2002年国民春闘ニュース NO.1

2002年2月1日

■自交総連タクシー運転免許の法制化求め中央行動を実施

 「タクシー運転免許の法制化を」「安心・安全なタクシーを」―と2月1日、自交総連は「タクシー台数規制の廃止に抗議する2・1全国統一行動」をおこないました。この行動は2月1日施行の改正道路運送法(タクシー台数規制の廃止)に抗議するとともに、タクシー運転免許の法制化、安心・安全な輸送の確立などをもとめておもなわれたもの。また単産・地方のなかで2002年国民春闘の本格的スタートを飾る行動となりました。
 中央行動には夜勤明けの労働者をふくむ1500人が参加。早朝からの主要駅頭宣伝をはじめ中央決起集会、国土交通省前での個人請願行動や抗議行動を展開しました。なお、集会には全労連から坂内事務局長が来賓あいさつ。本日の行動が02春闘における「国民一揆的たたかいの先陣となる行動だ」と激励、田中外相更迭を契機にした小泉支持率の急激な低下にふれながら「小泉内閣を退陣に追い込もう」とよびかけました。
 この日は中央行動をはじめ15都道府県で統一行動がおこなわれました。

■2・14国民大集会の成功めざそう

 政府による健保本人3割負担やボーナスからの保険料徴収など医療改悪が狙われているなか、「史上最悪!医療制度抜本改悪許すな!2・1決起集会」が1日、東京・星陵会館で労働者や高齢者、医療関係者など270人(春闘共闘118人)が参加しておこなわれました。
 集会では、石原都政による都立病院統廃合問題や介護現場の労働者の状態、保険医から見た医療の実態、各地方からの活動報告がおこなわれました。最後に集会では、「医療制度抜本改悪に強く抗議する」決議を採択。集会では2・1集会を新たな運動のスタート台に「2・14医療改悪阻止 国民大集会」の成功をめざして奮闘することをよびかけました。集会後、参加者は国会請願デモをおこないました。

■国民総ぐるみで4・12国民統一ストライキの成功めざす

 全労連は1月30、31日の2日間、東京都内で第30回評議員会を開き、単産・地方から積極的な討論をふまえ、2002年春闘方針を決定しました。
 討論では2日間で35人が発言。とくに4・12国民統一ストライキ問題について国民諸階層との共同にむけてネーミングや行動内容等についての意見や要望が出されました。
 2日間の討論をふまえ、まとめに立った坂内事務局長は「4・12国民統一ストライキ」についてのネーミング等についての整理や行動の具体化と意思統一にむけ単産・地方代表者会議を開催するとのべました。


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