「全労連 第14回 社会保障討論集会」

写真 全労連は2月8日、「第14回 社会保障討論集会」を全労連会館で開催し、84人が参加。当面する医療大改悪反対をはじめ「生活防衛闘争の最大課題である」社会保障闘争を、06春闘、憲法改悪反対闘争と一体で職場・地域から強化する討論を深めた。
 社会保障闘争本部の田中千恵子闘争本部長があいさつし、「世論も変化し始めている。06春闘、医療制度改悪反対闘争は小泉内閣を追い込む絶好のチャンスだ」と強調。全労連の坂内事務局長は主催者あいさつを兼ねたミニ講演で、「社会保障がピンチであることを緊張感をもって認識すること、政府・財界と本格的に切り結ぶ社会保障闘争が必要。労働組合が立ち上がらなくて誰がたたかうのか。そういう06春闘だ」と強調しつつ、「夢をもってたたかおう」と呼びかけた。
 問題提起を社会保障闘争本部の石川芳子事務局長が行い、保団連の中重治事務局次長の「医療制度大改悪の問題点と運動の課題―高齢者と団塊世代狙い撃ちの『改革』という名の負担増」と題する講演で学習した後、交流・討論した。
 「地域に打って出る横断的たたかいについて議論し、2・22地域総行動の参加は1万人を超える見込み」(埼労連)、「年金一元化に対する見解を表明した。情勢に応じ取り組みを強化する」(国公労連)、「格差社会と対決する春闘に。5月14日には高齢者・団塊の世代−怒りの円山集会を開く」(京都総評)、「小さな政府と社会保障改悪の根っこは同じ。3〜5月、金も出しやるべきことはやる」(自治労連)、「医療改悪と社会保険庁解体は一体だ。分限免職など異常な攻撃とたたかう」(国公労連・全厚生)、「地域から本気でたたかわないと勝てない。70〜80年代のたたかいをもう一度」(宮城県労連)、「社会保障学校を2月18日に開き、28日の地域総行動では全地域で自治体・医師会等への要請、宣伝などを展開する」(神奈川労連)、「年金課税で高齢者の税・保険料負担はすさまじい。最低保障年金制度確立で反撃を」(年金者組合)、「コロニー(福祉工場)の全労連傘下組合は全国4カ所ある。連携して運動したいので対応を」(熊本県労連)、「2・9集会は2.5%動員で2,000人参加する。医療・税・憲法で春の大運動を展開中。全401分会で署名、老人会訪問、ハンドマイク宣伝にとりくみ中」(埼玉土建)、「合併で公立病院再編がたいへんな問題だ。地域医療を守るたたかいに全力」(いわて労連)、「組合員が立ち上がる条件はある。問題提起を本気でやる、執行委員会の構えが問われている」(生協労連)など、問題提起にかみあった積極的発言が相次いだ。


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