全労連第27回定期大会 2014年7月27日〜7月29日
全労連第27回定期大会によせられた海外友好組合・団体からのメッセージ

(19カ国、25組合/組織、3国際/地域組織 メッセージ到着順に掲載)

2014年7月24日11:00現在
全労連国際局仮訳

ベトナム労働総連合(VGCL)

 私たちベトナム労働総連合(VGCL)は、2014年7月27日から29日、全労連の第27回定期大会が東京で開催されることを知り、非常に嬉しく思っています。全労連の第27回定期大会に際して、ベトナム労働総連合(VGCL)は、ベトナム労働者と800万人を超す労働組合員を代表して、日本の労働者と全労連の組合員である兄弟姉妹のみなさんに私たちからの挨拶と熱烈な祝福を送ります。
 ベトナム労働者と労働組合員は、過去25年にわたり、全労連が日本の労働者の権利と利益を守るたたかいを努力しながら常に発展させてきたことを知っています。私たちは全労連の到達点をとても嬉しく思っています。戦争による荒廃と喪失を長い年月に渡り経験したベトナムは、平和の価値を身に染みて理解しています。ベトナム国民は、常に平和を愛しています。ベトナムの労働組合は、平和、安定、発展を常に希求し、労働者のよりよい生活のためにたたかっています。これこそが、私たちがみなさんの平和を求めるたたかい、労働者の権利と利益を守るたたかい、雇用確保、社会保障、労働者の労働条件の改善を求めるたたかいを全面的に支持する理由です。
 全労連第27回定期大会は、労働者および全労連の組合員にとって極めて重要な出来事です。日本国民の繁栄、日本の労働者のよりよい生活、アジア地域と世界の平和、発展、進歩に貢献するこれまでになく強靭な全労連組織を建設するために、みなさんの大会がきたる2年間の全労連の戦略と優先課題を討議し、採択するものと私たちは強く確信しています。
 ベトナム労働総連合は、将来にわたって全労連との連帯、友好関係、協力関係をさらに強化することを望んでいます。
 全労連第27回定期大会の大きな成功を祈念します。
ダン・ゴク・トゥオンVGCL議長

ニュージーランド労働組合評議会(NZCTU)

 2014年7月27-29日に開催される全労連大会に温かいご挨拶を送ります。大会は労働者とその家族の安定への強まる攻撃、特にこのアジア太平洋地域での軍国主義の再再拡大の下で開催されます。
 日本同様、人々の暮らしの必要よりも大企業の利益に沿った行動をしている政府によって、ニュージーランドでも拡大する格差、労働者の権利侵害と企業の力の増大に直面しています。
 みなさんと同じく、多国籍大企業の力を強化するためにこの地域の人々の権利と民主主義プロセスをないがしろにしようとする環太平洋経済連携協定(TPP)に示されるような国際的な攻撃に対して断固反対しています。最近両国首相がニュージーランドで会談を行いましたが、それはこの参加国によって妥結に向かって進んでいる商業契約の危険性を再確認させるものになりました。
 そしてみなさんと同じく、ニュージーランドによる歴史的な核兵器及びその艦船入港拒否政策を誇りとし、核戦争の惨禍である広島・長崎の人々の恐怖を認識している私たちは、平和を支持し、核兵器に断固反対しています。私たちは、他の国も支持してくれると望む、アジア太平洋地域でも国際的にも平和に向けて大きな貢献をしている日本国憲法の戦争放棄の重要性を認識しています。私たちは軍事的活動を再開・強化しようとする日本政府の直近の動きを大変懸念しており、みなさんの戦争放棄の憲法を守るたたかいを支持します。
 これらの課題やそのほかの問題でもみなさんと今後一緒に運動することを期待しています。
ヘレン・ケリー議長

汎キプロス労働連盟(PEO)

 親愛なる同志のみなさん
 汎キプロス労働連盟(PEO)とキプロスの労働者を代表し、大会参加者のみなさん、そしてみなさんを通じて日本の労働者のみなさんにたたかう連帯と友好の挨拶を送ります。
 全労連第27回定期大会は労働者にとって極めて重要な情勢のもとで開催されています。
 資本主義システムのグローバルな危機は依然として進行し、さらに深刻になっています。実際、資本主義は安定した成長や進歩を保障することができません。反対に資本主義がより先鋭化し、新自由主義化すればするほど、繁栄と権威はごく少数の人に限られ、それは何千万もの失業者とホームレスを生み、人類を貧困以下に貶めることで成り立っています。
 今日私たちが直面しているのは、国民経済への最も乱暴な介入の時代です。
 資本とIMF、WTO、世界銀行などの国際機関が危機を口実にして、長い間の激しいたたかいで勝ち取った労働者の権利と成果を破壊するために、新自由主義政策を推し進め、労働者への攻撃を強化しています。
 法の支配、社会的連帯、集団的行動と自由な交渉に支えられた安定して規制された労使関係はグローバルな規模で支配層から系統的に攻撃されています。
 新自由主義と大企業の攻撃には一つの解決策しかありえません。
 労働組合に結集してたたかう労働者が、階級的労働組合運動に参加し、調整された統一闘争を通じ連帯と相互支援の表現としての行動に参加することで、労働者階級の権利を守りよりよい世界への基礎をつくりだすたたかいの力を構成します。
 親愛なる同志、友人のみなさん、1989年の結成以来25年にもわたるたたかいにおいて、社会保障制度の改悪、増税反対の先頭に全労連とその加盟組織がたっていたことを私たちは認識しており、その25年の歴史を称賛したいと思います。
 第27回定期大会での討論と決定が、権利を伴ったディーセントで安定した雇用をめざすたたかいに昇華し、労働者の国際連帯に貢献すると確信しています。

米電気・機械・無線労働組合(UE)

 米国電気・機械・無線労働組合を代表し、心からの連帯のメッセージを送ります。全労連第27回定期大会が、刺激に満ち生産的な会議になると確信していますし、大会が日本の労働者の権利をめぐるたたかいを効果的に組織し、複雑な政治状況に対応し、日本政府が戦争への道に進む方向を変えさせ、労働者のための決定をすることを確信しています。
 全労連大会は世界的な危機のさなかに開催されています。ウクライナと中東での最近の出来事は、拡大する危険性をつきつけています。イラクの状況は特に深刻です。ブッシュ政権の「分割統治」政策はイラク社会を構成する民族や宗教グループに対立を持ち込み、特にスンニ派とシーア派の宗派間武装闘争につながっています。現在のイラク軍は無秩序で、マリキ政権はますますイラク軍ではなくシーア派武装組織に頼っています。シーア派がイランと連携しスンニ派が湾岸諸国の王族の支援を受けている中で、イラクでの内戦への危険性だけでなく地域全体の宗派間対立に拡大する可能性があります。
 12年前、UE第67回大会の代議員は当時のブッシュ大統領のイラク侵攻計画の反対決議を討論、採択しました。イラク侵攻の翌日、UE指導部は米国政府の決定を以下のように批判しました。「この先制攻撃、いわれのない他国への攻撃は民主的共和国ではなく帝国の行為であり、アメリカの民主的価値とは相いれない。これから先何か月も、何年にもわたって、この侵攻がどうして起こったのか、大半のアメリカ人の本当の要求との整合性を外交政策がとるべきではないのかと問い続け、討論しなければならない。米国、ロシア、中国とメキシコの合計に匹敵する膨大な石油埋蔵量を誇る国を米軍が侵攻しているのは偶然ではない。私たちは、企業エリートのために働く男女の声明をリスクにさらす政府の政策を拒否し、抗議する」
 イラク侵攻から10年後、ブラウン大学のワトソン国際問題研究所が戦争費用に関する報告をまとめました。それによれば米国はイラク戦争で17億ドルを支出し、さらに4900億ドルが退役軍人や利払いとして見込まれ、この先40年で総額6兆ドルものお金が支出されるとしています。
 同じ研究ではイラク市民が少なくとも13万4千人殺害され、4倍の死者が出ているという説もあります。警備部隊、武装勢力、ジャーナリスト、人道支援員などを含めれば、イラク戦争の死者数は17万6千から18万9千になると報告書は述べています。
 このような状況の下、日本の自衛隊が海外での戦争に参加することを可能にする2014年7月1日の日本政府の憲法解釈変更を私たちは大変懸念しています。憲法9条によって、日本国民は平和の使者の役割を果たし、世界平和の構築において他国が学ぶべき模範となってきました。
 通常兵器、核兵器を用いた戦争の脅威が高まる中で、来週ニューヨークで行われるNPT再検討会議は大変時宜を得ています。UEは派遣される全労連の代表団のみなさんをアメリカにお迎えできることを楽しみにしており、ニューヨークでは共にデモ行進に参加し我々の政府に核兵器を廃絶し平和に道に進むことを求めたいと思っています。
 いま米国では、公務分野の団体交渉権や移民の労働者の権利に対する激しい攻撃、すでに十分企業寄りですが政治システムを企業のためにつくりかえるために膨大な資金が企業から拠出され、不完全な医療システムである「オバマケア」が激しく攻撃されています。使用者のとの交渉では、年金、医療保険や公的サービスへの攻撃に加え、労働者の賃金、生活条件が標的とされ、非正規労働が増えています。
 一方で、日米両国政府は、貧しい人と労働者をさらに犠牲にして大企業に奉仕する新たな法的、金融的枠組みをつくりだそうと秘密の交渉を重ねています。環太平洋経済連携協定(TPP)は企業の権利を拡大し、彼らの利益を確保する保障と称して金融、医療、環境、土地使用などの国内法制度を犠牲にするものです。私たちは、労働者、小規模農民などこの非道な協定に反対する人々とともに全労連が運動していることを称賛します。
 企業論理や軍事侵攻に降伏することで道が開けるなどという論理を私たちは受け入れません。UEと全労連は多くの共通する目標と大志を共有しており、全労連とその加盟組織と私たちとの長年の友好関係は年を経るごとに強化されています。世界のその他の労働組合や社会運動とともに、全労連大会のテーマに賛同し、平和、民主主義とより良い世界のためにともに前進したいと思います。
 地球半周の距離を超えて、みなさんの精神とたたかいに合流します。
ブルース・J・クリプル 議長
アンドリュー・C・ドゥインケラカー 書記長
ロバート・B・キングスリー 組織局長

オーストラリア労働組合評議会(ACTU)

 オーストラリアの労働組合運動を代表し、全労連第27回定期大会の機会に議長、事務局長はじめすべての全労連加盟組織と組合員のみなさんに連帯のあいさつを送ります。
 世界の労働組合は富裕層と大企業の利益を守り普通の労働者とその家族を犠牲にする保守政権の反動的政策に対し連帯してたたかっています。職場における権利への攻撃、最低基準の切り下げ、非正規・不安定雇用の拡大には国際労働組合運動が抵抗しなければなりません。社会保障の解体と公共サービス縮小は、将来の繁栄ではなく社会的分断と不安定を拡大します。
 みなさんが非情な緊縮財政策に対し確固としたたたかいを進めていることを称賛し、私たちもここオーストラリアでアボット政権の無慈悲な政策とのたたかいを進めます。労働者の権利を守り、すべての人により良い生活と世界平和をもたらすために、これからもともにたたかいましょう。
 大会と次期の活動の成功を祈念します。
ジェッド・カーニー議長

建築木材建築資材労働組合インタナショナル(UITBB)

 親愛な同志のみなさん、
 親愛な兄弟姉妹のみなさん、
 建築インターUITBBに加盟するすべての大陸の数百万人の建設労働者を代表して、私たちは、全労連第27回定期大会の代議員のみなさんに連帯し、同志としての戦闘的な挨拶を送ります。みなさんの重要な大会の成功を祈念します。
 みなさんの大会は、日本の労働者階級と国民全体にとって極めて重要な時期に開催されています。現保守政権は、国際紛争を解決する手段としての戦争を違法と定めた日本国憲法9条を撤廃して憲法を根本から変えることを決断し、アメリカ帝国主義が率いる侵略戦争に日本の自衛隊を参加させる道を開こうとしています。
 さらに安倍政権は、大企業、多国籍銀行、多国籍企業の利益を代表し擁護する世界の他の国々の政府に追随し、資本家が引き起こした危機のツケを労働者に押し付けることによって、危機から脱却しようと模索しています。「アベノミクス」の実施が意味するものは、既存の労働法制の規制緩和、スト権の侵害、長時間労働、使用者の利益にかなう柔軟な雇用条件の導入、社会保障の切り捨て、退職年齢の切り上げなどであり、社会的、経済的、民主的権利、そしてこれまで労働者が勝ち取ってきた権利に対する攻撃です。また企業と銀行は、税金の控除、解雇要件の緩和、有期雇用契約などからも利益を得ています。
 こうした慣行は、すでに激しく搾取されている国内外の労働者の状態をさらに悪化させ、労働者同志を互いに競わせ、外国人嫌いや人種差別を助長し、軍事化と戦争の危機を煽っています。
 こうした状況下において、世界中の戦闘的な労働組合は、努力と運動を統一させて、強固な反帝国主義の連帯運動を発展させることが不可欠です。建築インターおよび私たちの親組織である世界労連は、労働組合の運動をさらに広げて強化しようと、国境や職業を超えて、階級に基づく国際主義者の原則にのっとってたゆまず活動しています。
 これこそがまさに私たちが全労連、全労連の組合員、第27回定期大会に参集した代議員のみなさんにささげる戦闘的な挨拶の精神です。私たちは平和、公正、人間による人間に対する搾取のない社会と世界を前進させるための統一行動をつくりあげようと努力する全労連のみなさんの闘争心に敬意を表します。
 全労連と日本の労働者階級万歳!
 階級的な国際労働組合運動万歳!

国際労働組合権利センター(ICTUR)

 全労連第27回定期大会に際して、国際労働組合権利センターから全労連のみなさんに連帯の挨拶を送ります。
 国際労働組合権利センターは、今年、全労連が結成25周年を迎えることにお祝いを申し上げるとともに、2年前の全労連大会からこんにちまでのみなさんの到達点を祝福します。ディーセントワーク、より質の高いくらし、とりわけ平和を希求するみなさんのたたかいは、世界中の労働組合の仲間の勇気のみなもとになっています。
 多くの国々と同様、日本はいま抑圧的な経済社会政策とたたかっています。私たちも、みなさんとともに立ち上がっています。みなさんが「アベノミクス」に対するたたかいに勝利し、労働組合とその組合員が法のもとにしっかりと保護されるよう期待しています。
 労働組合の活動家はみな、労働者より大企業を優先する社会の仕組みなど認めることはできません。私たちはみなさんの方針を支持し、今後の活動の成功を期待します。
 全労連代議員と参加者のみなさんによろしくお伝えください。
ダニエル・ブラックバーン 事務局長

フードチェーン労働者同盟

 アメリカ合衆国の24労働組合を代表し、250万人以上の労働者のセンターである私たちフードチェーン労働者同盟は、いま、全労連とともに立ち上がります。日本の労働者のより良い賃金と生活条件をめざすみなさんのたたかいは、私たちのたたかいです。恐ろしい好戦的な道を日本が再び歩むことを絶対に許さないというみなさんのたたかいは、まさに私たちのたたかいです。日本の労働者階級に政府と社会に対する力を持たせようというみなさんのたたかいは、まさに私たちのたたかいです!
 アメリカ合衆国は、軍事産業の複合体を利用して、また極めて巧みにプロパガンダを駆使して世界を支配してきました。ベトナムからグアテマラまで、最近ではリビア、シリア、イラク、アフガニスタン、パレスチナなど、世界中の人々はアメリカ帝国主義の影響に苦しめられてきました。日本はこうした例にならってはいけません。世界を戦争と不安定におとしいれる要因のひとつになってはいけません。私たち世界の働く人々にそんなことをしている余裕はありません。
 21世紀の危機は、間近に迫り私たちを辟易させています。環境破壊は甚大な自然災害を頻繁に引き起こし、エネルギーと天然資源に対する渇望は社会と人々の健康を危機にさらし、人間と企業の欲望はますます富の再分配を富裕層に集中させ、この星のいたるところで戦争が起きています。
 私たちフードチェーン労働者同盟は、よりよい日本をめざして行動し、議論する日本の全労連のみなさんに連帯します。21世紀の複雑な問題は、正当で質の高い労働者階級が継続的にかかわることによってのみ、対処が可能です。

スペイン労働者委員会連合(CCOO)

 親愛な兄弟姉妹のみなさん、
 東京で開催される全労連第27回定期大会に際し、私たちスペインCCOOは、日本の各地から参集した代議員のみなさんに熱烈な連帯の挨拶を送ります。代議員のみなさんは、それぞれの地域において、共通する多くの目標と大きな夢を達成するため、変革を求めてたたかい続けてきました。
 私たちは、今回の大会を準備、招集するにあたって、全労連のみなさんがイニシアチブを発揮し、大会を成功に導いていることを嬉しく思います。私たちは、日本の前進的な労働者と労働組合が意見と経験を交流、共有し、労働組合の役割を議論して明らかにし、日本の労働者と労働組合が直面する課題と困難について分析する機会を得ていることに深い感銘を受けています。
 またみなさんの大会にメッセージを送る機会を私たちに与えてくださった全労連のすべての同志のみなさんにお礼を申し上げます。
 こんにち私たちが直面する深刻な問題は、新自由主義的経済政策によって更に悪化し、何百万人もの人々、とりわけ開発の遅れた国の人々を苦しめ、世界中の労働組合活動家の注意を喚起しています。
 悪化する経済、社会的問題は、労働運動にかかわる世界中の人々にとって極めて重要な課題です。
 私たちは、日本の労働者と労働組合がたゆまず努力して政府の攻撃に反撃し、広範かつ強固なたたかいを組織し、国民の苦しみを軽減し、国民の権利を擁護し、国民を保護する政策と施策を政府に採用させていることを支援しています。
 また私たちは、近い将来、全労連とCCOOとの間で多くの対話と相互交流が行われるよう期待します。私たちは、すでに私たち2組織間で行われている交流に加えて、こうした相互交流が行われることを歓迎します。
 みなさんは一人でたたかっているわけでは決してありません。みなさんのたたかいは世界中の労働者のたたかいなのです。

中華全国総工会(ACFTU)

 日本全国労働組合総連合の第27回全国大会の開催に当たり、中華全国総工会を代表して大会の成功裏の挙行に謹んで心からの祝賀を表明します。
 日本全国労働組合総連合は、1989年の成立以来、労働者およびその家庭の政治、経済、文化的権利の擁護に一貫して力を尽くし、労働分野の公平で秩序ある健全な発展促進のためたゆまず努力してきました。とくに最近、全労連は積極的な行動をとって、労働時間の制限緩和、労働者派遣法改定など安倍政権の就業政策改変に反対し、日本国憲法の戦争放棄の公約を無視して集団的自衛権を勝手に解禁しようとする安倍政権の誤った言動に反対しています。
 労働者の権利を断固擁護し、戦争に反対し、正義と平和を擁護する貴組織のこうした言動に対し、私たちは最大の支持と称賛を表明するものです。
 日本全国労働組合総連合は、中国の労働組合の古い友人です。全労連は長期にわたり、中日両国労働者および労働組合間の友好交流と協力関係の促進のため積極的に努力しています。近年来、中日の国家関係は難局に直面していますが、私たちは全労連の友人の皆さんが引き続き日本の進歩勢力を代表して客観的、公正に歴史に対処し、中日友好の支持発展の声を積極的に上げるよう希望します。私たちは共に、中日関係が正常なコースに戻るのを促すため絶えず努力しましょう!
 今回の大会の開催が必ずや全労連の活動の全面的発展をいっそう促し、中日労働界の間の理解と友誼を増進し、中日関係の発展に良い結果をもたらすために積極的な貢献をするものと確信します。
 大会の完全な成功を祈念します!

サンパウロ建設木材労働者組合(SINDMAR)

 同志と友人のみなさん、
 全労連の第27回定期大会が2014年7月27〜29日に開催されるという連絡を受け、私たちは非常に嬉しく思っております。サンパウロ建設木材労働者組合を代表してご挨拶を申し上げます。
 大会に参加された同志と友人のみなさん、建築インターおよびブラジルのサンパウロ建設木材労働者組合の議長として、私はみなさんの大会における議論と決定に非常に興味を持っています。
 こんにちのグローバル化した世界において、資本主義は世界のいたるところで労働者を搾取する新たな形を常に模索しています。私たちは、国内、また多国籍企業のそうしたやり方を目の当たりにしてきました。そうした企業は、労働者を人間だと思っていません。
 2008年の国際的な経済危機の際は、あたかも資本主義の失敗が労働者のせいであるかのように、何百万人もの労働者が職場を解雇されました。
 労働組合は労働者のツールです。労働組合は、持っている力のすべてを使って、労働者を守り、労働者の権利を保護し、賃金、健康、安全などより良い労働条件のために労働者を組織しなければなりません。
 全労連第27回大会において、みなさんはこうしたことを議論するとともに、みなさんの地域特有の問題についても議論することと思います。私たちは、この大会決定が今後2年間の全労連の新たなたたかいをリードし、発展させることを確信しています。
 全労連と労働者が社会のすべての人々にとってより良い世界を探求し、確信を持って、進むべき道を決定することを信じています。実りある議論が行われ、大会が成功するよう祈念いたします。
 全労連第27回大会に参加したすべての同志のみなさんに、私たちからの戦闘的な連帯の挨拶と熱烈な抱擁を送ります。
アントニオ・ロペス・デ・カルバリョ議長

ペルー労働総同盟(CGTP)

 ペルー労働組合総連合CGTPの執行委員会からみなさんにご挨拶を送ります。このメッセージは、全労連第27回定期大会に参集した組合員と参加者のみなさんへのご挨拶です。
 私たちはまた、経済的パワーを持つ一部のグループの利益のために労働者の家族が苦しい生活を強いられるなど、みなさんの国内がさまざま変化するなかで、日本の労働者の権利を守るためにたたかっている全労連のみなさんへ連帯を表明します。
 私たちは、労働者の連帯のみが私たちによりいっそう力を与え、国内の政治経済におけるよりよい条件を勝ち取り、みなさんの利益を守り、労働者を代表することを将来に渡って確実にする私たちのたたかいを推進できると考えます。
 みなさんと同じ考えを持つ私たちは、みなさんの社会を犠牲にして他国の利益のために憲法を変えよう、柔軟な労働を追求して社会から権利を奪おうと企む日本政府とみなさんのたたかいを支援します。
 親愛な仲間のみなさん、私たちはいま一度みなさんに連帯を表明します。日本とペルーの労働者の利益のために共同の行動を発展させましょう。みなさんの活動の成功を祈念し、私たちからの挨拶とします。
マリオ・ウアマン・リベラCGTP事務局長

世界労働組合連盟(WFTU)

 みなさんの文書に基づき、7月27-29日に開催される大会に祝辞を送ります。
 みなさんの大会が、日本における労働者の保護をすすめる新たな前進になるよう祈念します。
 われわれは世界労連と全労連の友好関係が強化されることを希望しています。そうすれば全労連が国際労働組合運動の分野でより活動的になれるのです。世界労連は日本において、あるいはギリシャのアテネの本部において双方の利益になる共通する国際活動について話し合う用意があります。
 こんにち、労働者に対する政府の攻撃はすべての大陸で共通しており、国際主義と国際連帯、共同行動の強化は私たちの義務であると信じます。
 定期大会の成功を祈念します。
世界労連書記局

ネパール労働組合総連盟(GEFONT)

 親愛な同志のみなさん、
 全労連結成25周年の今年、全労連の第27回大会が7月27〜29日に開催されると知り、私たちは本当に嬉しく思っています。結成25周年という記念すべき全労連大会に際し、私たちはGEFONT加盟組織とネパールの労働者階級を代表して、みなさんに温かい連帯を表明します。
 私たちは、日本の労働者階級が直面する問題とその問題を解決しようと努力するみなさんを注視してきました。また私たちは、社会主義の異なるモデルを発展させるうえで、みなさんの組織と指導部が大きく前進していることにお祝いを申し上げます。
 たとえ危機のさなかであっても、全労連の指導部と草の根の組合員が一生懸命活動し、労働者の権利と利益を守るために、様々な部門で、多くの任務を完遂していることを祝福します。私たちは、みなさんの大会がより具体的かつ現実的な展望をもって、内外の情勢を分析するよう希望します。私たちは、日本の労働者階級にとって最も効果的な戦略、また日本の労働者階級の現状に沿った望ましい行動をみなさんが計画することを確信しています。皆さんの役割は、労働組合運動のみならず社会運動を強化するうえで極めて重要です。
 全労連の結成25周年および全労連第27回定期大会の大きな成功を祈念します。
ビシュヌ・ラムサル 書記長

イタリア労働総同盟(CGIL)

 イタリア労働者およびイタリア労働総同盟を代表して、私たちは2014年7月27〜29日、東京で開催される全労連第27回定期大会に支持と連帯を表明します。
 世界経済危機の契機となったリーマンショックから6年を経てもなお、イタリアとEUの経済社会的状況は未だ予断が許せません。すべての経済予想と分析に共通する意見は、経済回復の見込み=失業です。EUの失業は、2012年だけで100万人以上増加し、2,620万人(全世界の約2億人のうち)です。端的にいえば、ユーロスタットのデータによるとEUの労働力全体の8分の1、若年層では4分の1が失業しています。こうした事実は、ヨーロッパの人口の約25パーセントが貧しく暮らしている理由でもあります。
 またこうした状況は、国内の価値の下落、公的支出の削減、公的サービスの民営化、賃金切り下げ、年金と福祉の給付削減などを推し進める緊縮政策によってもたらされました。ヨーロッパは、経済の下方スパイラルと公的債務の増加でにっちもさっちも行きません。2008〜2009年の世界的な経済危機以前、イタリアの経済成長率はEUの平均的な経済成長率より緩やかでしたが、危機の勃発とともに、公的債務は公債発行のコスト増を民間市場にもたらしました。IMFは厳しい緊縮政策を支持し「超過債務の抑え込み」に躍起になってきました。他のヨーロッパの国々のように、これらの政策はまさに逆効果であり、イタリアの景気が二番底を打った要因です。今回の危機で、イタリアの実質国内総生産はマイナス成長、14年前の2000年のレベルに落ち込み、内需は12パーセントも下落しました。
 2011年以降、イタリアでは政権交代が3回あり、欧州委員会と欧州理事会に圧力を加えられながら、いずれの政権も福祉、社会、労働市場に関する政策とならんで、とりわけ債務処理にとりくみました。これら3政権は、労働市場に関するさまざま過激な一連の政策を採用し、労働市場参入のための雇用契約の種類(とくに実習期間契約と有期雇用契約)、解雇制度、社会的セーフティネットのありかたなどに関する新たな法令を導入し、労働市場をよりいっそう柔軟にしてしまいました。公式統計によると、イタリアで最も多用されている雇用契約は有期雇用契約です。2013年、こうした有期雇用契約件数は、新規雇用契約の68%にあたる650万件にのぼります。2009年から2012年の同割合は平均62%でした。2013年、新規雇用契約における期間に定めのない雇用契約が減少するいっぽう、さまざまな形態のフレキシブルな雇用契約への依存は80%にのぼっています。この5年間、公務労働者の契約更新は見送られていますが、この見送りは2015年まで続きます。2月に成立した新政権もまた、前政権の労働市場改革からたった1年しか経っていないにもかかわらず「ジョブズアクト」と称する労働市場改革を再び行おうとしています。この点についていえば、今回の労働市場改革の過程に労働組合が参加し、かかわることは極めて困難であり、政府は労働組合のかかわりを求めるどころか阻もうとしています。
 金融経済危機は、国内消費、国内需要を極めて深刻かつ長期に渡って停滞させ、さらに労働者の賃金を削減し、労働者、中小企業、家庭にいっそうの重税を押し付けています。これでは国内消費を再び活性化することなどできません。この危機のさなかで、社会的側面と賃金水準の双方で格差が拡大し、男女間の雇用および賃金格差についていえば、イタリアはEU諸国の中でも最低ランクです。結果として、急激に上昇する失業率は、しばしば生産性の減少率をも上回っています。失業率は上昇し続け、2014年3月には12.7%に達し、青年の失業率は最悪の42.7%に達しました。5月1日、ヨーロッパレベルのいわゆる「ユース・ギャランティ」が実施され、青年90万人をカバーすると言われています。
 CGILは、深刻な危機が引き続くこんにち、法令や法制度の改変によって新たな雇用を創出するなど夢物語でしかなく、政策に投資し、発展させるべきだと確信します。この地球上の主要な商業、産業の分野を代表するEUは、グローバル経済全体をこの危機から脱出させるべく、主導できるかもしれません。いくつかの研究(IMFのフィスカル・マルチプライヤーをもとに)は、EU域内の最も発達した国々がそれぞれ1ポイントの経済成長を達成すれば、グローバルな失業率を0.5%減少させると主張しています。その意味は400万人の人々が再び職に就くということです。この点を根拠に、CGILと他の84労働組合は、欧州労連の提言「新しい欧州の道 ― 投資、持続的成長、良質な雇用を求める欧州労連プラン」に賛同します。
 労働市場についていえば、去る1月、イタリアの労働組合は、国内および職場レベルの「代表制」に関する共同合意(複数労働組合制を定める基準)を産業家連盟と交わしました。この合意は、イタリアの団体交渉、とりわけ労働協約の実施に影響するでしょう。
 イタリアの複数の労働組合総連合が強く迫ったため、昨年、イタリアはILO189号条約(家事労働者)および186号条約(海事労働)を批准、また労働安全衛生にかかわる2つの主要なILO条約の批准手続きも進行中です。
 昨年5月、「団体交渉の際により広範な労働者をより強く代表するため、すべての労働組合を再構築する必要がある。もはや従前の正規労働者と非正規労働者を区別することはできない。交渉範囲も、組織化、職場における労働安全の質、労働時間、労働条件の改善に不可欠な投資や刷新などにまで拡大しなければならない」との認識にたち、CGIL第17回全国大会を開催しました。社会保障制度の改善を求める交渉は、地域、性別、人種、世代間などによる拡大する格差を是正するための条件です。移民についていえば、まず市民権を付与するなど、特段の配慮がなされてしかるべきです。こんにちのCGILの最優先事項は、さまざまな不安定な雇用契約、また拡大するブラック経済とたたかうための不変の権利と保護を備えた労働を確立することです。まさにこれこそがCGILが「労働プラン」を提案した根拠であり、「労働プラン」の特筆すべき点は、経済社会政策および発展モデルを見直して完全雇用を達成させる、という点です。
 労働の世界、危機への対応、労働者の期待を統一することはまた、国際的な労働組合運動による共同行動と関係を強化して、平和、全ての人に対するディーセントワーク、世界全体の社会正義を達成することでもあります。
 みなさんが祝福する全労連結成25周年は、日本、アセアン地域と国際的な労働組合運動にとって、意義のある誇り高い記念日です。こうした意味を込めて、私たちは全労連第27回定期大会が大きく成功することを祈念いたします。
局長レオポルド・タルタガリア
アセアン諸国担当シルバナ・カップッチオ

カナダ全国労働組合総連合(CSN/ケベック)

 私たちCSNは大いなる喜びを持って、全労連のみなさんに連帯を表明します。近年、特に世界経済危機以降、緊縮政策、社会的保護の切り捨て、失業、不安定な労働条件、公的サービスの民営化など、労働者に対する攻撃はますます激しくなっています。端的にいえば、危機によって、資本主義の新たな側面が強調されました。
 それゆえに私たち労働組合活動家は、私たちの力を結集して、力のバランスを変えなければなりません。私たちCSNにとっていえば、労働者、とりわけ極めて不安定な立場に置かれた労働者や未組織労働者の労働条件を守るために、従来の活動を刷新することが求められています。また経済発展にかかわる政策といった点でも、危機を具体的に解決するよう求められています。私たちは公正、民主的で環境に優しい社会を達成するために、また大企業、銀行、金融による帝国との力の不均衡を是正するために、広範な社会運動の再構築に参加しなければなりません。
 危機は、ヨーロッパの国民に対して極めて残酷ですが、 単にそれだけではありません。労働組合の合法性、はたらく権利、そしてILOですら全ての側面から攻撃されています。労働組合の力をグローバルに強化するために、国際的な規模の労働組合の活動がますます求められていると私たちは確信します。
 みなさんのたたかいは、すべての労働組合運動のたたかいです。
 連帯!

アルゼンチン労働者センター(CTA)

 アルゼンチン労働者センターCTAにとって、世界の労働組合センターと関係を築くことは、たたかいの効果と労働者階級の連帯を共有するうえで、最優先の課題です。
 最近、私たちは全労連との関係を築くことができました。この私たちの関係は、共同行動に向けて、また日本の労働者と同様、アルゼンチンの労働者の権利を守るたたかいにおいて、極めて重要な一歩になると期待しています。
 全労連の第27回定期大会に際して、私たちは500人を超す全労連大会参加者のみなさんにご挨拶を送るとともに、大会の成功を祈念して、日本のみなさんのたたかいに連帯の抱擁を送ります。
アドルフォ・アギーレ国際関係書記

オーストラリア建設林野鉱山エネルギー労組(CFMEU)

 親愛な同志のみなさん、
 東京で開催される全労連の第27回定期大会に際して、私たちは全労連のみなさんに温かい挨拶を送るとともに、心から連帯を表明します。みなさんの大会が大きく成功し、今後2年間の労働組合の運動方針とたたかい方を確立されることを、いつもと同様、確信しています。
 私は、労働者とその家族に対する安倍政権の攻撃とたたかうみなさんを祝福します。また私は、ディーセントな労働の確保を求めるみなさんのたたかいが威風堂々、勢いを失っていないことを知り、とても嬉しく思います。いわゆる「アベノミクス」は、他の浮かれた新自由主義と同様、真に理論的、かつ哲学的な根拠を持っていないことは明らかで、「アベノミクス」から見えるものは、金持ちと大企業だけの利益を増やそうという、よこしまな欲望です。
 さらに私は、日本がその平和憲法をないがしろにして、アメリカ軍の無謀な冒険に加担することを断じて許さない全労連のたたかいに敬意を表します。日本の憲法9条は神聖な日本のいしずえです。世界の平和を危険にさらす国にとって変わろうとするご都合主義の政府が簡単に踏みにじっていいものではありません。
 日本と同様、私たちオーストラリアの政権もまた、企業で働く労働者とその家族に対する攻撃はやむを得ないと考えています。国会の冒頭、アボット政権は異常なまでの権力の集中で悪名高いオーストラリアビル建設委員会(ABCC)の再建に乗り出し、建設労働者を脅して、労働安全を無視して労働者を低賃金で酷使する使用者に対して文句を言わせないようにしています。
 私はこの機会に、労働組合にとって重要なことは国際関係の強化と相互のたたかいの共有だと強調します。
 私たちは、みなさんの真摯な努力が実ることを祈念し、全労連の同志のみなさんに連帯のあいさつを送ります。私たちは全労連とCFMEUの国際的な友好関係と連帯の絆がさらに強まることを心から望むとともに、私たちの密接な連帯がさらに続くことを期待します。
 連帯!
デーブ・ヌーナンCFMU全国書記

チリ労働者独立センターCAT

 親愛な仲間のみなさん、男性労働者と女性労働者が労働者階級の正当な利益を守るために最大限、努力する労働組合の活動をとおして、みなさんと再び出会い、私たちから連帯のご挨拶をみなさんに送ることを嬉しく思っています。
 親愛な仲間のみなさん、チリ労働者独立センターCATを代表して、第27回全労連大会にご挨拶を送ります。私たちは、大会におけるそれぞれの議論と決議が強化されて、日本におけるこんにちの政策策定に大きな影響を与え、みなさんの政策へのかかわりをさらに推進することを信じています。私たちは、経済を発展させることなく、緊縮政策によってマクロ経済が抱える問題とたたかおうとすることは誤った道だと思っています。
 全労連の仲間のみなさん、みなさんの大会に示された世界の労働者に共通する課題について、世界のこのように遠く離れた国から、私たちは改めてみなさんに連帯するとともに、みなさんへの支持を表明します。
CAT副議長・国際関係担当
アブラハム・カセレス

フランス労働総同盟(CGT)

 CGT書記長、指導部、組合員を代表して、全労連第27回定期大会および全労連結成25周年にCGTからの支持と連帯を送ります。
 全労連は25年に渡って、日本の労働者の労働条件と生活条件の改善のためにたたかってきました。私たちCGTは、労働組合のたたかい、アイディア、要求をみなさんと共有したこの25年を非常に誇りに思います。私たちの関係と共同行動は発展し、労働者の状態を常に反映しながら、変化させてきました。
 世界的な危機の後、私たちの政府と同様、日本政府もまた公務サービスと社会政策を攻撃し、労働者の労働条件に圧力を加え、不安定な労働を増加させました。こうした政府による労働法制の改悪といった政策は、労働者と労働組合の権利を攻撃するための使用者の新たな武器になっています。
 CGTは、現在の日本国憲法をないがしろにして、アメリカが世界で展開する戦争を日本が支持し、積極的に参加することに道を開いた安倍政権に反対する全労連のたたかいを支持します。
 私たちは全労連とCGTの関係がさらに発展、強化されることを期待しています。
 親愛な全労連のみなさん、私たちは全労連加盟単産および組合員のみなさんに心からお祝いを申し上げるとともに、全労連第27回大会および結成25周年の大きな成功を祈念いたします。
ウルフ・ジャクリンCGT国際局長

アメリカフレンズ奉仕委員会(AFSC)

 日本原水協と長く共に活動してきたものとして、私は労働者の権利を守る全労連のたたかいに大きな刺激を受けてきました。そして組織労働者として、人類の安全保障の究極的基礎である広い社会正義や平和の課題でも役割を発揮してきました。みなさん同様、組合員の安全と安定のためのこの二年間の方針が成功裏に決まることを期待しています。
 安倍政権による日本国憲法破壊に対するみなさんの怒りに励まされました。96条の改定に関する条項を無視し、自民党と公明党は日本の歴史の暗黒を思い起こさせる政治クーデターを行いました。憲法違反の「解釈」によって、今や黒は白となり、米国の侵略戦争に日本が参加し、エネルギー供給などで日本が必要であれば米国から独自に戦争を遂行できる能力を拡大しました。政治的に危険なのは、安倍政権が日本国憲法に独裁的に攻撃した方法にあります。労働者の権利を含む人権を守る条項は、侵害され今回と同様に制限される可能性があります。
 ここ米国では、核兵器廃絶によって人類の生存を勝ち取るたたかいにおける全労連の役割に期待しています。この課題での次の節目は来春の核不拡散条約(NPT)再検討会議です。2010年には400人近い全労連組合員がニューヨーク行動に参加したことに大きく励まされました。ともにフォーラムや街頭行動に参加し、私たちはNPT再検討会議で核兵器のない世界へのコミットメントを再確認する成果を得ました。NPT再検討会議議長と国連軍縮問題上級代表に、原水協が持参した700万の署名(その多くが全労連によって集められた)を提出することができたことは、大変な名誉です。
 ご存知のように、核兵器国は2010年再検討会議での約束を果たしておらず、次回再検討会議でより強く圧力をかけることがかつてなく重要です。ともに8か月後のニューヨーク行動で力強く、創意あふれる取り組みを組織する国際的な努力を進めるとともに、全労連のみなさんがかつてなく重要な300万の署名目標を達成し、この行動に参加してくれることを期待しています。
 私たちは一人では労働の権利、正義、平和、核兵器廃絶を勝ち取ることはできません。ともに、たたかい、勝利しましょう。
 世界大会で、そしてニューヨークで多くのみなさんとお会いすることを楽しみに。連帯を込めて。
アメリカフレンズ奉仕委員会
ジョセフ・ガーソン

ブラジル労働者中央組織(CTB)

 ブラジル労働者中央組織CTBは、全労連第27回定期大会の大きな成功を祈念いたします。
 CTBを代表して、私たちは2014年7月27〜29日に東京で開催される全労連第27回定期大会の決議に敬意を表します。
 1989年に結成された全労連は、日本の労働者の権利を守る労働組合運動に貢献しつつ、結成25周年を迎えます。またみなさんは、日本の労働者とその家族が大きな変化に直面するなかで結成25周年を迎えます。私たちは、日本の労働者による憲法9条を守るたたかい、また米軍基地撤去を求めるたたかいに強く連帯します。私たちは戦争に反対です。というのも戦争は労働者、女性など最も脆弱な人々をよりいっそう苦しめるからです。
 全労連のみなさんによる労働者の権利を守って新しい社会を達成するためのたたかいは、注目に値します。みなさんのたたかいは、世界の資本主義が危機に直面するなかでの階級闘争にほかなりません。大資本に忠実な支配者層は、新自由主義や反労働者的な政策を緊縮政策の名のもとに推進していますが、その政策は、社会保障や労働者階級を犠牲にしながら失業を増加させています。
 全労連第27回大会は、こうした状況を反映し、日本の労働者階級とその家族に大きく貢献し、みなさんのたたかいをさらに発展させるに違いありません。
 全労連のたたかい万歳!
 日本の労働者のたたかい万歳!
 世界の労働者の連帯万歳!
アディルソン・アラウホCTB議長
ホセ・ペレイラCTB国際書記

全インド労働組合会議(AITUC)

 私たちは2014年7月27〜29日、全労連が2年に1度の大会を開催することを知り、とても嬉しく思っています。インド労働者階級の中でもっとも由緒ある組合、全インド労組会議は、全労連が組織した歴史的な大会が、日本の労働者階級の未来を高揚させる一歩になることを確信しています。
 全労連は、世界の労働者階級の運動のなかで極めて重要な役割を果たしてきました。私たちは、今回の全労連第27回大会によって、全労連がこれまでの役割とともに、将来に向けた建設的かつ革命的な役割を担うことを確信しています。
 世界的な資本主義の危機は、労働者階級に深刻な不平等をもたらしました。こうした事実は、社会的秩序と経済の道筋を変えてしまうため、注意するべきです。世界の進歩的な労働組合と世界労連は、全労連が抑圧された人々を解放し、富を公平に分配する新たな経済構造を構築することを確信しています。私たちは日本の労働者階級のみなさんに階級的なお祝いを申し上げるとともに、大会の成功を祈念いたします。
グルダス・ダス・グプタ 書記長

インドネシア福祉労働組合総連合(KSBSI)

 全労連大会がつつがなく進行し、組合員とその家族のためのより強化された方針が確立されることを祈念しています。
 世界の労働組合の多くは世界経済危機、団体交渉の破壊、膨大な失業、青年労働など様々な課題に直面しています。さらに、持続可能な環境、2015年以降の開発目標なども注視して取り組まなければなりません。
 全労連大会参加者のみなさまにごあいさつを送ります。国際連帯万歳!
レクソン・シラバン
KSBSI国際アドバイザー

キューバ労働者中央組織(CTC)

 親愛な同志のみなさん、
 キューバ労働組合センターCTCとキューバの農場労働者を代表して、私たちは全労連のみなさんに心から連帯を表明するとともに、2014年7月27〜29日に開催される全労連第27回大会にお祝いを申し上げます。
 私たちは、全労連指導部および全労連の草の根労働者が、さまざまな部門における労働者の法的な権利と利益を守ろうと奮闘していることに敬意を表します。
 改めてCTCは、日本の労働者と活動家のみなさんに心から支持と連帯を表明します。
 全労連第27回大会が大きく成功することを祈念いたします。
 平和と連帯に向かって!
 日本とキューバの労働者万歳!
 常に勝利に向かって!
レイムンド・フェルナンデス
キューバ労働組合センターCTC全国書記

ブラジル中央統一労働組合(CUT)

 親愛な全労連の同志のみなさん、ブラジルからご挨拶を送ります。
 ブラジル最大の労働組合連合CUTは、日本の労働者のためにたたかい、第27回大会を開催する全労連の同志のみなさんに敬意と連帯を表明します。
 私たちは、現安倍政権が推進する労働法制改悪と労働者の権利の切り捨てに反対する全労連のキャンペーンと活動を全面的に支援します。私たちCUTは、大企業と政府が結びついて、労働者の権利を常に侵害しているようでは、民主的な関係は築けないと考えます。
 私たちはみなさんのたたかいを支援しています。みなさんのたたかいは、私たちのたたかいです。
 連帯!
アントニオ・リスボア国際関係局長

フランスCGT技術職・管理職・専門職一般労組(Ugict-CGT)

 Ugict-CGTを代表して、私たちは全労連結成25周年および全労連第27回大会に参加されたみなさん、またみなさんが代表する職場のすべての労働者にご挨拶を送ります。
 資本主義は、労働者を意に介すことなく不快なほど世界中に蔓延し、経済的、社会的、また環境に対する危機の原因になっています。労働者は、互いに競い合うことを強制され、それによって社会的なダンピングがもたらされました。達成感や充実感をもたらすはずの労働は、もはやそうではなく、不安、不確実、苦悩と同義語になってしまいました。
 エンジニア、管理職、専門職に固有の要求実現をめざすCGTの一組織、Ugict-CGTにとって、こうした問題は極めて深刻です。といいますのも労働過程の中で特殊な役割を果たす私たちのような社会的職業集団は、労働者として資本主義の被害者でありつつ、他方で資本主義システムを動かす歯車でもあるからです。
 私たちUgict-CGTは、ウォールストリート流の経営を排除するために、また職場に人間性を取り戻すために活動しています。私たちの主な目標は、すべての部門の労働者を結集して新たな権利を獲得することです。
 私たちは、私たちのみならず、子供たちのためにも、今とは違ったよりよい労働の世界を築かなければなりません。価値が公正に支払われ、女性と男性労働者が均等に処遇され、人々が奴隷労働をしなくてもいい世界、プライベートと仕事のバランスがよりよく保たれた世界を築かなければなりません。
 こうした願いと連帯は、世界中の労働組合運動が結びつくことによってもたらされます。私たちUgict-CGTと全労連は価値を共有しています。私たちは価値を高く掲げ、社会発展と世界の平和を推進しています。
 私たちは、実り多い未来に向けて、みなさんの大会が成功することを祈念します。みなさんの大会の成功は、私たちが共有する夢と希望を叶えるための新たな要求に発展するでしょう。
 私たちの協力関係はすでに始まっています。私たちはこの関係がさらに発展することを希望しています。頑張ってください。
Ugict-CGT書記長マリ・ホセ・コリッキー

ポルトガル労働総同盟(CGTP-IN)

 全労連第27回大会に際して、私たちからみなさんに温かいご挨拶を送ります。私たちは何十万ものCGTP-IN組合員とポルトガルの労働者を代表し、みなさんに連帯を表明するとともに、みなさんの議論と審議が大きく成功し、日本の労働者と国民の利益を守り、願いを叶えるたたかいの主要な方針を策定されることを祈念します。
 私たちは、日本の現保守政権が日本の労働者の利益と権利を攻撃し、軍事費を増やし、日本の憲法を変えて、戦争大好きなアメリカとNATOの戦争に日本も参加しようと企んでいることを知っています。同時に私たちは、反労働者的、反社会的な攻撃に抗して、全労連が主要な役割を果たしつつ、平和を守る他の日本の勢力と協力して、みなさんの軍国主義的な政府に反撃してきたことも知っています。
 親愛な仲間のみなさん、いま私たちが住んでいる世界は、グローバルなレベルでもEUのレベルでも、男性労働者、女性労働者、国民にとって極めて困難なときです。資本主義の制度上の深刻な危機のもとで、私たちは経済、社会、労働の権利に対する極めて激しい攻撃に直面しています。
 危機の性格と原因を理解することがとりわけ重要です。新自由主義者によると、危機は経営の失敗、スキャンダル、グローバルな財政システム、投資家などに起因し、制度をいくつか追加さえすれば、新自由主義はもとの道に戻るとのことです。私たちの見識では、今回の危機は単なる資本の発展のゆがみなどではなく、発展した資本主義そのものの産物であり、資本主義の構造的危機、資本主義制度の限界を示すものです。
 私たちは「多くのヨーロッパ諸国で増加する債務は、銀行の負債を公的な負債にすり替える過程であり、公的負債は、公的資金を金融部門に移動するメカニズムとして利用されてきた」と結論します。
 こうした過程とそれを推進する政策は、民主主義に対する攻撃もそうですが、公共サービスを破壊しながら、失業や不安定雇用の増加と社会保障切り捨てによる労働者の貧困、および貧困層の拡大をもたらしました。
 兄弟姉妹のみなさん、ポルトガルと多くのEU諸国、とりわけ貧しい辺境の国において、失業と不安定雇用は耐え難いレベルにまで増大し、実質的に切り下げられた賃金と年金は購買力を失い、社会的権利と労働権は弱められ、あるいはズタズタにされ、退職制度はなし崩しにされ、財政的な格差は拡大し、民営化の波は押し寄せ、公共サービスと国の社会的責任に対する攻撃は強くなっています。そしてそれらはいわゆる緊縮政策の名のもとで、またEUすなわちユーロ圏の赤字と公的債務の削減の名のもとで推進されています。
 こうしたEUの超新自由主義的な道によって「連帯」という言葉は虚しいものになりました。調和のとれた社会など、まったくの夢物語です。超新自由主義的な指令を繰り出す連合体や大国(とりわけドイツ)は、弱小国に「植民地的政策」を押し付け、強い経済(とりわけドイツ)の利益を守ろうとしています。
「国民のための保護されたよりどころ」「欧州社会モデル」といったEUの概念はいまや、粉砕されて粉々です。
私たちは極めて重大な岐路に直面しています。EU域内の大国とIMF、欧州中央銀行、EUといったトロイカが押し付けてくる「債務処理計画」に注意しなければなりません。この計画は一国の主権を侵害するツールになっています。この事実はギリシャ、ポルトガル、キプロス、アイルランドなどに明らかです。
 友人、仲間のみなさん、ポルトガルは悲惨です。2010年以降、当時の社会党政権は、いくつもの緊縮政策を採用しましたが、常に「まだ不十分」と言われつづけ、2011年、トロイカによる「債務処理計画」が実施されました。この「債務処理計画」は現政権、2つの保守党が策定したものです。
 2011年以降、私たちは反社会的な政策を飲み込まされ、失業、不平等、貧困、社会的排除、不況が深刻化しました。不況という背景のもとで、どうしたらポルトガルは負債と負債にかかる利息を精算し、国の収支を保つことができるのでしょう?権利のある雇用の創出を最優先にした経済発展なくして、ポルトガルの問題は解決できません。
 「債務処理」は、ポルトガルの憲法をないがしろにして、不当な解雇すら合法にして、労働者に対する搾取を強化しただけです。また「債務処理」によって、退職手当は減額され、失業者はのけ者にされ、団体交渉は弱体化され、労働者と年金者のクリスマスなどの休暇に対する手当ては奪われ、税金は引き上げられ、不可欠の日用品やサービスの料金は引き上げられ、健康、教育、社会保障に関する公的支出は切り下げられ、公共サービスは破壊され、戦略的企業と産業は民営化されました。
 親愛な全労連の仲間のみなさん、私たちそれぞれの国に攻撃が広がり深刻化するなかで、私たちは未来の次世代のために、生産の基盤を発展させるために、民主主義と国の主権を守るために、資本主義国における労働組合、労働者、大衆によるたたかいをいっそう強化して、新たな進路を模索し、権利を守り、労働と労働者の価値を擁護しなければなりません。
 これこそがまさに、激しい攻撃に直面する労働者、失業者、青年、女性、年金者そして他の様々な階層の人々が職場から、街頭から、ポルトガル全土から何度となくたたかいを組織する理由です。
 私たちCGTP-INは、7月25日、団体交渉の権利を奪うことを目的にした政府の提案に反対し、憤り、拒否するデモンストレーションを組織しました。
 私たちは、政府の早期退陣と選挙を要求し、ポルトガル労働者、ポルトガル国民そしてポルトガルのための新たな道を開く条件を作ろうとしています。
 変革をもたらす道は、国内および国際的なレベルの連帯を推進させながら、労働者が職場や街頭に出て、抵抗し、たたかうことを求めています。
 労働運動と大衆運動が世界中で倍加し勢いを得ているという事実は、資本主義と搾取に対する憤り、抗議、抵抗、たたかいが急激に拡散していることを示しています。
 私たちは、勇気と決意を持って、持続可能な発展、社会正義と平和な未来を勝ち取ることを確信します。
 改めて全労連のみなさんに温かい兄弟姉妹のあいさつを送るとともに、全労連第27回定期大会が大きく成功することを祈念いたします。私たちCGTP-INは、私たちの密接な連帯と協力の関係がさらに発展することを望んでいます。
CGTP-IN執行委員会国際局長アウグスト・プラカ