全労連第28回定期大会によせられた海外友好組合・団体からのメッセージ

(23カ国、30組合/組織、4国際/地域組織 原則メッセージ到着順に掲載)

2016年7月26日11:00現在
 全労連国際局仮訳

 

ILO労働者活動局(ILO ACTRAV)

親愛なる小田川議長

全労連第28回定期大会にあたり、友好のメッセージを送ることは私の喜びです。特に、全労連を5月に訪問し日本においてすべての人にディーセントワークをと、みなさんが努力し、運動されていることを知ったのでなおさらです。

国際連合の専門機関としては最も歴史ある国際労働機関(ILO)は、2019年に100周年を迎えます。ガイ・ライダー事務局長は、ILOを構成する政労使三者に対しこの100周年を単なるセレモニー以上のものにすることを提案しました。事務局長は、ILOが直面する課題を提起し、ILOが社会正義の実現という課題を将来も掲げ続けるための活動のパッケージを、7つの100周年イニシアチブとして示しました。私は、全労連大会において100周年イニシアチブを含むILO活動にどのように関与し、私たちの共通する仕事の世界の課題の解決策を定義、議論し実現する積極的役割を果たす決定を行うことを心から期待しています。

第28回定期大会の成功を祈念します。

マリア・ヘレナ・アンドレ

ILO労働者活動局長

 

建築木材建築資材労働組合インタナショナル(UITBB)

親愛なる同志の皆様

世界すべての大陸の建設、建築、林野、建材部門で働く数百万の労働者を組織するUITBBの書記局を代表し、7月28‐30日に行われる全労連第28回定期大会の成功を祈念し心からのあいさつを送ります。

UITBBとその加盟組織は、共通の目標を持ち、共同した行動を組織してきた戦闘的、階級的組織である全労連と友好関係を築いてきたことを誇りとしています。全労連の加盟組織である全日本建設交運一般労働組合(建交労)、国土交通労働組合(国交労組)、都市機構労働組合(都市労)はUITBBのアジア太平洋地域の加盟組織の中でも有力な組織です。

これまでも多くの機会において、UITBBは安倍首相の非道かつ好戦的な新自由主義政策、特に戦争放棄を定めた日本国憲法9条改悪のたくらみに対し、断固として立ち上がってきた全労連とその加盟組合を支援し連帯してきました。安倍自民党が示している憲法改悪草案は米国とNATOとともに日本の軍隊を展開するためのものであり、世界の平和と安全保障への脅威です。また日本国民の基本的人権を侵害し、軍事大国化への道を進むものです。

残念なことに7月10日の選挙では、安倍首相と連立与党は、不公正なやり方で有権者から争点を隠し意図的に混乱させていました。これは世界の保守的権力者も同様のやり方をしています。さらに彼らは野党共闘を分断しようと、反共攻撃まで使って攻撃しました。それらの困難や厳しい選挙結果はありますが、皆さんは決して落胆することはありません。それどころか、権力側のそのようなやり方は必ずや新たなたたかいを呼び起こし、日本国民の暮らしに非常に否定的な影響が及ぶときには人々は立ち上がり、安倍政権のこのようなやり方は必ずや変更を迫られるはずです。これは長く、継続したたたかいになるからこそ、このたたかいを組織する努力を続け、真摯に取り組むことが必要です。これこそが世界の労働者と人民の唯一の解放の道だからです。

近年すべての大陸で労働者が立ち上がり、新自由主義的資本主義政策への不満と怒りを示しています。ゼネストや抗議行動、自由化と民営化を促進する政策を打ち破るための国際的、全国的な行動が増加しています。

この点で、全労連が労働組合、社会運動、市民の共同で野党共闘の成立に重要な役割を果たしてきたこと、労働者の権利、平和と民主主義を守るたたかいにおける共同を促進していることに敬意を表します。

全労連定期大会に対しUITBBは戦闘的な挨拶を送り、労働者のたたかいのよりどころ、連帯のかなめとなり、社会進歩、平和と民主主義をめざすたたかいで全労連の国際的、国内的な役割をさらに発揮する方針が議論を通じて確立されると確信しています。

UITBB加盟組合の皆さんに特別な挨拶を送ります。UITBB加盟組合の引き続く支援に感謝し、闘争での勝利を願っています。

労働者階級の国際連帯万歳!

搾取と弾圧に抗する労働者の団結したたたかい万歳!

UITBB書記局を代表して

ミカリス・パパニコラウ

書記長

 

世界労働組合連盟(WFTU)

親愛なる仲間のみなさん

世界126か国9200万人の労働者を組織する世界労連の書記局から、日本とアジア、世界の労働者の利益のためにたたかう全労連の運動の強化に向けた議論を行う全労連大会の成功を祈念します。

国際的な資本主義の危機、労働、社会、労働組合の権利への攻撃が広がっている、また帝国主義勢力の攻撃、紛争と戦争が広がっている状況下で、より確固とし、地域、産業と国際レベルでのより連携した労働組合運動の強化が欠かせないと考えています。より多くの労働者が労働組合に組織され、労働組合がより民主的、階級的、戦闘的になることで、労働者の運動からの反撃を作り出し、搾取と野蛮な資本主義に対してたたかう社会的な連携を形成することができます。

世界労連はこの5年間、加入人員を18%拡大し顕著に上昇してきました。切実な労働者の要求を反映した9回のグローバル統一行動に取り組み、国際産別組織も強化してきました。前大会からの5年間、世界労連は全世界に205の訪問ミッションを派遣し、合計375人の労働組合活動家がアテネの世界労連本部を訪問し、何百人もの労働組合活動家が世界労連主催の訓練コースに参加しました。働く女性、青年、移民労働者などの問題で15の国際会議を開催してきました。

今年10月5−8日、南アフリカのダーバンに世界の階級的労働組合運動が第17回世界労働組合大会に参加し、討議と分析を深め、世界労連のこの先5年間の方針を決定します。この点でも、世界労連はこの機会に今日的な労働者階級の要求のためのたたかいにおいて、全労連と私どもとの共同を強化する用意があることをお伝えします。

大会の成功を祈念します。

世界労連書記局

 

汎キプロス労働連盟(PEO)

親愛なる仲間のみなさん

汎キプロス労働連盟(PEO)とキプロスの労働者を代表し、全労連第28回定期大会の代議員のみなさんにこころからたたかうご挨拶を送ります。

今日の世界において、労働者階級の状態は現代的な意味で大変な困難に直面し、人間性全体も危機的状態にあります。資本主義の深刻な危機という時代にあって、帝国主義勢力は経済資源を支配し自身の利益を押し付けるために、侵略と介入を継続しています。それらの介入は痛みと苦しみを作り出し、何千何百の死者とけが人をうみました。天井知らずに増えている難民と、地中海で多くの難民が遭難している光景は、EU、NATOと米国の向こう見ずな政策の結果です。

同時に世界の労働者階級は資本主義システムの深刻な危機深刻な結果に苦しんでいます。この危機は経済問題だけではなく、社会的そして何より政治的な問題です。根本的要因は、資本主義システム、特に新自由主義開発システムの中で受け継がれる利益の最大化を目指す強欲にあります。

賃金や年金切り下げ、福祉国家の解体、医療や教育へのアクセスの制限、民営化、世界銀行・IMF・WTOなどと政府による労働者の権利攻撃などの新自由主義に基づく反人民的政策は、多くの人民と労働者に失業、貧困と困窮をもたらし、富裕層と貧困者の格差を広げ、搾取と貧困、不満を拡大しています。

このような情勢の下、労働者にとってその力を集中させることはかつてなく求められています。現在の情勢が、特に働く人々の権利を守るための集会、共同行動と連帯が求められています。

今、すべての進歩的勢力が新自由主義の攻撃への対抗に立ち上がる時です。労働者は新自由主義反対の運動に立ち上がる時です。これこそが、社会進歩、正義、平和と民主主義を実現する唯一の方法です。

全労連との長い友好関係の下、多くの共通する目標や情熱を共有してきました、

全労連第28か定期大会にあたり、日本の労働者階級の新しい前進と成功を祈念します。

連帯を込めて

パンピス・キリツゥシス

PEO書記長

 

ポルトガル労働総同盟(CGTP-IN)

親愛なる仲間のみなさん

ポルトガル労働総同盟(CGTP-IN)を代表して、日本の労働者と国民の利益を守る点で重要であり、新しい指導部を選出するという重要な課題を持った全労連大会に連帯を表明することは、強い連帯を培ってきた私たちにとって重要なことです。

私たちは、日本政府による新自由主義と軍国主義的な政策に反対する労働組合と広範な国民の運動に、心からの連帯を表明します。私たちは全労連が、日本の労働者と社会運動、進歩勢力が力関係を変え、安倍政権の早期退陣を目指すたたかいにおいて、非常に重要な役割を果たしていることを知っています。

日本から伝えられているように、7月10日の参議院選挙の結果は、日本の民主、進歩勢力にとっては重大な結果ですが、皆さんが強調しているように「(参議院選挙において)日本の政治史にとって重要な一歩となる市民と野党の共同が実現したこと。そして全労連が引き続きその共同を進化させるために役割を発揮する」としていることに注目しています。労働者の権利、利益と要求のため、日本の経済と社会正義、平和と非軍事化のために、日本の労働者と国民がたたかいを継続することは疑いないと思います。

親愛なる仲間のみなさん

ポルトガルでは2011年から2015年にかけて、トロイカ(EU、IMF、欧州中央銀行)と右派政権によって取られた政策の影響により、労使関係が暴力的に規制緩和され、50万人以上の雇用が失われ、100万人が失業し、賃金と年金が切り下げられ、労働の非正規化が進み、270万人のポルトガル人が貧困状態となり、技術や知識を持った優秀な若者が50万人も職を求めて海外にわたり、公共サービスは攻撃され、政府・自治体の社会的責任は後退させられ、2014年の政府の負債はGDPの139%まで拡大しました。

このような状況下での労働者の長年にわたるたたかいが、昨年10月の総選挙で右派政権を倒しバランスのとれた政権を生み出す国会の構成にすることができ、私たちが今力を注ぎ、更に強化を目指す政策を実現する政府を誕生させました。

ポルトガル共産党、左派ブロック、緑の党が支える社会党を主軸とする新政権が1月に成立して以降、前政権によって押し付けられた厳しい緊縮財政政策を止めることが可能になりました。不十分ではありますが、最近採用されている政策は実現しなければならないものとして変化の展望を作り出しています。今日の深刻な社会問題への対応としては不十分ですが、2016年予算は賃金と年金切り下げの道からの転換が図られています。

しかしながら、あらゆる脅迫、危険と圧力は存在しており、ポルトガル国内と欧州レベルでそれらは今後強まっていくことは確実でEUとIMF、欧州財政協定の無分別な追従者による脅迫と介入が、各国の発展と国民生活水準にさらに困難をもたらし、搾取と格差、貧困を拡大する「構造改革」の要因となっています。これらの問題に対して、私たちCGTP-INの確固とした運動が求められます。この数週間の間に、ポルトガルはEUから新たな経済制裁を突き付けられています。私たちは大資本による緊縮財政策による懲罰を、ポルトガルの労働者と国民は受け入れることができないと考えています。反対に、それらのトロイカの破壊的な政策による過去4年間の被害について補償されるべきです。

友人のみなさん

積極的な政治的状況も生まれてはいますが、多くの問題と深刻な課題を労働者と労働組合運動は抱えています。そのため、CGTP-INは以下のような課題、目標のために運動とたたかいを強めます。

・経済再生、雇用創出と公正な富の配分を実現する主要な要素としての賃金の引き上げ

・この先四年間をかけ、ほとんどのポルトガルの家計に災難をもたらしているこの攻撃に反対する社会運送として、「非正規化に反対‐権利を伴う雇用のために」全国運動の推進。

・社会進歩と職場における個人と集団的権利を推進する手段としての団体交渉の促進。

・労働者の基本的権利を侵害し、使用者に不当に有利でバランスを欠いた労使関係を公務と民間双方にもたらした改悪された労働法制の執行停止。

・経済、社会発展と国としての一体感のための戦略として構造的要素となる、公共サービスと国の社会的責任の保護と向上。

親愛なる全労連のみなさん

CGTP-INと全労連との関係は賞賛すべきものだと思います。近年、日本とポルトガル双方を代表が訪問し、多国間の会議の場でも多くの交流をしてきました。これは私たちの組織が多くの点で分析や目標を共有しているからです。私たちはともに、軍国主義と核兵器、帝国主義に反対し、平和と国際連帯のためにたたかっています。

日本の労働者と国民の利益を守るために非常に重要な全労連大会の成功を祈念します。

同志的挨拶を込めて

オーグスト・プラツァ

CGTP-IN幹事、国際担当

 

スペイン労働者委員会連合(CCOO)

スペイン労働者委員会連合(CCOO)は、7月28‐30日に東京で開催される全労連第28回定期大会に参加する兄弟姉妹の皆さんに心からの連帯のあいさつを送ります。

CCOOは先の参議院選挙でも最も重要な課題の一つであった日本国憲法9条を守るみなさんの運動に心からの支持を表明します。全世界の数百万の平和活動家とともに、私たちは戦争に反対します。しかし今日の戦争とは、占領、テロリズム、長年にわたる制裁や独裁によって苦しむ多くの人民の課題でもあります。目前の緊張を根拠に軍事予算を増額する勢力には、政治で立ち向かわなければなりません。それはこのような態度が、他国への脅迫や支配という暴力の連鎖へという国家による誘導につながるからです。

私たちはすべての国であらゆる人々により良い将来を保証するために戦争に反対しています。しかし、失業者、ホームレス、労働者や女性たちなどよりよい人生と権利を必要とする人たちを支援する全世界の進歩的運動を支えることなしには、反戦運動は力を持ちません。日常の必要、社会的権利を欠き、男女の格差が存在し、地球上の人類と異なる倫理や宗教的価値観でのみ生きることのみ許されている人々が世界に存在していることは平和とは言えないのです。

CCOOは日本国憲法9条改悪の策動を非常に懸念しています。憲法9条は希望のシンボルであり、対話と外交努力を奨励し、日本が近隣諸国の脅威ではなく安定的な要素として東アジアに存在できた根拠でもあります。憲法9条は、広島、長崎の惨禍を経て核兵器のない世界を目指す日本のレガシーです。日本国憲法9条は、世界の文明国の人々に第二次世界大戦を経て平和と非暴力国家へと転換した日本という特異な例を説明しており、多くの人に称賛されてきました。その点で、私たちは全労連が憲法改悪反対のたたかいを重視した運動方針を採択することは重要な点だと考えます。

みなさんのあらゆるたたかいに連帯し、二組織間の交流と連帯を今後もさらに強化していくことを希望しています。大会の成功を祈念しています。

全労連万歳!日本の労働者階級万歳!

 

国際労働組合権利センター(ICTUR)

全労連第28回定期大会への連帯と、大会成功を祈念する挨拶を送ります。

国際労働組合権利センター(ICTUR)は、いわゆる「アベノミクス」の継続と拡大、TPPなどの自由貿易政策の拡大を進める自公連立政権の政策を懸念しています。私たちは、アベノミクスは労働者のためにはならないと考えています。

先日の参議院選挙に関し、私たちは反共攻撃まで使った野党共闘に対するネガティブキャンペーンという皆さんからの情報を特に懸念しています。そして、戦争放棄を定めた日本国憲法九条の改悪に自民党が進むと表明していることに対し、皆さんと懸念を共有しています。

そしてICTURは、消防職員をはじめ労働基本権が否定された公務労働者への支持を表明し、全労連がこの権利問題で引き続き役割を発揮することを期待しています。

グローバル企業の力から労働者の権利と利益を守り、持続可能で、人間的でディーセントな世界のために労働組合権を促進するというコミットメントをICTURは全労連と共有しています。

大会の成功を祈念し、日本社会の安全安心というビジョンの実現を期待しています。そして2016年とその先の将来においても様々な国際キャンペーンでご一緒できると期待しています。

連帯を込めて

ダニエル・ブラックバーン

ICTUR事務局長

 

ブラジル労働者中央組織(CTB)

ブラジルの階級的労働組合運動CTBは、7月28〜30日に開催される全労連大会が大きく成功することを祈念いたします。みなさんの大会が成功し、その重要な大会の結果を知らせていただくことを期待します。

CTBは、ディーセントな労働条件を求めてたたかう日本の労働者階級に対し、全面的に、連帯を表明します。最近の日本の選挙のあと、CTBは日本の平和憲法を変えようとする安倍自民党政権の企てを糾弾しています。

世界中の労働者階級は資本主義者の危機のいちばんの犠牲者であり、私たちは、国際連帯をとおしてのみ、自らの権利を守り、帝国主義を打破することができるでしょう。

全労連万歳!

兄弟姉妹のご挨拶を送ります!

アディルソン・アラウホ CTB全国委員長

ディバニルトン・ペレイラ CTB国際書記

 

メキシコ真正労働者戦線(FAT)

兄弟姉妹のみなさん、

みなさんに友愛の気持ちを込めて挨拶を送ります。全労連のみなさんが未来へ向けて前進する強い意志を持って第28回大会を開催することを知り、とても嬉しく思っています。

ここ30年の間、新自由主義は、破壊の傷跡を残しつつ世界中にはびこり、労働者階級を取り巻くいまの情勢は極めて厳しくなっています。搾取はたんに労働者階級の生活のみならず、地球という惑星からも行われています。

しかし困難な時代にあるとはいえ、私たちは困難を克服して前進するでしょう。全労連という労働組合組織の力は、世界中の労働者階級を激励することでしょう。

メキシコFAT、真正労働者戦線の兄弟姉妹は、みなさんの大会が大きく成功することを祈念し、みなさんに強く戦闘的な抱擁を送ります。

アルフレド・ドミンゲス・アラウホ

マグダレナ・イスキエルド・メンドーサ

レーニン・ゴンザレス・テジェス

労働者階級の自主管理をめざして!

 

キューバ労働者中央組織(CTC)

小田川義和議長、井上久事務局長

親愛なる仲間のみなさん、

7月28日から30日、東京で開催される全労連の28回定期大会に際し、CTCの各労働組合と労働者は、心からみなさんに連帯を表明するとともに、大会のご成功を祈念いたします。

全労連は、新自由主義政策に反対し、日本の労働者の正当な権利を守るたたかいのなかで歴史的かつ重要な役割を担っています。

CTCは、わたしたち労働者の正当な権利と利益を守るたたかいのなかで、連帯、友好、協力に基づく政策的対話、労働組合間の対話、また経験の交流をとおして全労連との関係を建設し、発展させることの政治的、また運動的な意義を高く評価しています。

平和、より良い世界は可能です!!

日本とキューバの労働者の友好と連帯万歳!!

 

バスク連帯労働組合(ELA)

親愛なる仲間のみなさん

バスク連帯労働組合(ELA)は、労働者の尊厳のためにたたかう全国労働組合総連合(全労連)に連帯を表明します。

私たちは日本社会が現在直面している問題の深刻さと範囲について、またその問題の根源が現在の保守政権にあることを理解しています。この困難を皆さんと共有すると同時に、強力な労働組合に労働者を結集し力を発揮することでこの事態を打開するという決意も共有しています。

日本でいまたたかわれているさまざまな課題の中に、安倍自民党政権の憲法草案があります。特に憲法9条の意義を消し去り、諸権利を否定し制限しようとするあらたな条項を懸念しています。私たちは日本国憲法に対するこれら二つの挑戦を深く憂慮しており、この点での全労連のたたかいを全面的に支持します。

私たちはみなさんのたたかいを称賛し、皆さんのような必要かつ強力な運動と連携できることを誇りとしています。みなさんのたたかいはわたしたちのたたかいでもあり、今後ともに労働者の権利を守るたたかいの共同を願っています。

連帯を込めて

 

インド労働組合センター(CITU)

全労連の同志のみなさん、

CITUを代表して、全労連大会に参加されているみなさんに、革命的な挨拶を送ります。

瓦解するグローバル化のなかで、多くの国の軍国主義者と右派勢力が権力を握って離さないことに私たちは留意するべきです。アメリカ主導の企業支配に対する強い抗議が日々沸きあがり、不満が渦巻いています。先進国の国民ですら、自らの国による攻撃性や侵略に納得できずにいます。英国のEU離脱、欺瞞のイラク侵攻、フランスの大規模ストライキといった現象はすべて、新自由主義的、新植民地主義的グローバル化が危機を克服できないことを示しています。

日本では、自民党と公明党が選挙で勝利して多数派になったとはいえ、野党の共同候補が11議席を獲得したことを私たちは嬉しく思っています。軍国主義的性格をひた隠しする安倍連立政権は、その経済改革を日本国民の基本的要求に応えるものと偽って、ニセの安心を与えるキャンペーンを展開しました。しかし投票率は50%たらずであり、その経済改革が国民に認められたということはできません。

あらためて権力をモノにした安倍政権は、いま「改憲」「戦争法」を狙って本性を発揮しています。すでに日本は、沖縄や他の県の人々の強い反対を無視して、アメリカ帝国主義が主導する共同軍事訓練を行っています。アメリカが生みだした南シナ海の混乱によって、すでに多くの挑発行動が起きています。(朝鮮戦争以降)60年あまり強力な軍国主義をめざしてきた日本の動きもこうした挑発行動に一役買っています。私たちは、日本のみなさんと全労連のたたかいが軍国主義をめざす動きに反対する行動を組織することを願っています。

私たちの国のヒンズー至上主義の反動的な政府は、反国民的でアメリカ寄り、そして企業が支配する政策を続けています。政府は、企業が暴利を得るために、すべての生活必需品価格の値上げを認めています。インドの経済成長率は高いといわれていますが、国民にはなんら利益がありません。インドの経済は、輸出が史上最低、輸入が最高であり、危機に直面しています。農業部門の成長は落ち込み、増加する失業は危機をいっそう深刻にしています。

政府は、一方的に多くの労働法制を変更し、いまでは大多数の労働者が労働組合に加入する権利から排除されてしまう大規模な労働法制の変更に着手しようとしています。私たちはこうした反労働者的な企みに抵抗しています。

こうした企てに抵抗するため、インドの全ての労働組合のセンターは9月2日、全国的なストライキに立ち上がることを決定しました。いま工場で、事務所で、現場で、ストライキのキャンペーンが展開されています。私たちは、前回と同様、1億7千万労働者がストライキに立ちあがることを確信しています。

あらためて全労連と全労連のみなさんのたたかいに連帯を表明いたします。

タパン・セン 書記長

 

アルゼンチン労働者センター(CTA)

親愛な同志のみなさん、

7月28〜30日、東京で開催される全労連大会に際して、アルゼンチン労働者センター(CTA-A)を代表し、みなさんに連帯と挨拶を表明します。

私たちは、日本がその歴史のなかでも極めて困難な状況にあることを理解しています。与党連立政権の勝利は非常に危険です。私たちは、すでに改憲草案が示されていると聞いていますが、改憲に向けて同政権が行使しようとする権力は、平和な日本を変えてしまうかもしれません。それは東アジアの軍備拡張競争と日本の軍国主義化に向けた、まさに転機となるでしょう。

経済政策という偽装は、大きな野党連立を作り上げるうえで厳しい障害でした。しかしみなさんが11議席を獲得したことは、日本の政治史上、重要な一歩であり、野党と市民社会の共同の可能性を示すものです。

私たちは、こうした厳しい状況のなかでも、全労連のみなさんが国際連帯によって勢いづくことを確信しています。いまこそ争点を隠した得た多数の議席を問題にし、示されてもいないことを承認することはできないと国民に訴えるべきです。

困難な時期ではありますが、私たちはみなさんを強く支援しつつ、安倍政権の軍事的野望を打ち砕いた勝利のニュースを聞くことを期待しております。

連帯をこめて

アドルフォ“フィト”アギィレ

CTA-A国際関係書記

 

オーストラリア建設林野鉱山エネルギー労組・建設一般部門(CFMEU)

オーストラリア建設林野鉱山エネルギー労組(CFMEU)を代表し、全労連第28回定期大会のすべての代議員のみなさんに大会成功を祈念し、連帯のあいさつを送ることは大きな喜びです。

みなさんの全労連大会は日本の将来を決する極めて重要な時に開催されています。直近の参議院選挙の結果を受けて、全労連と連携する市民団体が今後予想される意思決定に対しての運動を提起することが極めて重要です。特に、参院選挙期間中に安倍政は憲法問題に言及しませんでしたが、これは自民党がこの問題の政治的位置づけを下げたわけではありません。政権は選挙の結果を最大限利用すると私たちも考えます。彼らは憲法九条を置き換え、日本社会の存立基盤である根本を転換しようとする野望に向かって進むでしょう。

しかし、現行憲法の内容を日本国民は強く支持していることも知っています。選挙結果が明らかになったのち、政府が選挙での勝利を根拠に意図的に民意をゆがめることを国民は望んでいません。

政府はしばしば、国民の支持を過大に評価し、大きな改革の際に連立政権のパートナーや国民の支持を得ることができなくなります。今回の選挙結果によって、ある意味では自民党の今後の課題の遂行が容易になったと考えることもできますが、その実現にはまだ長い道のりが残されています。

私たちオーストラリアの経験でも、労働組合運動は全国的に重要な課題でキャンペーンを行い、労働組合に敵対的な環境下でも普通の働く人々が望む、進歩的な結果をもたらすことができます。

憲法問題に加え、全労連大会が世界の労働組合員がともに直面する経済、社会問題について重要な課題を議論することにも期待しています。

今労働組合には多くの課題があります。強く、団結した全労連と全労連加盟組織に結集する労働者こそがみなさんの今後の運動の最前線に立つのです。大会で議論される重要な内容が、全労連の今後の運動の基盤となることでしょう。

だからこそ、全労連大会の成功を祈念し、大会代議員のみなさんに連帯、支持を表明し長年にわたる両組織の友好をさらに強化したいと考えます。

連帯を込めて。

デイブ・ヌーナン

CFMEU建設一般部門 全国書記長

 

米国際サービス従業員労組(SEIU)

小田川議長、井上事務局長、全労連組合員のみなさん。

SEIUの150万組合員を代表し、全労連第28回定期大会へ心からの祝辞を送ります。SEIUは正義を目指す私たちのたたかいにおいて、全労連を友人でありパートナーと呼べることを誇りとしています。私たちにとって全労連は経済的正義を目指す運動だけでなく、平和と環境における正義をつくるたたかいにおいても大きな刺激となっています。全労連組合員のみなさんが、ファストフード労働者のたたかい、「15ドルのために」の運動でも大きく連帯してくださったことに心から感謝しています。日本の労働者のたたかいには、私たちも連帯します。大会の成功を祈念し、今後もさらなる交流、連帯と共同闘争を期待しています。ともに立ち上がれば、私たちを止めることはできません!

メアリー・ケイ・ヘンリー

SEIU委員長

 

カナダ・ケベック労働組合センター(CSQ)

親愛なる仲間の皆さん

ケベック労働組合センターは全労連第28回定期大会に連帯のあいさつを送ります。近い将来また交流できることを楽しみにしています。

 

全ポーランド労働組合連合(OPZZ)

全労連第28回定期大会にあたり、全ポーランド労働組合連合(OPZZ)とそのヤン・グズ議長に代わって、大会への連帯の挨拶をおくり、大会の成功を祈念します。

世界の労働者と労働組合は新自由主義の破壊的影響に直面しています。だからこそ、労働組合の国際連帯が大変重要です。

全労連大会で決定される方針が労働運動の強化と、労働者の権利の尊重、日本の労働者とその家族の生活・労働条件の向上につながることを期待しています。

今後の連帯の強化を希望して。

ピョートル・オストロウスキー

OPZZ幹部会員、国際部長

 

ブラジル中央統一労働組合(CUT)

私たちは、日本の国会における新たな勢力構成を懸念しています。右派勢力は日本の労働者階級の権利と利益にいっそう攻撃を仕掛けてくるでしょう。

ブラジルのCUTは、全労連と日本の労働者による働く権利、ディーセントワーク、そして不平等のない真の持続可能な発展を守るたたかいに強い連帯を表明します。

国会は危機的状況ですが、全労連大会が成功し、大会の結果によって、労働者の権利が攻撃されることのない団結権を求めるみなさんのたたかいが強化されることを期待します。

連帯をこめて

ヴァグナー・フレイタス 委員長

セルヒオ・ノブレ 書記長

アントニオ・デ・リスボア 国際関係書記

 

カナダ全国労働組合総連合(CSN/ケベック)

全労連第28回定期大会にあたり、32万5千人のカナダ全国労働組合総連合(CSN)を代表し、心からの連帯の挨拶をおくります。

私たちCSNは、カナダにおいてTPPのように格差を拡大し、労働者階級の労働・生活条件を悪化させる自由貿易協定など、緊縮財政策や新自由主義政策に反対してたたかっていることから、皆さんの安倍政権とのたたかいを理解しています。私たちは、みなさんのたたかいが成功し、日本で労働者の利益が守られることを強く希望します。

7月10日の参議院選挙で自民党とその連立勢力が多数を確保したことに関し、国際紛争の解決手段としての戦争を放棄した日本国憲法9条を守るみなさんのたたかいを完全に支持します。この重要な条項は、私たち個人全てのためであるだけでなく、人間性全体にとって重要です。

全労連とCSNは様々な目標を共有し、多くの課題で連携しています。

そして全労連の代表がモントリオールで行われる世界社会フォーラムに参加すると聞いて非常に嬉しく思っています。全労連のこの決定は、多くの世界の労働組合との交流へと道を開くものです。世界社会フォーラム期間中、各国の労働組合とともに多くの社会運動とともに、労働運動が新自由主義とのたたかいに勝利するためにどのような戦略と戦術が必要なのか議論することになるでしょう。世界社会フォーラムの機会にみなさんの代表とお会いするのを楽しみにしています。

大会の成功を祈念し、近い将来両組織間の連帯と交流を発展させるためにまたお会いできることを楽しみにしています。

連帯を込めて

ジャック・ルトゥルノー

議長

 

全パキスタン統一労働組合連盟(APFUTU)

全パキスタン統一労働組合連盟は全組合員を代表し、全労連と組合員の皆さんに第28回定期大会にあたり心からの連帯の挨拶をおくります。

同志のみなさん、私たちは歴史、勝利と同時に敗北からも学ばなければなりません。しかし今日存在する物質的条件を分析することも重要です。ファシズムと反動勢力の台頭は、以前の台頭の時もそうであったように帝国主義の侵略に直面する人民の国際主義と連帯によって、各国での労働者階級と大衆的たたかいと団結の構築によって、左派が重要な位置を占めている労働組合、大衆団体、社会運動のたたかいを通じて止めることができ、止められることでしょう。これがかちとられる過程と我々が直面するたたかいにおいては、70年以上前に直面したものとは質的、量的に異なっているはずです。

APFUTUは全労連との友好関係を誇りとし、常に労働者階級の側に立ち、みなさんのこれからのたたかいに連帯します。

全労連万歳!友好万歳!

連帯を込めて

ピルサダ・イムティアズ・サイード

書記長

 

イタリア労働総同盟(CGIL)

小田川議長、井上事務局長

イタリア労働者とイタリア労働総同盟(CGIL)を代表し、7月28?30日に東京で開催される全労連第28回定期大会への支持と連帯を表明します。

全労連大会は日本の労働者、労働組合と労働者家族にとって非常に重要な時期に開催されます。私たちは先の参議院選挙で生まれた状況への懸念をみなさんと共有しており、特に自民党改憲草案への懸念も共有しています。そして、平和憲法を守ることがみなさんの運動の最重要課題の一つであることも理解しています。

イタリアの労働者も、引き続き困難な社会的、経済的情勢に直面し続けています。押し寄せる難民やその欧州レベルでの議論の難しさ、加えて英国のEU離脱などが次々と起こり、欧州レベルでの問題解決能力への不信がイタリアでも広がっています。CGILは、この問題での政治的、社会的な討論にはすべての当事者が関与すべきであり、欧州レベルでの連帯という方法で解決されるべきだと考えています。欧州に難民を迎え入れ、統合していくこと、移民の法的抜け穴の取り扱いの問題解決は直ちに取り組まれ、適用されなければなりません。この問題での遅れは許されません。

イタリア経済は危機から脱していません。イタリアの2015年末の段階のGDPは+0.8%でした。2016年当初、グローバルな成長は鈍化し、イタリアは主要な先進工業国の中でも最低の成長率でした。公務、民間双方での製造業での生産と投資の落ち込み、失業率が他の欧州諸国と比べても高止まりしていることなど、憂慮すべきデータが存在します。2016年2月には若年失業(15?24歳)は37.9%にも達し、就業率も約56.4%とEU2020の目標値を大幅に下回っています。このように大変困難な経済状態の原因は、きわめて低い総需要にあり、これはEUの機構によって無視されてきました。本来は福祉と労働市場機能の活用による構造改革の必要性を述べているのと反対に、安定化協定は反対のことを押し付けています。EU委員会は危機からの回復のためには、イタリアは弱い外部競争力の問題を優先課題として解決し、賃金と生産性の関係を検討すべきだとしています。私たちCGILの意見はそうではなく、イタリアは輸出や輸出主導の政策、民間投資の活用に頼ることはできない、というものです。私たちは、国内需要拡大のために賃金を引き上げ、労働市場における不平等の拡大に対処するため、団体交渉と協約のプロセスを促進するべきだと考えています。

イタリアの債務は安定化協定のもとでの緊縮財政政策の開始とともに拡大していること、金融緩和によってもなんら効果がなかった(米国の場合はあったが)という事実を認識することなしに、多額の債務が国際金融機関にとって経済回復の阻害要因と見えているようです。支払不能やデフォルトのリスクを回避し、債務償還の持続可能性を確保し景気後退→デフレという負のサイクル、つまり負債がGDPの額を上回ることを回避する最良の方法は、GDPそのものに依拠すること、つまり投資、雇用と賃金に働きかけることです。

イタリアは債務レベルを基準の3%以下に抑える努力をし、債務を黒字にする努力を迫られ、民間の預金額も大きいです。これらの理由から、急激に公的債務を削減することが、社会、経済状況に否定的な影響を及ぼしているのです。

総需要(消費と投資)を拡大するための手段の一つに、公正で累進的な税制があります。データが示しているのは、不公平税制が最も影響するのは労働者と年金者です。地方税が中央からの公的サービスへの補助金削減のために増税され、納税者と市民にとっては公共サービスにアクセスできない人が増えるだけです。税の負担問題と公正な配分の問題に対処するには、賃金引きあげが消費に回るインセンティブの高い中低所得者の支援です。この提案は去年すでに行われていますが、政府とのさまざまな社会問題での協議は非常に困難で散発的です。2009年に公共部門から始まった長く続く賃金の停滞、団体協約の後退は反生産的な方法です。これに代わって、富裕層や資本への課税への転換という緊急手段が求められています。この文脈において、私たちは課税逃れと腐敗という分野の課題に今後取り組む必要があります。それは公的資源という非常に重要な資産を生産的な方法で利用する基礎となるからです。

私たちは総需要の拡大と民間投資の促進のために公的な投資が重要な役割を果たしうると考えています。今「ゴールデンルール」を呼ばれる公的な投資が経済危機回復に必要な分野、特にコストベースでないインフラ、研究、技術革新、教育や地域格差解消などの分野への公共投資という新しいメカニズムを支持しています。CGILは競争力の改善というのであればそれらの原則に基づくものであるべきであり、全国、地域と企業レベルでの強力な団体交渉の慣行を通じて、企業にとっても望ましい環境と質の高い雇用を作り出すことに貢献できると確信しています。それによって生産性が向上し、強固な労使関係を築くことができます。2016年3月にイタリアの労働組合は共同して、地域と企業レベルの団体交渉の強化を目的にした、団体交渉システム改革案を提案しました。労働市場において、イタリアの弱点はこれまでもそして現在もそうですが、構造的で組織だった雇用サービスと労働市場を刺激する積極的な労働市場政策が欠けていることです。これは長年にわたる構造的弱点であり、それらを実施する財源を欠いていたことが、学校から職業へ、また他の職業への移行などの雇用サービスの劣化につながりました。

最近、CGILは「労働の権利章典」という名称の新しい労働法を提案し、イタリアの労働市場に交換に広がっている不安定要素である規制緩和と格差の拡大に対処するため、民主主義と全てを代表することを成文化し労働協約を書き換えるための交渉をより効果的に行う原則と法律を提案しています。CGILはすでに100万筆以上の署名を集め、イタリアの人民による提案という規則に沿ってこの法案を提起しています。

この新しい提案は、ジョブズアクトと呼ばれる新しい労働市場改革に次ぐものです。ジョブズアクトの成立後労働組合として、私たちイタリアの労働組合の間では、イタリア労働市場の二元性を解消できるのか、長期的に質の高い雇用の創出につながるかなどの点で意見が分かれていました。このジョブズアクトは財政と社会的な補助を2015年に新規採用を行ったあらゆる企業、大企業も中小企業も、質の高い雇用の創出、技術革新、研究や技術開発などに関係なく給付するという、短期的な改革です。労働組合の中には、この改革の主要な柱の一つである個人も集団的なものも含む構造的なレイオフに踏み込むことが、長期的には雇用を拡大し社会保護の二重性を解消すると信じている人もいます。さらに、批判されるべき点は労働組合があらゆるレベルで関与していないことです。このような労働者と国民全体に大きな影響がある構造改革が効果的であるためには、社会パートナーがその設計から適用まで構造的、恒常的に社会対話を通じて関与することでしか成功しないと考えています。

2016年1月からの新たなデータは、新たに期間の定めのない資格のある仕事は減っています。これは財政的なインセンティブが既に効果がないことを示しています。したがって、積極的な労働市場政策と、鍵となる産業分野での雇用創出を目的とした目的を定めた投資なしには、イタリアの失業問題への対応は困難です。

親愛なる同志のみなさん、全世界の労働者と労働組合は、みなさんのそしてイタリアの私たちとこのたたかいを共有しており、すべての人が尊厳をもって労働の権利を認められた公正で、平和、自由で民主的な社会を構築するために、私たちは共に連帯し、より深い協力関係を構築しなければなりません。最後に、共通の枠組み、ビジョンと言葉をもった労働組合の国際的政策を定義するために共に力をあわせることを呼びかけます。

全労連第28回定期大会の成功を祈念します。

ファウスト・デュランテ

欧州国際政策担当部長

 

アメリカフレンズ奉仕委員会(AFSC)

兄弟姉妹のみなさん

全労連大会が生産的で、成功裏に終わることを祈念しています。みなさんの大会に参加したいと思っているくらいです。

アベノミクスと日本経済の新自由主義改革の失敗に直面し、労働者の権利を守る全労連のコミットメントと運動がこれほど重要な時はありません。同様に、人権をないがしろにし、70年にわたって日本に平和をもたらしてきた憲法9条を消し去ろうとし、日本国民の主権を奪い天皇主権を取り戻そうとしている安倍政権に対抗し、民主主義と平和を守るために、全労連のみなさんの正義と平和を求める決意と運動が欠かせません。

さらに、時代遅れの核兵器を使える兵器に近代化するために数百万ドルが使われ、日米と対中国、NATO諸国とロシアの緊張が高まるにともない、全労連が原水協や他の運動団体との共同で、人類の生存をかけた運動においても指導的役割を果たすことを期待しています。

私たちは一人では職場における権利、正義、平和と核兵器廃絶を成し遂げることはできません。この危機が増大している時代において、国際的な連携は期待され、それ以上に必要なものです。全労連のみなさんとこれからも共に運動できることを期待しています。共に立ち上がれば、必ずや勝利します。

大会参加の多くのみなさんと近く広島、長崎でお会いすることを期待して。

友情と連帯を込めて

ジョセフ・ガーソン

アメリカフレンズ奉仕委員会平和と経済安全保障プログラムコーディネーター

ピース&プラネット国際ネットワーク共同創始者

 

ネパール労働組合総連盟(GEFONT)

全国労働組合総連合(全労連)が第28回定期大会を7月28?30日まで東京で開催すると聞き非常に嬉しく思っています。この貴重な機会に、GEFONT、その加盟組織とネパールの労働者階級を代表し大会に心からの連帯と共感を伝えたいと思います。

またこの機会に、全労連がフランスCGTと共に2015年4月25日にネパールを襲った巨大地震の復興支援として、被災労働者のための施設建設という形で連帯をしていることに感謝を伝えたいと思います。日本は2011年3月11日に巨大地震と津波に襲われ、そしてその後の原発事故によって経済成長が阻害され労働者階級にとって困難な状況となっていることを想起しています。

昨年のネパールでの地震直後、私たちは現場の組合員に呼びかけ救援、復旧と仮設住宅の建設に取り組みました。現在私たちは、復興作業に取り組んでおり被災者が利用できる恒久的な施設の建設に取り組んでいます。全労連はこのような災害復興において、労働組合がどのように取り組むべきは知っていると私たちは考えています。

全労連大会は国際、国内情勢を最も実際的かつ現実的に分析すると期待しています。そしてもちろん、日本の労働者階級の多数にとって持続可能で求められる、現実に即した行動計画を採択するでしょう。労働組合と社会運動全体を強化するために、全労連がより重要な役割を果たすことを期待しています。

将来、私達の二組織間の連帯がより強固なものになることを期待しています。第28回全労連定期大会の成功を祈念します。

ビシュヌ・ラムサル

書記長

 

ベルギー・キリスト教労組連盟(ACV-CSC)

日本の直近の政治情勢の展開を、関心を持って見守ってきました。そして、企業寄りの政策を促進する勢力が選挙の結果力を得ていることを非常に懸念しています。日本の労働運動にとってこの先数年は非常に厳しい時期となるでしょう。

ベルギー・キリスト教労組連盟(ACV-CSC)は、ベルギーでの経験からもこのような政権の元での活動は非常に困難だということを承知しています。社会進歩へ向けたたかいでなく、社会保護と権利への様々な攻撃とたたかわねばならないからです。

このような政府は企業と投資家向けの政策を促進し、労働者へハードルを高くします。これらの決定は緊縮財政策であったり競争力を高めるための構造改革であったりしますが、これはベルギーでも、ヨーロッパでもそして日本でも起きていることです。

この数年、労働者は雇用の不安定化に苦しんできました。多くの労働者と家族が中東での長期に渡る戦争で苦しんできましたし、多くが難民となって苦しんでいます。家を失い、雇用を失い、家族と離れ離れになった労働者もいます。

パリ、ブリュッセル、ニース、バグダッドなど多くの都市がテロの脅威にさらされています。多くの政府が、本来は貧困、疎外、不正義や不寛容を正すなどの、急進主義に対応する本来の方法ではなく、軍事力を強化する方向で対応しています。

私たちは日本政府が、平和と協力という路線を捨てこのようなやり方に進んで欲しくないと考えています。全労連を含む日本の労働組合が、日本国憲法にあるような意味で軍事力の役割について議論を呼びかけてほしいと願っています。

ACV-CSCは2015年に大会を開催し、成功を収めました。多くの新しい方針や行動計画を採択しました。代議員は運動の方向性に明確な信任を与えました。この全労連大会が同じように成功し、今の情勢下で日本の労働者の権利が守られるような戦略が採択されることを祈念します。

今後より協力が強化されることを期待しています。連帯を込めて。

マーク・リーマン

ACV-CSC議長

 

オーストラリア労働組合評議会(ACTU)

小田川議長、井上事務局長

オーストラリア労働組合運動を代表し、みなさんとすべての全労連加盟組合、その組合員の皆さんに第28回定期大会にあたり心からの連帯の挨拶を送ります。

日本の労働者は世界の労働者と同様、安定雇用に対する数閏年に及ぶ新自由主義と緊縮財政政策に苦しめられてきました。ジェンダー間の不平等をもたらし、普通の労働者とその家族、地域社会の利益を脅かされていることに対し、世界の労働組合はグローバル大企業に支えられた保守的政権によるこれらの反動的政策に対抗して共にたたかっています。

オーストラリア労働組合評議会(ACTU)はジェンダー平等を求め、不安定雇用に反対する私たちの運動をみなさんと共有しています。より充実した社会保障制度、退職後の尊厳、将来の世代により良い未来を保証するために、みなさんと共にたたかっています。

私たちは、特に戦争放棄を定めた日本国憲法9条を改悪し、国際紛争に軍事力でより積極的に関与しようとする日本の政府の意図に特別の懸念を持っています。これは日本国民の意思に反するだけでなく、オーストラリアが近年関わった紛争で数百万の国民が危険にさらされ、平和の大義が著しく後退したことからも許されません。

私たちは、我々の大義と目標はグローバルなたたかいによってのみ実現できると考えています。労働者の権利を守り、すべての国民により良い未来を保証し、平和を実現するためにこれからも共に運動を進めましょう。

大会と今後のたたかいの成功を祈念して。

ジェッド・カーニー

議長

 

ニュージーランド労働組合評議会(NZCTU)

ニュージーランド労働組合評議会(NZCTU)は全労連第28回定期大会への連帯のあいさつを送ります。

全労連とNZCTUは両国内で、また国際的にも働く人々の権利とその家族の生活のための共通の目標と課題を共有しています。私たちの組織はともに、労働者の権利が尊重され、働くものとその家族に平等と繁栄、平和が保障される社会を目指しています。

そして両組織は、TPP阻止のための国際キャンペーンにともに取り組んでいる組織でもあります。TPPは民主主義に反し、労働者の利益になるものではありません。協定は署名されていますが、各国での批准が自動的に進むわけではありません。ですから私たちはともに批准阻止に向けた運動を進めましょう。

大会成功を祈念し、大会が組合員、加盟組織に新たな息吹を与えるものとなるよう願っています。

サム・ハガード

NZCTU書記長

 

インドネシア福祉労働組合総連合(KSBSI)

全労連組合員、役員のみなさま

7月28‐30日まで東京で全労連第28回定期大会を開催すると聞き大変うれしく思います。インドネシア福祉労働組合総連合(KSBSI)は、すべての代議員、参加者の皆さんに祝辞を伝えます。

重要な方針を話し合い新しい指導部を選出する2年に一度の定期大会は、全労連を日本の労働運動の最前線に押し上げるでしょう。

全労連は先の参議院選挙で特に一人区の選挙区で市民団体や野党とともに統一候補の運動で役割を果たしました。日本の労働組合運動と社会運動史で非常に重要であることは確実であり、この運動が新たな段階に進み、全労連大会がこの問題を議論し労働者への攻撃に反撃し、ディーセントワークを確立するための全労連の課題設定と運動方針が確立されることを期待しています。

この機会に、過去数年にわたって多国籍企業とグローバルサプライチェーンのネットワーク化に関して全労連が導入段階のプログラムにかかわっていることへの強い期待をお伝えします。すでに、多国籍企業での労働権の保障のための効果的な戦略を議論する会議に、全労連国際局長が参加しています。将来的に、大会で選出される新指導部の下でも二組織間でより包括的でスムーズな交流が進むことを期待しています。

最後に、KSBSIは定期大会に連帯を表明し、皆さんの努力の成功を期待しています。

ムドゥホフィール 委員長

エデュアルド・マルパン 書記長

 

ベトナム労働総連合(VGCL)

親愛なる小田川議長

ベトナムの労働組合員900万人を代表し、全労連第28回定期大会にあたり全労連の兄弟姉妹のみなさんに連帯のあいさつを送ります。

全労連大会は、世界各国で労働組合への攻撃、これまで勝ち取ってきた権利や社会的獲得物への攻撃が厳しく行われている中で開催されます。このような困難は多くの場合、経済危機からの回復、ベルトを締めあげるような緊縮財政政策や債務解消の名のもと行われます。

ベトナム労働総連合(VGCL)は、平和的で安定した社会的、政治的環境の下でのみ可能である、持続的な経済発展は、すべての人へのディーセントワークと社会的保護を基礎としなければなりません。そして、国の発展と人々のよりよい生活を目指す労働組合と他の社会的勢力との間での、団結して強力な連携が非常に重要です。したがって、VGCLは全労連による共通の目的のためにあらゆる労働組合組織と広く、強力な共同を築こうとする努力を強く支持します。成果が上がるのには時間を要するかもしれませんが、必ずや成功すると確信します。

この機会に、すべての人々のよりよい生活、社会進歩と平和のために、われわれ二組織が友好関係を強化していくことへの決意を述べます。

全労連第28回定期大会が成功し、今後もさらに近しい関係で交流できることを期待しています。

連帯を込めて

ブイ・ヴァン・クゥオン 議長

 

フィリピン進歩労働同盟(SENTRO)

2013年に公式に発足したフィリピンのナショナルセンターの一つ、フィリピン進歩労働同盟(SENTRO)は7月28?30日に開催される全労連第28回定期大会に連帯の挨拶をおくります。今年に入っての紛争の強まり、民主主義、人道的連帯と平和が危機にある中で、私たちは好戦的で右翼的な安倍晋三政権による攻撃から民主主義を守ろうとする全労連のたたかいに深く連帯します。

安倍総裁のもと、公明党と連携する自民党は、7月10日の参議院選で安定多数を確保しました。この結果連立政権に正当性があるように見えますが、詳細を見れば彼らの勝利は本当の支持に基づくものではなく、むしろこれから安倍政権の政策によって家計や経済は更に痛めつけられるのではないかという焦燥感の表れです。TPP批准を通じ労働者階級のセイフティーネットを破壊する自由化のさらなる促進政策、憲法9条を無視して再び軍事大国化の道を歩もうという安倍政権の政策は、世界の不安定化と紛争の拡大につながります。

フィリピンの労働運動も2016年の総選挙の結果新たな課題に直面しています。ダバオ市長を長く勤めたネオファシストであるロドリゴ・ドゥテルテの大統領就任以後、「対麻薬戦争」や「平和と秩序」の名で司法手続き外の一般市民に対する殺戮が増えており、これは明らかにフィリピン憲法3条に違反しています。国連恒久仲裁法廷によって7月12日に西フィリピン海における主権問題で勝利したにもかかわらず、ドゥテルテ政権(パッとしないペルフェクト・ヤサイ外相を通じて)は中国に媚びへつらい、否定的な影響をもたらすだけです。さらに、現政権の経済政策はこれでの変革を主張しながら口先だけだったアロヨ、ベニグノ・アキノなどの政権と同じく新自由主義を推進しようとしています。

もちろん全てに敗北したわけではありません。ここ数ヶ月の進展は、政治的な組織化とコミュニティの組織化の困難さに驚かされます。もはや、人々の恐れや日々の生活の問題に目を向けることなしに、運動を推進し政策の代案を示すことはできません。私たちSENTROは、国際的な運動を組織するだけの力、信頼と能力を構築するために、決して派手な方法ではありませんが中小企業、農民、漁民などに関与し、組織し代表しようと取り組んでいます。日本の労働者階級と日本に人々の大義を(自民党に対抗するために共同戦線に参加するオープンな姿勢を含む)前進させる全労連の歴史は。まだ私たちが学ぶことが多くあると考えます。

再度、全労連と長く友好関係を結んできた進歩的労働者同盟(APL)をその前進組織の一つとしているSENTROは、この機会に全労連の倫理的、物理的、(台風被害への)財政的支援に心からの感謝をお伝えします。現在の危機的な状況下においても、国際連帯の力を信じ、歴史が世界の労働者階級のたたかいを支持していると信じます。

全労連万歳!国際労働運動の連帯万歳!

 

米電気・機械・無線労働組合(UE)

全労連の兄弟姉妹のみなさま

全米各地の数万のUE組合員を代表し、全労連大会へのあいさつを送ります。全労連とUEとの連帯は、平和と自由、民主主義を求める労働者の運動構築に大きな役割を果たしてきました。

7月の参議院選挙の結果によって、新自由主義改革の促進、憲法9条への攻撃などが続くことが予想され、皆さんのたたかいに困難が予想されることを私たちは知っています。

UEは、日本の自衛隊を攻撃的に変質させようとしている米国政府へのたたかいを強化することでみなさんのたたかいを支持、連帯するとともに、全労連のみなさんとともに在日米軍基地の閉鎖を要求する運動に取り組みます。

私たちの米国の経験は、軍事に頼ることでは国の安全につながらないことを教えています。米国は、2位以下10カ国の合計を上回る膨大な軍事費を使っています。これは不公正で、持続的ではありません。過去の軍事費支出の負債への利子償還費用が、年間の連邦政府予算の約半分が償還に充てられます。軍事中心の外交政策のツケが、国の経済に否定的影響があることは明らかです。軍事費は生産的な予算分野から財政を奪い、雇用創出は少なく、教育、医療、住宅、公共交通やその他の社会的予算は削られます。膨大な軍事費で利益を得るのは、軍事分野で契約を結び非常識なほどの利益を上げている軍事産業です。

現在、アメリカ合衆国は歴史上最大の軍隊を保持しています。しかしその規模にもかかわらず、米国市民に安全をもたらしていません。米国人の生活水準は低下し続け、雇用は海外に移転し、犯罪は増えています。軍事費は連邦政府の財政破綻の主要な要因であり。これまでの戦争に注ぎ込まれた予算外支出が7000億ドルとされます。

労働者の大衆組織こそが平和と正義をすべての人々に実現することができます。UEはみなさんのたたかいを支援し、友人である全労連とともに連帯して立ち上がることを誇りとします。

ピーター・ノウルトン 議長

アンドリュー・ディンケラッカー 書記長

ユージン・エルク 組織局長

 

全インド労働組合会議(AITUC)

親愛なる友人のみなさん

全労連が7月28?30日に東京で、この二年間の運動を総括し運動方針を決定する第28回定期大会を開催することを喜ばしく思います。全労連は、安倍政権の新自由主義政策に反対し、特に集団的自衛権の行使の名で米国と海外で戦争することを可能にする戦争法反対のたたかいで重要な役割を発揮してきました。私たちは、この攻撃が日本国憲法の戦争放棄の原則への日本国民の支持と矛盾していることを知っています。そして私たちは全労連とその加盟組織が、この運動の最前線に立ってきたことを知っています。

日本での情勢の発展から、保守の安倍政権が労働者を攻撃してきたことを知っています。安倍政権は解雇規制の緩和、ホワイトカラーイグゼンプションなどの残業代の廃止、企業に有利な解雇の金銭解雇制度の導入など労働法生の大改悪を狙っています。安倍政権は消費税を引き上げる一方で法人税を引き下げ、社会保障は公共サービスを削減してきました。「アベノミクス」と言われる首相の経済政策は、大企業と富裕層を支援するだけでその失敗は明らかです。インドでもこの二年間右派政権が続いており、同じような状況に直面しています。みなさんの課題や困難は私たちも理解しています。

この背景には、世界の多数の労働者の必要や権利を歯牙にも掛けない自由主義経済哲学の枠組みで大企業有利の政策を促進する資本主義者の存在、国際金融資本の攻撃があります。

私たちは全労連がその他の労働組合や社会運動とともに、労働者の攻撃により後半で強力なたたかいを組織し、ディーセントワークを実現する戦いにおいても役割は発揮していることを高く評価しています。

私たちは多くの共通の目標と信念を共有しています。AITUCは全労連との長年にわたる友好関係を重視しています。労働者の権利を守り、平和な世界を実現する運動で皆さんと今後も共同できることを期待しています。

グルダス・ダス・グプタ

書記長

 

マレーシア労働組合会議(MTUC)

マレーシア労働組合会議(NTUC)から、全労連第28回定期大会に連帯のあいさつを送ります。

みなさんが安倍政権とのたたかいで直面している、闘争や困難について私たちは知っています。全労連は集団的自衛権の行使、戦争放棄を定めた日本国憲法を守れというたたかいにおいて、前衛的な役割を果たしてきました。

このような現象は多くの国で起こっています。政府や帝国主義者にコントロールされた国際機関を通じて労働者の権利への攻撃、賃金切り下げ、労働時間の規制緩和などを押し付ける国が増えています。彼らは、労働者の雇用の安定、労働組合を結成し加入する自由、生活できる賃金と給付、人間らしい労働条件やそのほかの基本的権利に対する攻撃する政策を推進しています。労働法と基本的法律が、労働者や国民の民主的権利を保障するものから変更されています。

私たちは、全労連が草の根からたたかいを強化し、より力をつけることを望んでいます。

労働組合、自由と民主主義を目指す組織にとって、ディーセントワークとよりよい賃金を目指す社会保障と社会正義の実現、グローバル化の下で労働者の権利を守るために加盟の違いを超えた労働者の連帯を作り出すこと、これらはすべて大変重要な課題です。

したがって、連帯は私たちの恒久的課題です。「団結すれば私たちには力を生み出せる。団結して人生を楽しむことができれば山をも動かすことができる。団結しなければ私たちは被害者となる。団結を保とう(ビル・ベイリー)」「労働者階級にとって最も重要な単語は連帯である(ハリー・ブリッジズ)」

友好組織、強力的な組織と団結することで、将来力を発揮することができます。労働者階級の大義とたたかいにおいて全労連に連帯を改めて表明したいと思います。

私たちは組織を強化し、国際連帯を強化することを呼びかけます。より良い賃金、守られた雇用、よりより生活水準を求めるたたかいで労働者を組織し続けなければなりません。権利への攻撃を跳ね返し、本当の民主主義に向けてたたかいを強化しなければなりません。

全労連第28回定期大会が、タカ派で新自由主義的な安倍政権の政策に直面している皆さんのたたかいがさらに強化される議論となることを希望しています。特に戦争法廃止のたたかい、日本の労働組合の課題が国際的にも重要な問題として取り組まれるよう希望しています。

労働者の尊厳を守るための全労連のたたかいに強く連帯します。全労連大会の代議員、参加者のみなさんのご健勝とたたかいでの成功を祈念し、MTUCとの友好関係がさらに強化されることを祈念します。

同志的連帯のあいさつを込めて

N・ゴパール・キシュナム

書記長

 

中華全国総工会(ACFTU)

日本全校労働組合総連合第28回定期大会の開催にあたり、中華全国総工会が2億9千万の労働組合員と中国の労働者職員を代表し、大会が成功裏に開催することをこころよりお祝いします。

目下、日本の労働者職員と労働組合が様々な挑戦と困難に直面しています。前回の大会以来、全労連はずっと安倍政権の新自由主義政策と強硬路線の反対に尽力し、とりわけ集団的自衛権の行使という名目で新戦争法案を推進させ、日本国憲法の戦争放棄の承諾の遵守を呼びかけている国民を全く無視する安倍政権に反対しています。全労連はずっと日本の労働運動の先頭に立ち、断固として労働者の権益を擁護し、戦争に反対し、正義と平和を守っています。これに対し、当会は大いに支持し賞賛しています。

全国労働組合総連合は中華全国総工会の古い友人であります。長年来、貴労連は中日両国の労働者職員また労働組合の間の友好交流と協力関係を促進させるために積極的な努力をされてきました。貴労連が引き続き日本の先進的な勢力を代表し、客観的かつ公正的に歴史を認識し、積極的に提言して、中日友好関係のさらなる発展の推進に努力するよう願っております。

全労連第28回定期大会の円満な成功をお祈りします。

中華全国総工会

(総工会の日本語訳の一部表記を修正:国際局)

 

フランス労働総同盟(CGT)

親愛なる友人のみなさん

フランス労働総同盟(CGT)のフィリップ・マルチネス書記長と指導部、組合員に代わり、全労連第28回定期大会の機会に全労連指導部と組合員のみなさんに連帯と完全な支持を表明することは名誉であり喜びです。

この二年間、私たち両組織はより多くの分析、活動、連帯行動、運動をかつてないほど共有してきました。日本とフランスにおける私たち両組織は、大きく異なっている部分はありますが、財界と使用者に有利な新自由主義政策という共通の敵とたたかっています。日仏両国で、彼らは労働法、社会的法律や制度を否定的に改悪し、これからもしようとしています。同じ反社会的政策のメニューが提案、適用され、労働者を組織化し守るための労働組合運動とその機能に対する同じような攻撃が進んでいます。

CGTにとって、全労連はこれらの攻撃と新自由主義政策をやめさせ、国際労働組合運動の団結を強化する上で重要な役割を果たしています。

労働はITの発達やデジタル化で大きく変貌しています。それは労働組合にとって大変大きな課題であり、労働組織、職場の安全衛生、キャリア形成、就職時や就職後の職業訓練、労働契約などに現れる変化を共に取り組むことで向き合うことができます。このように変化する状況下において、私たちCGTと全労連は共に雇用の非正規不安定化に関する労働組合の活動、彼らを守り、保護すること、そして組織化するという労働組合に求められる回答を作る上で、先駆的役割を果たしています。

これらの交流を通じ、全労連はCGTにとって主要なパートナーとなっており、共通の取り組み、分析と行動を共有してきたことを誇りとしています。この数ヶ月を振り返っても、フランスで起こった様々な悲劇的事件の際に全労連は常に私たちに連帯し、また5ヶ月以上に及ぶ労働法制改悪のたたかいにも常に連帯してきました。CGT指導部と組合員を代表して心から感謝します。我々は労働者と国民のための引続くたたかいにおいて仲間であり、同志であり友人です。みなさんはいつでもCGTの支援と連帯に期待してください。

第28回定期大会の討論や決定を知らせてくださることを楽しみにしています。そして労働者の利益に資する労働者と労働組合の団結の強化のため近い将来新たな共同を発展させ、共同闘争に取り組むことを楽しみにしています。

親愛なる仲間のみなさん、同志、友人のみなさん。CGTを代表して全労連第28回定期大会の成功を心から祈念します。

連帯を込めて

ウォルフ・ジャクレイン

CGT国際部長

 

これ以降に到着したメッセージはWebなどで紹介します(全労連国際局)。

(以上)

遅れて到着し、大会で翻訳を配布できなかったメッセージは下記のとおり。

 

インド・新労働組合イニシアチブ(NTUI)

 

Comrades,

The New Trade Union Initiative extends its warmest fraternal greets to the leadership and membership of Zenroren at their 28th Regular Convention and for 27 years of unbroken leadership to the militant trade union movement in Japan.

The Zenroren meets at a time when, like here in India and just about everywhere else in the world, in Japan too, basic rights of workers are under severe attack with the government seeking to abolish overtime pay to white collar workers, change the laws that govern dismissal and lower redundancy pay. Undermining the principle of the 8 hour work day and making dismissals easier for employers together provide employers the power to ‘discipline’ workers. These are core struggles for all militant organisations.

The NTUI notes the critical role played by Zenroren in contributing to the circumstances for creating a progressive alliance in the election of the Japanese upper house. We stand with you in your opposition to the government’s effort to amend Article 9 of the constitution through the new War Bill that allow Japan to participate in overseas combat missions, overturning the post- II World War constitutional requirement of reserving the use of military only for self-defense. With the strengthening of the US-Japan alliance, this opens up the possibility of drawing Japan into the imperialist wars across the world and poses a new threat to regional and global peace efforts. We share with Zenroren a commitment to peace and disarmament. Imperialist globalisation can only be resisted by building, in the first instance, strong regional cross border alliances between militant democratic working class organisations.

The NTUI salutes Zenroren for its solidarity and raising awareness and exerting pressure on Suzuki and in sustaining their support for the struggle of the terminated and incarcerated workers of Maruti-Suzuki in India. Zenroren’s commitment to the sustained support based on our common understanding that no struggle in a multinational corporation can be won in isolation. It must be fought not just by the workers affected at the site of the conflict but also by the workers in other plants of the corporation, especially in the MNC’s country of origin. As the struggle goes on Suzuki workers here continue to look forward to the continued support of Zenroren.

As we look forward to receiving the conclusions of your convention and continuing to strengthen the relationship between the Zenroren and the NTUI we extend our comradeship and solidarity on occasion of the 28th Regular Convention of Zenroren and in the struggles that follow. And we do so because your fight is our fight and your struggle is our struggle.

With the warmest fraternal greetings, in solidarity and comradeship,

Gautam Mody General Secretary

 

スペイン・バスク労働者同盟(LAB)

 

LAB wants to show solidarity and support to all organizations and members of Zenroren in your 28th Regular Convention. We are very pleased to address you by this small letter from the Basque Country to our colleagues and friends in the other side of the World.

LAB is a Trade Union, which geographical area of activities is the Basque Country. We fight to improve the working and live conditions for workers in the whole Basque Country, for the independence and self determination from Spain and French State. We want to build our own state as a way to transform our society from its root, to achieve a sovereign, free, and egalitarian society.

We have a deep internationalist sentiment. Consequently, we feel the struggles of worldwide working people as our own struggles. It should be noted there are common problems around the world. They are too many to sum up in few words. But the current situation is subject of concern for us.

In every corner of the world working people and trade unions are fighting against capitalism and its consequences. Conservative governments are applying anti workers measures guided by IMF, World Bank, WTO,... The gap between richest and poorest people is increasing every day.

Additionally, the wars or violence based on greed, domination and bigotry is spreading from years ago. But this process is getting each day faster and faster. We are suffering a new arms race, a new wave of militarization of international relations. The shadow of a new world war is spreading.

These two axes show big difficulties for the future. Two axes that are drawing a situation with dire consequences for the future of working people and all human kind.

Trade Unions need to face this situation. We need to continue with our ants work. We need to build alliances among us and social movements to fight together. It won’t be easy but it is necessary. Big are the forces in front of us. Big are the efforts we need to do.

Zenroren is a reference for us in the Trade Union movement, as well as of anti war movement, against imperialism and nuclear weapons,

In this way, we wish your 28th Regular Convention will be a milestone in your way. We wish you a great success. Our thoughts are with you.

Bilbao, 2016 July

 

韓国・民主労働組合連盟(民主労総)

 

Dear President Odagawa and all members of Zenroren,

On behalf of 800,000 members of the KCTU, I congratulate the 28th Zenroren Regular Convention. I also extend my strong solidarity to the struggle of workers in Japan to protect workers right especailly against the Abe conservative government’s retrogressive revision of labour laws and regulation. The same thing is happening in Korea. Even the Park Guen-hye government’s ruling party lost majority in the latest general election took place in April of this year, the government is still pushing ahead with its own‘labour market reform’ to make it easier to fire workers, cut wages and expand precarious jobs. To make it worse, the government unilaterally announced two guidelines to justify arbitrary dismissal based on low performance and to introduce performance based annual payment system. In this situation regardless of the severe repression on the union activities and judicial harassment against leaders and officers of the KCTU, we cannot stop our struggle against the regressive labour reform. KCTU and its affiliates are preparing another stage of nation wide strike of public sector workers for September and October which will be followed by another People’s Mass Mobilization in November. We understand that Abe government’s labour policy is being pushed under the same objective; to support big businesses interest by attacking workers’ rights and marginalizing trade unions. In that sense, your struggle is our struggle.

I was pleased to hear that all the trade unions and citizen’s group was united in defense of peace constitution and for other common agenda during the recent Hose of Councilors election. Even though the Abe’s LDP got majority, I believe the first ever joint campaign of trade unions and citizen’s groups will pave the way for another stage of campaign and struggle. Surely this joint action will contribute to strengthen the broader solidarity and unity among trade unions and civil society in East Asia. The Park Government’s decision to introduce THAAD in the country, realization of peace in the region is threatened. Building a regional peace movement is another area where KCTU and Zenroren work together.

I wish a very successful and fruitful convention. Lastly, I’d like to express my deepest gratitude for all support and solidarity Zenroren has shown for us, especially for release our president Han, Sang-gyun and other detained leaders and officers.

In solidarity,

Choi, Jong-jin

Acting President,

Korean Confederation of Trade Unions (KCTU)

 

ネパール専門職労働組合連合(CONEP)

 

Solidarity Message

We are very pleased to know that your trade union organization ZENROREN is holding 28th Convention from July 28 to 30, 2016 in Tokyo, Japan. On this historical occasion, we on behalf of the Confederation of Nepalese Professionals-CONEP would like to extend best wishes for the success of the convention.

Similarly, we on behalf of the working class people of Nepal also express strong solidarity to ZENROREN for your playing vital role against the war bill and anti worker Neo liberal policy.

We believe the 28th Convention will adopt very important declaration and resolutions which not only inspire the Japanese labor movement but the entire working class people.

Long Live Our Friendship !

Long Live Working Class Unity !

Long Live Zenroren !

Long Live

CONEP !

 

With Best Regard

Best Regard

 

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Biswanath Pyakurel

Bishnu Lamichhane

President

General Secretary