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【談話】衆議院での改憲手続き法案採決強行に厳しく抗議する(談話)

 本日午後の衆議院本会議で、憲法改悪につながる「改憲手続き法案」が、与党単独で強行採決された。
 多くの国民の慎重審議を求める声を無視し、5年以内の改憲を公言する安倍首相が「今国会成立」を強く求めていることに従い、国民主権原則と議会制民主主義を投げ捨てた強行採決という暴挙に、全労連は強い憤りをもって抗議する。

 衆議院憲法調査特別委員会では、この間2回にわたる中央公聴会、地方公聴会が開催され、与党推薦の公述人を含めてほとんどが慎重審議を求めていた。また、マスコミの世論調査で、今国会での「法」成立をのぞむのは1割にも満たず、多くが、審議がつくされていないと回答している。これらの民意をかえりみることなく、昨年秋の教育基本法改悪の半分にも満たない異例の短時間審議で、強行採決に及んだ与党の姿勢は、憲法を遵守すべき立場にある国民の代表者とは無縁のものである。

 改憲戦力が、このような民意無視の姿勢をとるのは、自民党の「新憲法草案」が明瞭に示している憲法9条改悪の意図が国民に見抜かれることを恐れ、広がっている「憲法守れ」の国民世論と運動におびえているからにほかならない。その点で、追い詰められているのは改憲勢力である。国民の共同の取り組みの前進で、「改憲手続き法案」を廃案に追い込む条件は日々高まっており、たたかいはこれからが正念場である。

 全労連は、日本国憲法を守り生かすためたたかっている国民諸階層と共同・連帯し、統一地方選挙後半選や参議院選挙にむけた取り組みとも結び、「改憲手続き法案」を廃案においこむため全力をあげて奮闘する。

2007年4月13日
全国労働組合総連合(全労連)
事務局長  小 田 川 義 和

 
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