こんな労働契約法はいらない!厚生労働省前で宣伝

写真 全労連・労働法制中央連絡会は6月27日、労働政策審議会労働条件分科会の開催にあわせ、厚生労働省前で宣伝行動を行った。時間差で、連合、全労協も同じ趣旨で宣伝行動を行った。宣伝カーを連ねての宣伝は初めてでマスコミも注目した。
 「こんな労働契約法はいらないぞ!」「労働時間規制撤廃反対!」「就業規則の不利益変更は認めないぞ!」「解雇の金銭解決反対!」と審議会に聞こえるように、シュプレヒコールでアピールした。

労使反発し30分で中断

 審議会は、午後4時から開会が12分遅れでスタート。しかし30分で議論は中断し閉会。使用者側から、「今まで論議の遡上に上っていなかった有期雇用、休暇、割り増しがいきなり出てきた。労働契約に関するルール、労働時間法制について、十分に時間をかけて検討すべき事柄が拙速な論議。審議会の場で十分論議が出来ていないのに、7月に中間取りまとめを出すことに使用者側は断固反対」などの意見が出された。労働側からは、「様々な論点に踏み込んだ実質的議論はされなかった。このまま議論することは疑問。労働者のための労働契約法を実現できない。労働側委員は審議を中止することを求める。労働側委員全員の意見」と発言。公益から「本日は難しいのではないか。労使調整しながら整理した上でやったらどうか」との意見が出され、3者間での調整後、次回を開催することになった。


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