07春闘本格的にスタート
1・18厚生労働省前行動、日本経団連包囲行動を実施

　「大企業はボロ儲けをはき出せ」「利益を労働者に還元せよ」―全労連・国民春闘共闘・東京春闘共闘は１月18日、午前の厚労省交渉・厚労省前行動をはじめ、丸の内中通りデモ、日本経団連包囲行動に取り組んだ。「まもろう憲法・平和、なくそう格差と貧困、つくろう安全・安心な社会」の実現にむけ、07春闘を総力あげてたたかいぬくことを宣言した。

　デキシーバンドを先頭に、賑々しく行われた昼休み丸の内中通りデモ。安倍首相、御手洗日本経団連会長のお面をつけた参加者がそこに続いた。「え！なに？」「でもいっぱい人がいるね」と道行く人たちの注目を集めながら、日本経団連前まで行進した。

　デモ・日本経団連包囲行動には８００人が参加。主催者あいさつした全労連の坂内議長は「07春闘はいよいよ本格的なスタートを切った。御手洗会長は、『希望の国』とか言っているが、まずはモラルハザード、企業の不祥事、偽装請負、サービス残業を根絶させ、賃金・労働条件の改善に応じるべきだ。賃金底上げや均等待遇など、前進の流れが作られつつある。力いっぱいたたかいぬこう」と呼びかけた。ＪＭＩＵの三木書記長、自交総連の小林書記次長、国公労連の岡部書記長が決意表明した。

　昼デモに先立って、最賃法の抜本改正や最賃審議会委員の公正任命を求め厚労省交渉が行われ、40人が参加。ほぼ同時刻に行われた労働諸法制の改悪反対、最賃審議会委員の公正任命を求めた厚労省前行動には400人を超える仲間がかけつけた。