全労連第26回定期大会 2012年7月29日〜7月31日
全労連第26回定期大会によせられた海外友好組合・団体からのメッセージ

(19カ国、28組合/組織、4国際/地域組織 メッセージ到着順に掲載)

2012年7月27日正午現在
全労連国際局仮訳

カナダ全国労働組合総連合(CSN/ケベック)

 世界の新自由主義的経済政策は、労働者と天然資源に対する搾取を強化し、世界の人々に対して何一つ有益なものを生み出すことのない、少数の投機家と大投資家のみに利益をもたらしました。
 労働組合組織は、教育、保険といった公的サービスの民営化、また労働条件の悪化を阻止する前衛に立っています。労働組合組織がなしに、世界の労働者階級の生活と労働条件は改善されません。私たちが擁護するものは、公正と平等を守ることのできる強固な社会であり、それは公的な利益、人々の社会保障と福祉を守ることにつながります。
 私たちは、多国籍企業の利益のみを求めて国内市場を破壊する自由貿易協定とたたかう責務を負います。こうした多国籍企業は、地域の法律を尊重せず、また一生懸命働き、有益な製品やサービスを生産して真の富を創りだす労働者を顧みることがありません。こうしたことからも、私たちは労働組合と職場の結びつきを強化して、抑制のきかない市場の力に対して、ともにたたかわなければなりません。市場の力は、自由貿易協定に加盟する国々における私たちの組合員や国民になんら利益をもたらしません。
 私たちが生きている今の時代に、多国籍企業は、労働者に権利がない他の国に工場を移転すると脅して、私たちを他の労働者との競争に駆り立てています。国際的連帯を強化し、すべての大陸に連帯を拡大することが、今まさに求められています。
 こうした点からも、私たちカナダ全国労働組合総連合は、国際的連帯を強化し、全労連の組合員と日本の人々の利益を守るためのみなさんの不断のたたかいに敬意を表します。
 私は、個人的にも全労連大会の代議員のみなさんに申し上げます。私たちカナダ全国労働組合総連合は、90年以上に渡って、民主的、進歩的、戦闘的な労働組合主義に対して誠実であり続けてきました。私たちカナダ全国労働組合総連合にとって、全労連は常に、私たちが連帯を期待する組合でありつづけるでしょう。
 全労連万歳!

カナダ全国労働組合総連合万歳!
カナダ労働組合総連合議長 ルイ・ロワ