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NO WAR ON IRAQ! STOP 有事法制
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STOP有事法制
有事法制反対スポット例 (5.11〜) 

2003年5月9日 有事法制は許さない 運動推進連絡センター  

 みなさん。わたしは、〇〇の〇〇です。この場をお借りして、日本がアメリカの戦争に参加するという、たいへん危険な法案・有事法案が、いま、国会でゴリ押しされようとしていることについて、訴えさせていただきます。
 政府と自民・公明党などが成立させたいとしている有事法案は、昨年2度の国会で、問題ありとされてきた法案です。有事法案は、日本国民の安全を守るために必要なのではと思っていらっしゃる方もありますが、とんでもありません。有事法案の最大の問題は、アメリカの戦争に日本が協力する法案だということです。アメリカが日本周辺でイラク攻撃のように先制攻撃すると、日本には米軍基地もあり、政府が攻撃されるのではと「予測」します。そうすると有事法案は発動されます。そして自衛隊はもちろん、国民も、地方自治体も、HHKも、民間企業も、アメリカの戦争に協力するように強制されます。
 みなさん。アジアでアメリカが戦争を引き起こした場合、日本は現在、後方支援はするが、武力行使はしないことになっています。ところが有事法案では、自衛隊も武力行使するようになります。また、国民に罰則付きで戦争協力を強制するようになります。戦争反対の声を無視して、アメリカがおこなったイラク戦争は、多くの罪のない市民を殺傷し、あらためて戦争のおそろしさを見せつけました。アメリカは、査察による平和的な解決の道を断ち切り、国連決議もないまま、先制攻撃しました。アメリカは、イラクに攻撃されたわけではありません。イラク攻撃は、明らかに国連憲章や世界の平和ルールを乱暴にじゅうりんした無法な戦争です。アメリカがこうした乱暴な戦争をアジアでもおこなうとき、日本が参戦協力するような体制をつくるのが、有事法案です。いま国会では、国民の批判や不安をそらすために、修正論議がされていますが、有事法案の危険な本質は少しも変わっていません。今週中にも衆議院で採決しようとしていますが、とんでもないことです。
 みなさん。
 政府・与党は、北朝鮮の脅威を宣伝し、有事法案が必要だと言っています。北朝鮮は拉致問題など、国際ルールを守らない問題の国です。核兵器開発などを厳しく批判し、やめさせなければなりません。だからと言って軍事的対応では問題は解決せず、北東アジアの平和は守れません。韓国、中国、ロシアなど周辺の国も、平和的解決を求めて努力しています。核問題や拉致問題、過去の植民地支配の問題など、話し合いをすすめて解決し、国交を正常化することが、北東アジアの平和のために、何より大切なのではないでしょうか。アメリカの無法な戦争の片棒をかつぐ戦争をする国になるのか、それとも憲法9条を持つ国らしく、有事法案をSTOPさせ、平和外交を進める国になるのか、本当に大切な岐路に立っています。平和をねがう世界の人々と手をとりあい、有事法案に反対する声を急いで大きくあげましょう。ご静聴ありがとうございました。