全労連第26回定期大会 2012年7月29日〜7月31日
全労連第26回定期大会によせられた海外友好組合・団体からのメッセージ

(19カ国、28組合/組織、4国際/地域組織 メッセージ到着順に掲載)

2012年7月27日正午現在
全労連国際局仮訳

アオテアロア・ニュージーランド平和評議会

 アオテアロア・ニュージーランド平和評議会は、大変重要な全労連第26回定期大会に連帯のメッセージを送ります。みなさんの大会は、制御を失った独占資本による世界秩序の構成部分によって労働者これまで勝ち取ってきた結社の自由などの進歩が世界規模で攻撃されているさなかに開催されているからです。
 福島原発事故という圧倒的な出来事による人間性の破壊という事態に対応した日本の労働組合運動における全労連の役割は、日本で、そしてすべての国との間で労働者の堅い連帯が存在するということを輝かしくも示したのです。「支配層」を自認する勢力は、自己正当化に終始したのです。
 それらの勢力は、世界銀行やIMFなどの選ばれてもいない国際的な支配・搾取機関を創設し、富の創造者である労働者による行動、組織的な抵抗に対して権力を行使し続けています。
 反労働者的新自由主義勢力の目的は、横暴に他人の権利を踏みにじる彼らの力の行使に明確に表れています。それは、選挙で選ばれた議会や憲法をも乗り越え、首相を任命し、文明社会では強盗と呼ぶにほとんど大差ない「緊縮策」の押し付けに表れているのです。立法府や内閣が彼らの目的の第一ならば、第二は労働者の権利の抑圧です。
 少数による少数のための悪意をもとに結成された政府のコンセプトは20世紀に世界に広がりましたが、その敗北は(のちにゆがめられ攻撃されている)国連憲章と世界人権宣言に刻まれています。これらの重要な前進を掘り崩すプロセスは着実に進行しており、これら人類の進歩を守るためにその流れを止めることができるのは組織労働者しかありません。
 フランス革命の教訓に学ばねばなりません。この新しく、圧倒的な課題を撃破するために共同が不可欠であり、過去人類の進歩の道を幾度となく閉ざしたボナパルティズムのように労働者がその行動で分裂することがないようにすることが重要です。
 私たちは全労連の兄弟姉妹のみなさんに一体感を感じその能力に敬意を払っています。大会の討論が有意義なものとなるよう期待しています。
 非核ニュージーランドより熱い連帯のご挨拶を。

名誉議長 ジェラルド・オブライエン