全労連第3回全国討論集会

 「激動の情勢、変化の時代に対応する活力ある労働運動と組織を、全国の職場・地域からどうつくりあげるか」を基本テーマに、全労連第3回全国討論集会が11月8日から3日間、石川県山中温泉で開かれ、1089人が参加しました。
 小林洋二議長は開催あいさつで「労働者の状態悪化は深刻。『底上げ、雇用、いのち』で流れを変える春闘をたたかい、職場・地域を主役に、日本労働運動の活性化のため、組織の前進へ力を合わせよう」と訴えました。
 坂内三夫事務局長は、基調報告のなかで、全労連結成が果たしてきた役割を総括し、新しい世紀に、労働運動の活性化と飛躍をめざすための「組織拡大推進基金」をよびかけ、来春闘では悪行阻止にいどむ「国民一揆」型の春闘を提起しました。
 2日目の分散会は、のべ1326人が発言し、21世紀に活力ある組織をつくるための活発な討論をおこないました。
 3日目の全体集会で、討論のまとめをおこなった坂内事務局長は、「労働組合が企業主義を克服し、職場・地域一体になり、ナショナルセンターそれ自体が財政・体制を確立し組織拡大に努力する時期にきている」ことを強調。そして、組織拡大推進基金創設については、「基本討論を重ね、合意づくりのため十分なてだてを尽くしていく」とのべました。


受付風景(8日)

映画「郡上一揆」の神山監督サイン会(8日)

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