2003年国民春闘共闘情報
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第26号  2003年3月17日

 

イラクへの武力攻撃やめろ!

3・15大集会&銀座パレード

1万人が平和への思いを世界に発信

写真

 世界各国と日本各地で、アメリカによるイラクへの武力攻撃に反対する行動が、繰り広げらた3月15日、東京・日比谷野外音楽堂で「平和を願う日本の良心をいま世界に 3・15大集会&銀座パレード」が行われました。作家の井上ひさしさんや日本ペンクラブ会長の梅原猛さん、俳優の加藤剛さんらが呼びかけたもので、約1万人が参加しました。
 「平和を守れ」「イラク攻撃反対!」など、手作りのプラカードやポスターを持った参加者であふれる会場。中には入れない人々は、周辺でそれぞれ音楽ライブやミニ集会などを開き、思いを訴えました。
 なだいなださん(個人、自由人)が呼びかけ人を代表してあいさつ。「戦争を反省し、二度としないように誓ったと言って靖国神社を参拝した小泉首相が、イラク攻撃を容認するのはおかしい」と指摘し、日本の市民は戦争を絶対に許さないことを、世界に伝えていこうと述べました。映画監督の羽田澄子さんや劇作家・演出家の爪生正美さんらも「戦争はいやの声をあげよう」と訴えました。
写真  日本共産党の穀田恵二国対委員長があいさつ、社民党の土井たか子党首のメッセージが読み上げられました。音楽家の佐藤真子さんが、美空ひばりさんの反戦歌「一本の鉛筆」を歌いあげ、在日のフランス人大学教員ジャニック・マニュさんは、カナダとスイスの友人とともに平和を訴えました。
 熊谷金道全労連議長は、世界の労働者や諸国民に連帯し、全労連加盟のすべての労組の宣伝カーで、平和を訴えていくと決意を語りました。
 写真家の森住卓さん、二度の大集会を開いたワールド・ピース・ナウの佐山ゆりさん、「全国高校生平和大集会」の成功を訴える高校生なども壇上から武力攻撃反対を訴えました。  カンパは約190万円となりました。


 北海道  3・15イラク攻撃反対!札幌大集会

 イラク攻撃反対の第3波国際共同行動のよびかけに応え、3月15日道内10地区以上で集会が行われ、札幌大通りには800人以上が大集合しました。
 札幌行動では、先ごろ生徒会でイラク戦争反対を決議し、小泉首相に対し平和的解決を求める要請書を提出した北星学園女子高等学校生徒会の中田知穂会長と役員3名がかけつけました。
 「武力行使や戦争では、新たに憎しみをつくりだしても、平和はつくれません」の訴えに、参加者からは「そうだ!」と共感の声が数多くあがりました。
 連帯のあいさつに立った若山知事候補は「防空壕に入って母は難病の兄におおいかぶさり、『死ぬときは一緒だよ』と小学校1年生の私の手をにぎった。イラクの子どもたちに、こんな思いを絶対させてはならない」とイラク攻撃反対を力強く訴えました。
 北海道合唱団の平和の歌声、『LOVE AND PEACE』と『翼をください』が大通りに響き参加者は、プラカードやタペストリー、ギターやタンバリンなど思い思いのかたちで、平和の願いをアピールしました。
 「みなさん、いっしょに歩きましょう」とよびかけたパレードには、沿道から若者やアメリカの女性も飛び入り参加。こころをひとつに「NO WAR!」「戦争反対!」「平和を守れ!」とコールし、「イラク攻撃反対」の思いを全世界に発信しました。
 旭川では250人、釧路では150人と全道各地で平和への願いが集結した一日となりました。

(道労連FAXニュース 3/17)



 
 3・13第4波全国統一行動 (2) 


 福島  賃金底上げ、雇用確保で春闘共闘が道経協と交渉

 福島県労連などの労働組合関係者は13日、福島市内で賃金引上げやイラク攻撃反対などを訴えるストライキやデモ行進を実施しました。このうち、県国家公務員労働組合協議会は、同日夕に同市の福島合同庁舎前で集会を開きました。
 公務員制度改革や医療費負担増などに反対するスローガンを採択した後、JR福島駅前までデモ行進をしました。福島医療生協労働組合、通信労組福島支部も各職場でストライキを行いました。

(「福島民報」3/14)

 千葉

人間らしい暮らしに! たたかいで切り開こう 県民集会に430人

 千葉県内で約1万人が重税反対行動を広げた13日、「景気回復、いのちと暮らし、雇用と地域経済を守る県民集会」が千葉市内で開かれ、約430人が参加。暮らしを守るたたかいの熱気に包まれました。
 集会は国民春闘共闘会議、不況打開!県民連、県社保協の三者が共催したものです。主催者挨拶に立った矢野千葉県労連議長は、雇用や福祉を守る各団体の運動、自民党支持基盤や連合傘下の組合でも広がっている小泉内閣への怒りを紹介。「この集会を飛躍台に新たな運動を。春闘や社会保障切捨て・イラク攻撃反対でたたかいぬこう!」と呼びかけました。県弁護士会や日本航空客室乗務員組合、中小企業家が連帯挨拶をしました。

(しんぶん「赤旗」 3/14)

 東京  早朝宣伝・昼の重税反対集会・夜は春闘決起集会

 春闘第4波3・13全国統一行動で大田は「3・13大田区共同行動、雇用・くらし・いのち・営業・平和を守ろう!」と銘打って、朝のJR蒲田駅東口での宣伝は区労連議長が「都・区政の酷さ、イラク攻撃NO!」社保協会長が「医療改悪に問題」労協事務局長が「大企業のV字型回復」JMIU地域支部委員長が「小・零細企業の怒り」を訴えました。
 その後、民商中心の2ヶ所の重税反対決起集会での主催者代表挨拶を始め、連帯挨拶・デモに参加し、夜は西蒲田公園で「春闘決起集会」を「東京春闘・共産党・社保協・ガイドライン」の連帯挨拶と「医療・区職・大金属・国鉄・中小」のリレートークを250名を超える参加で開催し、本蒲田公園までデモを行いました。

(東京春闘FAXニュース 3/17)

 山梨

イラク戦争反対/医療改悪凍結など掲げて3・13集会に400人

 3・13県民集会が甲府市内で開催され、400人が参加しました。集会後1.5キロをデモ行進しました。この集会は、春闘共闘や大運動など7団体などが主催したものです。集会では3・13集会実行委員会を代表して、清水豊さんが挨拶し「イラク戦争は暮らしと平和、日本経済を破壊する」と訴えました。集会後のデモには「NO WAR」の幕と「座布団」や看板など思い思いのアピールに、沿道からの注目と声援が寄せられました。

(「山梨県労連情報」379号より)

 徳島  300人が反戦訴え 市内でピース・チェーン

 米国などによるイラク攻撃に反対の意思を示そうと16日、徳島市元町の歩道で約300人が手をつなぐ「ピース・チェーン(平和の鎖)」が行われました。労働組合や市民団体でつくる有事法制反対徳島県連絡会の呼びかけで、約200メートルを、米国を人間の鎖で縛ろうとの意味をこめたものです。
 小雨が降る中、「戦争反対」と唱和しながら「イラク攻撃NO」「(日本政府に対して)平和憲法を守れ」「PEACE(平和)」などと書いたプラカードも掲げました。

(「徳島新聞」3/17)

 高知  医療費負担増で反対集会800人 県薬剤師会も参加

 民主、自由、共産、社民各党の県内代表と連合高知、県労連は14日、高知市の中央公園で「医療費3割負担は凍結せよ 3・14県民集会」を開き、藤原英憲県薬剤師会長が挨拶したほか、医療3割負担凍結などを盛り込んだ集会アピールを採択しました。
 約800人(主催者発表)が参加。民主党県連代表の五島正規衆議院議員、共産党の春名直章衆議院議員、社民党県連代表の江渕征香県議らが「安心できる医療制度を求める皆さんのエネルギーは、大きな励ましだ」「経済立て直しのためにも、医療費は絶対に値上げしてはならない」などと挨拶しました。
 県医師会、県歯科医師会、県看護協会、県薬剤師会でつくる県四師会を代表して出席した藤原会長は「国民の医療負担をやみくもに増加させることなどに反対し、たたかう所存だ。県民も理解、協力を」と訴えました。
 この後、医療費3割負担の凍結、国会は野党共同提出の「凍結法案」を審議し成立させよ、政府は国民の医療を守れ――の3項目を盛り込んだアピール集会アピールを採択しました。

(「高知新聞」3/15)



 
「パートタイム労働者・有期契約労働者の

適正な労働条件の整備及び均等待遇を求める意見書」

13日、大阪府議会が全会一致で採択!

パートタイム労働者・有期契約労働者の適正な労働条件の整備及び均等待遇を求める意見書

 わが国のパートタイム労働者は2002年には1200万人を超え、雇用労働者の20%以上となっており、今や労働の場での重要な位置を占めている。しかしながら、雇用期間の定めのないフルタイム労働者に比べ、賃金や労働条件、不安定雇用などその処遇において大きな格差があるなど、多くの問題を抱えている。特に女性パートタイム労働者の平均時給は890円と、正社員(1340円)の3分の2程度であり、しかも、この正社員との賃金格差は拡大しつつある。パートタイム労働者の待遇改善や正社員との均等待遇は切実な課題である。
 パートタイム労働者の多くは女性であり、子育て中、子育て後の女性たちが、家計補助のため、あるいは、家事・育児との両立のために、やむなく処遇の低いパートタイム労働を選択しており、パートタイム労働はけっして良好な就労形態とはなっていない。
 今後、わが国においても、短時間就労など柔軟で多様な働き方が広がっていくことが予想される。労働者が、パートタイム労働を良好な就労形態として選択できるよう、適正な労働条件の整備及び均等処遇を確立することが喫緊の課題である。
 よって国会及び政府は、パートタイム労働者の賃金水準の改善など実効ある待遇改善と男女共同参画社会の実現のために、パートタイム労働者及び有期契約労働者の適正な労働条件の整備と雇用の場における均等待遇をはかる法律を制定するよう強く要望する。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成15年3月13日                  大阪府議会議長 釜中与四一

衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、厚生労働大臣 各あて



 
 春闘で 職場と暮らしの 元気回復