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働く仲間の総力をあげて
19春闘勝利へ
1.30春闘総決起集会を開催

 1月30日、国民春闘共闘委員会、東京春闘共闘会議は東京・杉並公会堂大ホールで19国民春闘勝利総決起集会を開催しました。中央単産と全都から組合員850人が参加しました。

 開会あいさつで東京春闘共闘の荻原淳代表(全労連副議長)は、「大幅賃上げ・底上げと労働条件の改善の実現に向けて全力をあげよう」と呼びかけました。そして、来る統一地方選挙、参院選挙で「安倍政治を変えないと私たちの要求は前進しない。市民と野党の共闘を進め、働く仲間の総力をあげて安倍9条改憲を阻止し、安倍政権を退陣に追い込もう」と訴えました。
 国民春闘共闘の野村幸裕事務局長(全労連事務局長)が、この間の職場・地域でのたたかいの映像を交えて19春闘のポイントを解説。春闘勝利には行動の統一と集中、職場と地域のクロスオーバーが重要として、「一組合員一行動」を呼びかけました。そして、6つの課題―組織拡大強化、大幅賃上げ・底上げ、労働者による労働者のための「働き方改革」、平和のうちに暮らし働ける社会の実現、社会保障の充実・消費税増税阻止、非正規雇用労働者の労働条件改善に取り組むことを提起。とりわけ、安倍「働き方改革」関連法の施行にあたって、悪法を職場に導入させず前進面を活用すること、長時間労働の解消にむけて「新36協定キャンペーン」の具体化を提起し、「8時間働けば暮らせるルールを確立し、次代につなげよう」と訴えました。
 決意表明では8組織が登壇。「アンケートや一言メッセージをすすめ職場で働くすべての仲間とつながっていく」(JMITU東京南部地協)、「日本の食糧を支える家族的農業と農協の間に分断を持ち込み農協つぶしをする農政改革に地域の皆さんとたたかう」(全農協労連)、「東大ではこの間のたたかいで非常勤講師の10年無期転換を5年にさせた。今春闘はこれをさらに広げ、賃上げにまい進する」(首都圏大学非常勤講師組合)、「教職員の長時間・過密労働を中教審は1年単位の変形労働時間の導入で覆い隠そうとしている。教職員を増やし、地域や父母とともに豊かな教育を実現する」(全教)、「ライドシェア、白タク合法化はこの間のたたかいで阻止している。お客様にとって安心安全のタクシーを守るため奮闘する」(自交総連東京地連)、「最賃運動は地域に労働組合の存在がアピールできる。議会請願運動に取り組む」(三多摩労連)、「うそつきは戦争のはじまり。セクハラ容認の政治家に大臣の資格はない!職場も政治も変えよう!」(全労連女性部・東京地評女性センター)、「丸の内ビル建設の非人道的で過酷な現場を労働者の声を集め、国・元受け要請で少しずつ改善させた。声を上げれば現場は変えられる。オリンピックは会場を建設する労働者がいるから開催できる。その役割にふさわしい賃金、単価を勝ち取る」(東京土建)と、力強い発言が続きました。
 東京医労連の池田タヅ子さんが集会アピールを読み上げ、満場の拍手で採択。東京春闘共闘の松森陽一副代表が行動提起し、国民春闘共闘の小田川義和代表幹事(全労連議長)の閉会あいさつと団結ガンバローで締めくくり、たたかう決意を固めました

集会アピール

 本日、国民春闘共闘委員会と東京春闘共闘会議は、「2019年国民春闘勝利!1.30総決起集会」を開催し、総力をあげて19国民春闘をたたかい抜く決意を固め合いました。

 労働者の実質賃金は6年連続で低下しています。大企業と富裕層だけが利益を増やすアベノミクスの破たんは明白です。拡大し続ける格差をなくすこと、不安定雇用と貧困を解消することは急務です。今こそ賃金の大幅引き上げ、底上げを実現し、労働者のくらしを大きく向上させましょう。月額25,000日額150円以上の大幅賃上げを求め、最低賃金はただちに1,000円以上、東京では早期に1,500円の実現をめざしましょう。社会的な賃金闘争を職場と地域が一体となって推進することが必要です。最低賃金の抜本的改善、全国一律最賃制度の実現、公契約労働者の賃金引き上げ、公務員賃金引き上げを求め、奮闘しましょう。
 すべての労働者の切実な要求を実現するために、職場アンケートと要求討議、要求書提出とスト権確立、行動への参加を職場から強め、正規・非正規のすべての組合員が力を合わせてたたかいましょう。地域に足を踏み出し、住民や地域の働く仲間、団体との共同により地域総行動を大きく展開し、単産と地域の統一行動、民間と公務の共同行動を大きく発展させましょう。

 2019年国民春闘は、国民的な課題でなんとしても前進が必要です。
 安倍9条改憲は絶対許すわけにいきません。通常国会で狙われる改憲の国会発議、共同・共闘を広げ、3000万人署名達成で必ずとめましょう。軍備拡大に反対し、戦争法の具体化を許さず、オスプレイの危険な訓練中止と配備撤回を求めましょう。安倍首相の「戦争する国」への野望を、みんなの力で打ち砕こうではありませんか。
 核兵器の違法化・禁止へ世界は力強く進んでいます。日本政府に核兵器禁止条約賛成と批准を強く求め、唯一の戦争被爆国として責任を果たさせましょう。
 国民多数の要求・願いを安倍政権は踏みにじり続けています。こんなことをいつまでも続けさせるわけにはいきません。消費の低迷に追い打ちをかける消費税10%への増税、社会保障の解体、辺野古の米軍新基地建設、原発再稼働など、安倍政権の暴走を総力を挙げて阻止しましょう。
 二つの選挙で勝利し、安倍政権の退陣を実現しましょう。

 安倍政権と財界は、労働者にも多くの改悪を押し付けています。「働き方改革」の名による大改悪を職場で具体化させないたたかいを強めましょう。労働者の命と健康を守り、人間らしく働き続けられる職場、社会に変えましょう。人間扱いしない長時間労働を解消させましょう。残業を厳格に規制するため、すべての職場で実効ある「36協定」締結を追求しましょう。

 切実な要求を前進させ、人間らしい労働と生活、まともな国、社会に変えるため、私たちは団結して諸行動に総決起し、たたかいと両輪で組織の拡大強化に奮闘しようではありませんか。
大幅賃金引き上げ、8時間働いて人間らしく暮らせる社会の実現、
安倍9条改憲と消費税増税阻止、
職場と地域からの共同のたたかいで、未来を切り拓く19国民春闘。
全力でたたかいましょう!
2019年1月30日

2019年国民春闘勝利!1.30総決起集会

 
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