2004年春闘アピール

 すべての働く仲間のみなさん

 全労連は、「許すな!雇用・賃金・年金破壊、守ろう!平和と憲法」をスローガンに04国民春闘に決起しました。

 深刻な失業、就職難、一方的な賃金切り下げ、年金大改悪、憲法を無視した自衛隊イラク派遣など、財界と小泉内閣がすすめる、労働者・国民いじめと対決し、「たたかえば要求も運動も前進する」ことに確信をもって、生活改善、政治の改革にむけて奮闘していこうでは、ありませんか。

すべての働く仲間のみなさん

 全労連は、財界の賃金切り下げ攻撃に抗して、人間らしい生活をめざしてすべての労働者の賃金引き上げをすすめます。

 トヨタ、NTT、など日本を代表する大企業は、3月期決算で過去最高の利益を上げると予想されています。労働者へのリストラ強行、中小企業への単価切り下げ、政府のリストラ支援策などの結果といえます。しかるに財界は、「ベアゼロ」「定昇見直し、廃止」などを通じていっそうの賃金引き下げ、リストラをすすめようとしています。

 全労連は、大企業の社会的責任の追及とあわせ、「誰でも1万円以上の賃上げ」「時間給50円以上の引き上げ」「パートの均等待遇」、「最低賃金の時間給1000円」などを要求して闘います。

すべての働く仲間のみなさん

 全労連は戦後最大といわれる年金大改悪に反対し、4・15ストライキで、闘います。

小泉内閣は、年金保険料を大幅に引き上げる一方、給付はどんどん切り下げ、その上、今後は改悪を国会審議抜きで行える仕組みに変えようとしています。しかも年金財源の不足を理由に消費税の引き上げまで言い出しています。全労連は、最低保障年金の確立など安心で充実した年金制度をめざして、国民的共同を広げて闘います。

すべての働く仲間のみなさん

全労連は、憲法を無視した自衛隊のイラク派兵に反対します。イラク派兵は、アメリカのイラク占領に加担するものであり、戦後初めて、自衛隊を戦場に送る憲法違反の暴挙です。小泉政府はこれに続いて憲法改悪を公然とうちだしています。全労連は、イラク派兵さらにはこれに続く憲法改悪に断固として反対し国内における広範な諸勢力はもとより全世界の平和を求める勢力と共同して闘い抜きます。

すべての働く仲間のみなさん

日本社会の未来を切り開くのは、労働者、国民の闘いです。

職場、地域から要求を持ちよって、大きな共同をつくり、04春闘勝利にむけて奮闘しましょう。

2004年1月23日

全労連第34回評議員会



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