TOP 全労連紹介 ニュース オピニオン 労働法制 賃金闘争 憲法・平和 くらし・社会保障 非正規全国センター 全労連共済 青年 女性 English
 
BACK
TOP
ニュース
 

くらしを守れ!13春闘勝利へ
2013 春闘総決起集会 1100人の熱気

写真 「賃上げ、雇用確保、労働条件改善を―」。国民春闘共闘委員会は1月30 日、東京春闘共闘とともに、東京・中野ZERO ホールで国民春闘勝利をめざす「13春闘総決起集会」を開催し、首都圏の職場・地域から1100人が参加しました。青年劇場・作/演出による構成劇「未来(あす)をあきらめない」や趣向を凝らした決意表明に拍手が沸き起こり、「賃上げ・雇用の確保でデフレ不況脱却」をめざして全力でたたかおうと決意を固め合いました。

●「ベースアップ論外」なんて言わせない

 開会あいさつで、国民春闘共闘・伊藤潤一代表幹事(東京春闘共闘代表委員)は、デフレ不況を克服し、内需拡大による景気の立て直しを行うには、消費の拡大が必要であり、賃金引上げと安心して働けることが条件だと強調。「職場・地域から13春闘を旺盛にたたかっていこう」と呼びかけました。
 構成劇「未来(あす)をあきらめない!」では、「このままでは結婚できない―多忙な子どもを心配し必至でお見合いセットする母親」「終業時間直前のロックアウト解雇」「パワハラによる退職強要」など、現代に潜む問題を、建交労・角田季代子さん(母親役)、東京医労連・小栗元啓さん(息子役)、青年劇場から杉本光弘さん(父親役)、小泉美果さん(お見合い相手役)がコミカルかつシリアスに熱演し、会場は笑いと歓声に包まれました。
 国民春闘共闘の小田川義和事務局長(全労連事務局長)が、パワーポイントを使って、今春闘のたたかう構えを報告。アベノミクス、財界の主張を理論的に批判し、「新たな政治状況のもとで改憲も構造改革も許さないたたかいの先頭に立とう。ベースアップは論外なんて言わせない」と力強く語りました。

●すべての労働者の賃上げと雇用の安定を

写真 大型スクリーンには、各組織から寄せられた「90 秒でわかる今春闘の目玉」が映し出され、単産・地域の代表が決意を表明。
 電機情報ユニオンの米田(まいた)委員長は、電機・情報産業で強行されている大リストラについて語り、「この大リストラによって、下請け・関連企業でも150 万人の雇用が失われると言われている。この春闘で『雇用守れ』のたたかいに全力で取り組む」と力を込めました。東京東部ブロック・墨田労連の田中議長は「すべての単組で要求提出と団体交渉を追求し、自治体・労働行政への要請や商工団体との懇談・共同をすすめ、未組織の組織化に取り組む。スカイツリーより高い志で労働運動発祥の地から奮闘する」と発言しました。
 全農協労連東京地本中央支部の小出議長は、継続してきた被災地支援の様子を語り、「被災地では未だに風評被害のため農産物の価格の下落に苦しみ、廃業も続いている。原発の再稼働・新増設は許さない。TPP 交渉参加反対の共同を広げていく。国産の農産物を食べて元気にたたかおう」と呼びかけました。
 JMIU・文化シャッター東京支部の田中書記長は、株主や社外に対して見栄えの良いことばかりしている経営を批判し、「従業員の状態は言葉にならないほど大変だ。後世のためにも長時間労働の改善に頑張る」と決意を表しました。
 国公労連の花岡中央執行委員は、公務員の賃下げはすべての労働者への賃下げ攻撃だと批判。「賃下げを跳ね返すたたかいを、国家公務員の労働基本権をとり戻すたたかいとも結び旺盛に展開する」と語りました。

 東京土建の宮田副委員長は、「公契約条例が各地で制定され始めたのはいい話題だ。川崎では公契約条例制定で『こんなにいい値段の仕事は初めてみた』と報告があった。2年のうちに東京の全自治体で制定されるよう奮闘する」と運動を強めていく決意を語りました。
 解雇撤回などを求める24の争議団の紹介に続き、東京春闘共闘・松本秀典事務局長が春闘勝利に向けた行動を提起。「地域総行動、3月13、14日の『50 万人総行動』などに旺盛に取り組み『目に見え、音が聞こえる』状況を職場・地域から作り出していこう」と訴えました。集会の最後に、大黒作治・国民春闘共闘代表幹事(全労連議長)が「春闘勝利に向けて、思い切って立ち上がり、たたかいを広げて行こう」と閉会あいさつし、力強い団結「ガンバロー」三唱で締めくくりました。

 
〒113-8462 東京都文京区湯島2−4−4全労連会館4F TEL(03)5842-5611 FAX(03)5842-5620 Email:webmaster@zenroren.gr.jp

Copyright(c)2006 zenroren. All rights reserved.