全労連第20回大会 来賓あいさつ
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 来賓あいさつ


労働運動総合研究所代表理事 牧野富夫

 今日申し上げたいことは、労働総研を利用してください、活用してください。3年前に挨拶にきた時に小林議長が利用しようと挨拶されたがあまり代わっていません。各種審議会に進出するので知恵を貸してほしいという話だったが、あまり変わっていません。労働総研は扶養家族のようでしたが、まだ脱皮できていないようです。
 財界は、何とかこの苦境から脱出するにはということで、大学を利用してやろうという戦略を持って今、大学再編に走っています。こういうことに対抗しようとすれば、もっと労働総研を活用してもいいのではないでしょうか。いろんな大学の研究者が集まっているわけですからもっと使ってください。
 地方では本当に利用されていません。それぞれの地方組織のそばにメンバーがいますから、そういう人たちに知恵を貸せと声をかけてください。テレビで華々しくやっている人は少ないですから見つかりにくいかもしれません。全労連から問い合わせれば労働総研に連絡がついて、連絡が取れると思います。
 研究所を活用してくださいということを申し上げているのですが、たいした力もないのではないかと思っているのではないか?力がないならつぶしてしまえということにもなります。次の大会までに労働総研を活用するか、つぶすのか活発な討論を期待しています。

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全国革新懇代表世話人 成瀬昇

 おはようございます。たたかう全労連の皆さんの20回大会が盛大に開かれておりますことに心からお慶び申し上げます。革新懇の運動への組織を挙げての支援、小林議長の同志的指導にお礼を申し上げます。
 3回議案書を読みました。全労連にたいする抹殺攻撃から日夜を分かたぬ組合員に奮闘によって勝ち取られた到達点と述べられていますが全くそのとおりだと思います。昨年採択された「21世紀の目標と展望」、「組織拡大基金」も飛躍のために是非実施していただきたい。
 私は89年3月1日、連合への加盟は労働者の自殺行為と反連合の立場を鮮明にした。全労連の結成大会には愛知の代議員として出席しました。私の決断、選択は正しかった。挨拶しながら感無量のものがあります。
 革新懇運動は社会党が反共路線に転落した80年から統一戦線運動としてスタートし、22年余の活動をしてきました。革新民主を守る段階から攻めの段階へと移っています。懇談から緩やかな運動体に前進し、716の革新懇を持つまでに成長しています。依然として金太郎飴論や屋上屋論もあります。先般の総会で22年目にして革新懇運動の定義づけをしました。
 1、三つの共同目標目標に団結すし、国民的共同を広げる唯一の共同組織。2、労働組合、民商は要求が基礎。革新懇は統一戦線運動。職場革新懇は政治革新を目指す職場の労働者と日本共産党の共同事業。要求の窓口から対話と共同の活動をする。全労連系の職場にも革新懇を作るための討議をお願いします。
 最後に、申し上げるまでもないが、改憲タカ派の小泉内閣の策動に反対し運動を進めよう。全労連は壮大な労働組合の統一の母体でありその役割を期待しています。

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自由法曹団幹事長 篠原義仁

 司法改革と有事法制に絞って発言します。とりわけ労働裁判です。労働基本権、働くものの権利を奪う策動が続いています。法律家として学習会にも参加し共同闘争を進めていきたい。二つ目、すさまじいリストラ「合理化」の嵐が労働組合の意向を無視して進行しています。NTTリストラでは統一弁護団を組織して取り組みを開始しています。NTTだけでなく個別課題では、自由法曹団の支部や事務所に協力要請をしていただければ応えられると思います。三つ目、労働裁判の改革を重視していただきたい。地労委の民主化、国民参加の裁判が実現するかどうかがかかっています。
 司法制度改革は、あと1年半のたたかいです。もう待ったなしの段階にきています。全労連の協力もいただいて労働裁判について意見書を発表しました。もっとわかりやすい宣伝資材も作りたいと考えています。
 有事法制の課題でも無料で学習会に参加しようと意思統一しています。
 国民大運動にも結集し、陸・海・空・港湾20労組と宗教者が呼びかける戦線にも参加してきた。実感を一言。西川さんの柔軟な対応に感銘している。統一戦線を構築するためには一致点に基づく柔軟な態度が必要。今こそこういう態度が必要とおもう。日弁連がいち早く反対をしたのはご承知のとおり。自治体決議も法律家自ら前に出て取り組みを強めている。長野は知事が意見表明をし、県内各自治体に慎重決議が広がっている。
 20日にはマラソン宣伝を行った。23日には民主的法律家4団体に加えて反核法律家協会も加わり共同を広げた、法律家デモを行った。廃案目指して共に奮闘したい。




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