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2・10中央総行動 全国からのべ7000人が参加
賃上げで景気回復を、消費税増税をゆるすな!
国民連帯の力で野田内閣の暴走をストップさせよう!

写真 「賃上げで景気回復を」「消費税増税をゆるすな」―。全労連・国民春闘共闘委員会は2月10日、農民、商工業者、建設職人・業者などの諸団体と共同で「国民のいのち・暮らしを守る中央総行動」にとりくみ、全国からのべ7000人が参加しました。野田内閣が消費税増税・社会保障大改悪、TPP(環太平洋連携協定)参加へと暴走するなか、国民連帯の力で悪政をストップさせようと、終日行動を繰り広げました。
 正午から日比谷野外音楽堂で開催された中央総決起集会には、2500人以上が参加。主催者を代表してあいさつした国民春闘共闘の大黒代表幹事(全労連議長)は、被災地復興を置き去りにしてTPP参加や消費税増税に血道を上げる野田政権を厳しく批判。労働者の懐を温め、内需主導の日本経済を実現してこそ景気も回復し、財政も立ち直るとのべました。また政府は、社会保障と税の大改悪をすすめる露払いとして国家公務員賃下げと衆院比例定数削減を強行しようとしていると指摘。「消費税増税・TPP参加反対、原発ゼロをめざすたたかいに合流し、2012春闘を大きく発展させよう」と呼びかけました。
写真 リレートークでは、宮城県労連の小玉常任幹事が発言。震災後、石巻市のボランティアセンターに泊まり込んで復興支援、生活・労働相談活動に奔走してきた体験を振り返りつつ、被災地の雇用を守るために全力をつくす決意を語りました。建設首都圏共闘から、宮田議長が参加し連帯あいさつ。「日本がTPPに参加すれば、小さい工事にも外国資本が参入してきて、建設業界全体が痛手をこうむる。公契約条例をどんどんつくる運動をすすめたい」とのべました。
 集会ではこのほか、公務、非正規、農民、女性、年金者・生存権裁判全国連絡会の代表らが決意表明しました。シュプレヒコールのリード役は、全労連青年部の矢澤常任委員。「賃上げで景気を回復しよう」「消費税増税反対」「原発なくせ」など、4色にわかれたプラカードを掲げ、会場の外にまで大きな声を響かせました。
 国公労連の廣瀬中執が「集会アピール」を読み上げて提案し、満場の拍手で採択。全商連・国分会長の閉会あいさつ・団結ガンバローで集会を締めくくりました。集会には、日本共産党の市田書記局長・参議院議員が参加し、連帯あいさつしました。
 中央集会後、参加者は各省前行動に移り、ふたたび日比谷公園に集結。色とりどりのプラカードやのぼり、横断幕を掲げて銀座パレードに出発しました。途中、東京電力本社前を通過する際には「東電は原発事故の責任をとれ」「ただちに全面賠償しろ」「国民に責任を転嫁するな」など、怒りの唱和がビル街にこだましました。パレード後、参加者は、2012年版「経労委報告」でベア「論外」、定昇実施の見送りにまで言及した日本経団連を幾重にも包囲しました。

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