力型」労使関係が前進しているところ、切実な要求で粘り強くたたかっているところを中心に前年水準を上回る回答を引き出しています。パート時給は、大泉製作所(東京)が正社員と同率の40円アップなど6支部が5〜40円アップを引き出しました。

 しかしながら、全体としては「少しでも生活改善を」と願う切実な要求と、懸命に働く労働者の気持ちを考えない低額回答です。経営側からは、材料費の値上げや親会社の低単価が強調されていますが、多くの企業で業績改善がはかられています。にもかかわらず、「将来展望が見えない」などを理由に相変わらず様子見の低額回答や「定昇のみ」を押し付けようとしています。

 JMIUでは8日、第1次統一行動を展開。約250支部分会4500人がリレースト・職場激励(東京各地域、埼玉、長野、京滋、大阪など)をはじめ、決起集会、ターミナル宣伝などをたたかいました。14日には回答促進行動、15日に第2次統一スト(半日)を配置して回答の上積みをめざしています。




 建交労  首都圏、愛知、京都などで有額回答引出す

企業内最賃 時間1000円に増額   全印総連

 建交労は、07春闘先行グループが8日までに回答日を迎え、首都圏運輸基本集団交渉や愛知・京都などの個別交渉で計25職場から有額回答を引き出しました。
 (1) 首都圏集交は13社すべてが回答を提示しましたが、前年同額2社、前年実績突破1社にとどまり、組合側はこの回答を不満とし15日の24時間全面ストを通告して14日交渉での上積み回答を求めて交渉を打ち切りました。
 (2) 愛知県本部では7社が回答し3職場で前年同額・同額以上、パート時給の引き上げ1社、名古屋支部の共同興産分会は1万円の回答を受けて早々に妥結しました。
 (3) 京都府本部では5つの職場で有額回答を引き出し4社で前年同額・同額以上の回答となっています。

 首都圏運輸基本集交は制度要求にしぼった団体交渉を3月1日と8日に行い、建交労最賃、年齢別最低保障賃金、年間休日増、介護休暇、退職金、労災上積み補償などの回答を引き出しました。

 全印総連では賃上げ回答に先立って、8日までに企業内最賃の回答指定日を迎えました。これまでに、東京、大阪、福岡で6組合が回答を引き出しています。うち、新協印刷、機関紙印刷労組(ともに東京)が時間額を1000円としました。新協は満額回答、機関紙は100円増です。



  





 
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