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【談話】3つの国政選挙での市民と野党の共闘の勝利を確信にして要求を実現できる政治に転換するため引き続き奮闘しよう

2021年4月26日
全国労働組合総連合
事務局長 黒澤幸一

 4月25日投開票が行われた衆院北海道2区と参院長野選挙区の補欠選挙、参院広島選挙区の再選挙のすべてで、野党統一候補が見事な勝利を収めた。全労連は、「強権政治を転換し、いのちとくらしを守る新しい政権をつくる」選挙方針を確立し、労働者の要求を実現するために3つの国政選挙での市民と野党の共闘による統一候補の勝利を呼びかけてきた。この方針にもとづいて野党統一候補の勝利のために様々な困難を乗り越えて、職場組合員をはじめ市民に支持と共感を広げてきた北海道労連、長野県労連、広島県労連をはじめ、各単産・単組、地域組織の皆さんのご奮闘に心からの敬意を表するものである。

 菅政権のもとで初めて行われた国政選挙での野党統一候補の勝利は、元農水相の収賄事件や河井夫妻による巨額の選挙買収事件などの金権腐敗政治や総務省等での接待疑惑、コロナ対策での無為無策をはじめ、菅政権による政治の私物化と強権政治に対する国民のきびしい審判を示したものである。
 同時に、今回の国政選挙では、「市民連合」が国民の選択肢として立憲野党に示した政策もふまえて、安保法制の廃止や立憲主義の回復を基本とする政策協定が結ばれて市民と野党の統一候補が実現した。今回の勝利は、要求と政策の一致点にもとづいて市民と野党の共闘を発展させれば、1人区でも勝利し、政治を変えることができることを示したものである。

 終盤を迎えた通常国会では、新型コロナ感染症の拡大で医療崩壊が発生しているもとでの病床削減の推進や高齢者の窓口負担を2倍化する法案をはじめ、衆院憲法審査会での改憲手続法案(国民投票法「改正」案)、個人情報の利活用促進によってプライバシー権を侵害するデジタル改革関連法案など、菅政権による悪法強行を許さないたたかいの強化が求められている。
 全労連は、悪法を阻止するために奮闘するとともに、3つの国政選挙での勝利を確信にして、労働者・国民の要求を実現することができる政治に転換するため、引き続き市民と野党の共闘を強化し、総選挙での政権交代をめざして力を尽くす決意を表明する。

以上

 
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