継続審議ではなく、廃案に
STOP!有事法制6・16全国大集会
共同ひろげ代々木公園に全国から6万人

 「有事法制の廃案にむけて、全国から集まろう!」と6月16日、東京の代々木公園で「STOP!有事法制6・16全国大集会」が開かれました。陸・海・空・港湾労組20団体と宗教者団体などが呼びかけ、全国から春闘共闘参加組合をはじめ労働者、市民、宗教者など6万人が参加しました。
 上部団体や思想・信条を超えた幅広い共同の集会で、4月19日、5月24日の集会に続くものです。「いのちと安全、人権を尊重し、平和な暮らしを求める立場から、有事立法の危険をもつと多くの人たちに知らせ、『有事関連3法案』の廃案までたたかい続ける」との集会宣言を採択、新宿、渋谷など3コースをデモ行進し、沿道の市民、繁華街の通行人らに廃案を訴えました。
 開会宣言した宗教者平和ネットの石川雄吉さんは、有事3法案の今国会での成立が困難といわれることに触れ、「私たちの願いは継続審議ではなく廃案。私たちのたたかいいかんでは廃案にできる」と、全国での取りくみを強めようと訴えました。
 各界アピールで全労連の小林洋二議長(国民春闘共闘代表幹事)は、「労働者は戦争に協力しない。労働組合の共同は大きく広がっている。法案阻止へ労働者もがんばります」と強い決意を表明。脚本家の小山内美恵子さん、日弁連の伊礼勇吉副会長、日本共産党の志位和夫委員長、社民党の土井たか子党首、民主党の生方幸夫衆院議員、沖縄の市民団体代表、海員組合や高校生の代表も廃案を訴えました。


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