2004年国民春闘共闘情報
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第 23 号  2004年4月16日

 

「年金改悪やめろ!」とスト決行

全国で100万人規模の行動展開中

 賃上げなど春闘要求の実現も迫る


 本日15日、国民春闘共闘と全労連は、「年金改悪反対」を掲げ、全国各地でストライキ、職場集会をはじめ、座り込み、駅頭・街頭・店頭で宣伝・署名、決起集会・デモ行進、バッチやワッペン着用、車両ステッカーなどの諸行動を終日展開しています。民間労組の多くは賃金要求の回答引き出し・上積みを求めています。この行動には、32単産・47都道府県で共同の労組・団体を含め100万人以上が総決起する大行動になっています。

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左=自交総連日本交通労組品川支部のスト。右=通信労組のNTT持株会社前でのスト

左=MICの昼デモ(神保町周辺)。    右=国会前座り込み行動で怒りのこぶし



 本日、ストライキを中心にたたかっているのは、日本医労連、自交総連、JMIU、通信労組、建交労、全労連全国一般、全印総連、出版労連などの民間11単産で、職場集会を中心にたたかっているのは、全農協労連、検数労連、生協労連、福祉保育労と、公務の国公労連、自治労連、全教などで、「年金改悪はやめろ」「自衛隊はイラクから撤退せよ」などの職場決議を採択し、小泉首相や各政党に要請電、FAX送信しています。公務単産は朝夕の宣伝・署名活動、昼休みデモ、駅頭でのシール投票など多彩な活動を展開中です。
 全国47都道府県では春闘共闘や県労連が、スト支援、早朝宣伝、座り込み、昼休み集会・デモ、年金ビラの全戸配布、夕方の宣伝行動、夜の決起集会など、各地で共同をひろげながら終日行動を繰りひろげています。北海道、埼玉、東京、大阪、京都などでは万単位の大行動に発展しています。


 
100組合5000人がスト、1万人以上が諸行動

 自交総連  日本交通労組品川でスト集会


 自交総連は15日、全国で84組合が2時間以上のストライキ、指名スト、16組合が時間内に食い込む職場集会で計4915人がたたかったのをはじめ、山形(52台)、京都(300台)、大阪(150台)、福岡(40台)でタクシー・自動車デモを展開(札幌、仙台は11日に実施)、県労連の集会・諸行動に参加するとともに、全国の組合員が「年金改悪反対」の車両ステッカー約1万枚を貼り付けて運行しています。
 東京地連日本交通労組品川支部(川崎支部長、組合員130人。品川営業所の労働者数980人)は15日、「年金改悪を許すな」「食える賃金よこせ」「賃金カットやめろ」などを要求して早朝の2時間ストライキを敢行しました。
 午前7時、「スト決行中」の看板を掲げて約30人の組合員がゲート前に並び、次々に出庫するタクシー1台、1台の仲間に、“政府は年金(負担増)改悪(給付減)やめろ!”の見出しの組合機関紙「やくしん」を配布。午前7時30分からは、営業所玄関前に組合員70人、品川労協、JMIUなど支援の仲間14人が参加してストライキ決起集会(写真)
 川崎支部長は「自交の仲間は不景気と規制緩和で塗炭の苦しみを強いられているのに、さらに年金が改悪されれば負担増は10年で42万円にもなる。いま、たたかわなければどうにもならない。自分たちの力で職場、社会を変えるために、ストライキを打ち抜こう!」「仲間を増やせば職場が変わる。組織拡大を!」と呼びかけました。
 春闘共闘の熊谷全労連議長、東京春闘共闘の伊藤事務局長、自交総連東京地連の小林副委員長が激励の挨拶。熊谷議長は「今日の全国統一行動には100万人以上の仲間が決起する。皆さんのストライキが全国を励ましている。給付削減・負担増の年金改悪を許さないために全力でたたかおう」と激励しました。
 ストライキを打ち抜いた午前9時すぎ、明け番の仲間がゲート前で、仕事に出発する仲間を見送り、代表は国会行動に向かいました。


400店舗での宣伝・署名活動に3万人

 生協労連  年金改悪、イラク問題もアピール


 生協労連では4月15日現在、年金改悪反対署名が昨年10月から6万5900筆を集約、年金学習会も各地で行われ、地域での宣伝行動も大きくとりくまれてきました。
 今日は、これまでのとりくみを積み重ね、生協組合員、地域、労使共同の行動も最大の山場でした。全国各地で、のぼり・ポスター・署名・チラシも活用しながら、全店一斉署名行動(全国約400店舗)、宣伝行動、職場集会、指名ストなどが展開され、この間の参加者は約3万人です。県段階へのとりくみにも結集して、「年金改悪反対」「イラクで拘束されている日本人3人の即時釈放」「イラクへ派兵されている自衛隊の即時撤退」をアピールしました。


スト突入は107支部分会に広がる

 JMIU  地協ごとに大規模宣伝・署名活動


 JMIUでは107支部分会がストライキ(一部は指名スト)で決起しました。94年の年金スト、98年の労基法改悪反対ストをおおきく上回る規模で、はじめて悪法阻止のストライキに立ち上がる支部分会もたくさんあります。このほか、昼休み職場集会での決議や周辺での宣伝・署名、地域集会などの諸行動をふくめ、200支部分会で5000人以上が参加しました。
 40支部分会がストライキで立ち上がった東京地本では、夕方、東京北部地協が池袋駅で、東京南部地協が大森駅に結集して、各々100人規模で宣伝・署名活動を展開しました。そのほかの地協でもそれぞれの地域労連・春闘共闘と共同して駅頭宣伝・署名行動を実施しています。
 三多摩のリオン支部では夕方、250人が参加するスト集会をひらき、政府と経営者あてに「年金改悪に反対し、暮らしと雇用の安定をめざす決議」をあげ、最寄の国分寺駅までデモ行進。沿道の市民に「年金改悪反対」を訴えました。役員・活動家はひきつづき同駅で、地域労連のなかまと駅頭宣伝・署名活動に声をからしました。
 長野地本は6支部分会がストライキに入り、職場決議をもって長野県と要請交渉。上小地区協では地域労連と共同して上田駅頭で集会を行います。愛知地本では川本製作所支部が15分の全面ストに入ったのをはじめ11支部分会がストライキで立ち上がりました。


350組合7万5000人がスト・宣伝行動

 日本医労連  労災、日赤がスト。民医連は宣伝や昼デモ


 日本医労連は15日、「年金改悪反対」と「春闘要求実現」を結合して、47都道府県の350組合・7万5000人以上が1時間以上のストライキや宣伝など多様な行動を展開しています。
 ストライキを中心にたたかっているのは、全国組合の全労災で、岩手、宮城、福島、関東、東京、神奈川、岐阜、大阪など25支部が始業時から2時間のストライキを決行。全日赤でも、北海道、岩手、千葉、東京、長野、滋賀、京都(第一、第二)、大阪など19単組が始業時1時間のストライキを決行しました。全厚労では新潟が指名ストのほか12県連が職場集会や各県労連の行動に結集しています。健保労組は、職場での決起集会・学習会や、年金ビラの早朝配布などにとりくみました。
 地場民間では、各地の民医連系労組が昼休みを中心に、白衣の集会・宣伝行動や市内デモなどを労使共同で取りくみ、患者さん、市民に「年金改悪反対」をアピールしたり、地域のビラ配布に汗をながしました。
 各組合は、夕方から夜にかけて取りくまれる各地方・地域労連の宣伝、決起集会・デモ行進などに積極参加しています。


企業年金改悪にも抗議。707人がスト突入

 通信労組  持株会社前の突入集会に150人


 通信労組は、公的年金大改悪とNTT企業年金改悪に反対し、全国35都道府県、207事業所で707人がストライキで決起しました。
 東京・大手町のNTT持株会社前で開かれたストライキ突入集会には、支援する仲間も含め150人が参加。通信労組の岩崎委員長はあいさつで「通信労組は本日の年金ストに、全国で立ち上がっている。憲法が保障する生存権をゆるがす年金大改悪法案は廃案しかない。NTTは企業年金の給付率を4.5%から2.5%に下げようとしており許せない。団結してたたかいぬく」と決意を語りました。
 全労連国分事務局次長が「全労連・春闘共闘は全国で100万人を超える仲間がストを含む行動に決起している。NTTをはじめ大企業の大手組合が、賃上げなどのたたかいで足をひっぱっているなか、通信労組がストでたたかう意味は大きい。年金問題で、政府は『抜本改革』というが、改革の名に値しない大改悪だ。国民と団結したたかい、がんばりぬこう」と連帯あいさつした。
 ストに突入した仲間がつぎつぎ決意表明し、国公労連・堀口委員長、全労働・新宮委員長、航空連の日本エアシステム労組・小野委員長が連帯あいさつし、たたかう仲間を激励しました。


国会前座り込み行動に1,200人

「自衛隊は撤退せよ!」。中学生もシュプレに唱和

 全労連・国民春闘共闘による4月の国会行動は14日で5回にわたって展開され、本日の「4・15年金スト・全国一斉行動日」には今期最高の1200人が座り込みに集結しました。
 行動中、国会見学に訪れた中学生の団体の全員が、座り込み行動をしている参加者へ手を振ってエールを送ってきたり、「自衛隊はイラクから撤退せよ」のシュプレヒコールに、いっしょになってこぶしを振り上げる姿が何度も見られました。そんなエールにも励まされながら、参加した各単産や地方代表、交運共闘の明番者、年金者組合のなかまも含め元気に行動しました。




 
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