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格差を是正し均等待遇を実現しよう―
第15回パート・臨時・派遣ではたらくなかまの全国交流集会
神戸で開催

写真 全労連は5月26〜27日、神戸市で「第15回パート・臨時・派遣ではたらくなかまの全国交流集会」を開き、26日の全体会に約400人、27日の分科会・分散会に約330人が参加した。前日、当日と神戸新聞に掲載され、「新聞を見て来た」という人もいた。
 全体会でパート連絡会の布間きみよ代表はあいさつで「時給1000円以上、全国一律最低賃金制を確立、働いて喜びが持てる社会にしよう」と呼びかけた。全労連を代表し坂内三夫議長があいさつ。「今春闘は、3・6中央行動や全国青年大集会の成功、パート時給の引き上げなど、青年、非正規、女性のたたかいが世の中を動かしていることを実感できた。格差と貧困、ワーキングプアは個人の責任ではなく、意図的につくられたもの。時給1000円以上要求と運動は社会的世論になり、地殻変動の一歩を作り出している」と述べた。開催地歓迎あいさつで兵庫労連の津川知久議長は、非核神戸方式について述べ「憲法を変えて戦争をする国にするためには、神戸方式が邪魔で激しい攻撃を受けている。平和への願いをもっと広くアピールしていくことが重要」と述べた。
 パート連絡会の井筒百子事務局長が、「非正規雇用労働者の権利を確立し、均等待遇を実現するアクション」について提案。パート法改正問題や情勢、パートアンケートの中間報告結果にふれながら、職場、政府・行政にむけた取り組み、なかまづくり運動などについて提起した。

 パネルディスカッション
 格差是正と均等待遇実現についてのパネルディスカッションが行われた。パネラーは、関西勤労協の中田進氏、兵庫パート臨時連絡会の北野紀子氏、首都圏青年ユニオンの河添誠氏、全労連パート臨時連絡会の橋本のり子氏、井筒事務局長がコーディネーターを務めた。中田氏は生活保護の問題、派遣法など労働法制改悪、パート法の問題点などについて述べ「少しずつでも要求を前進させるための決め手は労働組合」と述べた。北野氏は自治体に非正規労働者が増大していること、最賃すれすれの時給で働かされ、ワーキングプアが作り出されていることなどについて述べ、「非正規だからとあきらめず、行動に移すことが大事」と発言した。河添氏は実例を示しながら、「残業代未払い、有給休暇なし、社会保険未加入など労基法が守られていない状況をどうやったら改善できるかを追求している。青年たちは無権利状態の泥沼にいるが、ユニオンはブルーシートのような役割、足は濡れないし座れる。最低限の労働条件を確保するために憲法28条を使った社会的運動を進めている」と、ユニオンの取り組みについて述べた。橋本氏は生協の仕事や賃金について「パートと正規で仕事のどこが同じでどこが違うか、年収や月例賃金の違いなどを調査している。なぜ均等待遇が必要なのか学習をすすめている。均等待遇の実現はパートだけがんばっても前進しない。正規と一緒に組合全体として位置づけることが大事」と述べた。井筒氏は「現在、国の仕組みや流れは労働者国民にとって、大変過酷な方向へ変化しようとしている。しかし、その流れに抗する運動が確かに起きていて、その運動を担っているのは非正規雇用労働者自身であることに確信を持とう」とまとめた。

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