「STOP!年金改悪」パネル
 
自治労連の仲間がつくった力作。
解説するためのシナリオ案も用意されています。
学習会で、街頭で、おおいに活用しましょう!
年金パネルの説明シナリオ案(説明者1人用)
年金パネルの説明シナリオ案(説明者2人用)

保険料が毎年
1万円づつ上がる?
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 拓くん:最近、「年金」「年金」って新聞でもテレビでも騒がしいね。・・・でもさあ、年末に「現役世代の年収の50%以上を確保する」って決まったらしいから安心だよね。

 未来さん:何を言ってるのよタッちゃん、この表を見て!・・・与党合意では現在労使折半で年収の13.58%の保険料を、今年の10月から毎年上げて、13年間で18.30%にするというのよ。年収500万円の人なら毎月1万円も多く取られるのよ。

 拓くん:ひゃーあ、そりゃきついなあ。・・・でも財界は庶民の税金が増えないようにがんばってくれたね。
  未来さん:NO!NO!NO!財界が抵抗してるのは自分たちの利益が少なくなるからなのよ。日本経団連の奥田会長は「労使折半の『使』はゼロにして全部『労』で」賄えとまで言い出してるのよ。

保険料上げなくとも
財源はある!
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 未来さん:消費税は「高齢化社会のためにお金が必要だ」と言って導入されたんだけど、この15年間に私たちが納めた消費税は136兆円にもなるのに、大企業が納める法人税は131兆円も減税になってるのよ。日本経団連の奥田会長は「消費税は18%に」、「消費税増税と法人税減税に賛成の政治家に40億円の政治献金を出す」と言っているわ。

 拓くん:そうか、消費税増税のねらいは社会保障のためじゃなくて、大企業の減税のためなんだね。でも、消費税じゃなかったら、年金の財源はどうするの?

 未来さん:この問題は、年金制度の枠内だけで考えていちゃダメ。・・・国の予算の使い方を変えて、社会保障を予算の主役に据えれば財源は生まれてくるのよ。西欧6カ国の公共事業費を合計した額より多い、異常な大型公共事業を、バブル前の1984年の水準に戻すだけで16兆円も財源が生まれるわ。世界第二位の軍事費を4分の1削るだけでも1.3兆円の財源になるわ。


みんなで
立ち上がろう!
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 拓くん:要は政府の姿勢が問われてるんだね。ところで年金制度はどういうふうに改革したら良いんだろう。

 未来さん:いの一番にやるべきことは基礎年金の国庫負担を現在の3分の1から2分の1に引き上げることよ。これは94年いらい国会付帯決議や国民年金法附則第2条への書き込みで、政府が国民に約束したことなのよ。第二に現在5年分も溜め込んでる年金積立金を計画的に取り崩して給付に当てることよ。積立金を株で運用して6兆円も損失を出してることに知らん顔で、さらに大幅に市場で運用するなんてやめるべきよ。第三に、リストラをやめて年金の支え手を増やすこと。大企業はこの6年間で189万人もリストラしているのよ。こんなことを放っておいたら年金制度が苦しくなるのは当たり前よ。

 拓くん:よくわかったよ。こうしてはいられないね。年金制度の改悪をストップさせるために何かしなくっちゃ!  

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