2004年5・3憲法集会アピール

 日本国憲法は、悲惨な戦争と専制政治への反省から、人びとの平和と民主主義の願いをこめて生み出されました。なかでも「戦争の放棄」を定めた9条は、21世紀の世界のあり方を示すものとして、平和を愛する国内外の人びとの熱い支持を集めています。

 しかし今、憲法9条を変え、自衛隊を政府の意のままに海外に送り出せるようにし、自由や人権を制限し、日本を再び「戦争する国」にしようとする動きが強まっています。私たちは、このような憲法改悪の動きを受け入れることはできません。

 今日、私たちは57回目の憲法記念日をむかえました。本来なら憲法の誕生日を祝う日であるにもかかわらず、イラクヘの自衛隊派兵など、かつてなく深刻な憲法の危機に直面しています。このような危機を乗り越え、平和憲法を生かすことのできる状況を作り出すために、全国で同じ思いの人びとが立ち上がっています。そうした全国の人びとと連帯し、私たちは憲法改悪に反対し、9条を守り、平和のために生かすよう、さらに力強く歩み出します。

 2004年5月3日
とめよう憲法改悪、立ち上がろう9条の実現のために、イラク派兵を許さない
2004年5・3憲法集会
参加者一同



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