【アピール】

年金大改悪法案を必ず廃案に追い込むために

4・15年金ストライキに職場・地域から総決起しよう

2004年3月16日


 すべての組合員のみなさん。
 小泉内閣は2月10日、公的年金制度を根底から変質させ、崩壊させる史上最悪の「法案」を国会に提出しました。保険料の35%引き上げ、給付の15%引き下げを国会審議も行なわず一方的に国民に強要するもので、憲法の生存権さえ踏みにじる不法で不当な改悪法案です。いま多くの世論調査によって「今回の改悪法案で年金に対する不信・不満は解消されない」など悲痛な国民の声が報告されています。法案の内容を見れば、政府への国民の不信や怒りが高まるのは当然のことです。

 すべての組合員のみなさん
 全労連は現在、04春闘の最大の課題として「年金改悪法案の廃案」をめざして、ストライキを構え職場・地域から共同を大きく広げるたたかいを開始しています。
 草の根の学習を積み上げ、共同を広げ、地元国会議員を訪問し、「年金改悪法案」廃案と年金制度の改善を求める運動を積み上げてきました。年金改悪反対・増税許すなの署名は150万筆を国会に提出し、自治体決議は1400を超えています。1000万枚以上のビラが配布され、国民世論を変える意気込みで手配りの全戸配布の計画も進み、イラク派兵許すなの運動と一体で地域から粘り強い運動が進められています。各地で私たちの行動に共感と賛同がたくさん寄せられています。

 いま私たちの運動のうねりで、「このままでは参議院選挙はたたかえない」と、与党の自民党・公明党を瀬戸際まで追い詰めています。「廃案」への確かな鍵を私たちが握っています。「4・15年金ストライキ」の行動にすべての組合員が参加し、100万人参加の運動を展開して、年金改悪法案を必ず廃案に追い込みましょう。職場・地域から「年金」問題を焦点にして、労働者・国民各層との共同を広げ断固としてたたかいぬきましょう。

 すべての組合員のみなさん
 4月15日には、職場からストライキに立ち上がることをよびかけます。関係団体と共同しさまざまな工夫ある行動を準備し、特に以下の行動を強めましょう。

  1.  4・15ストライキに決起し、当日はすべての組合員が職場・地域の行動に参加しましょう。

  2.  組合員が1人10筆の署名を集めましょう。

  3.  年金改悪の実態を国民に知らせる宣伝行動を旺盛に取り組みましょう。

  4.  職場・地域で、年金改悪反対の決議を上げ、政府や地元国会議員に要請しましょう。

  5.  年金改悪反対の共同を広げる他労組・団体訪問活動に参加しましょう。

以上

全国労働組合総連合  議長 熊谷 金道
全日本建設交運一般労働組合(建交労) 中央執行委員長 坂田 晋作
全日本金属情報機器労働組合(JMIU) 中央執行委員長 生熊 茂実
全国自動車交通労働組合総連合会(自交総連) 中央執行委員長 領家 光徳
全国検数労働組合連合(検数労連) 中央執行委員長 鈴木 信平
通信産業労働組合(通信労組) 中央執行委員長 岩崎 俊
全国生協労働組合連合会(生協労連) 中央執行委員長 桑田 富夫
全労連・全国一般労働組合(全労連・全国一般) 中央執行委員長 大木 寿
全繊維産業労働組合(繊維産労) 中央執行委員長 砂山 一郎
全国信用金庫信用組合労働組合連合会(全信労) 中央執行委員長 泉 康弘
全国地方銀行従業員組合連合会(地銀連) 中央執行委員長 谷 一明
全国印刷出版産業労働組合総連合会(全印総連) 中央執行委員長 深野 良勝
日本民間放送労働組合連合会(民放労連) 中央執行委員長 碓氷 和哉
映像・文化関連産業労働組合(映産労) 中央執行委員長 有原 誠治
映画演劇労働組合総連合(映演総連) 中央執行委員長 高橋 邦夫
日本医療労働組合連合会(日本医労連) 中央執行委員長 田中 千恵子
全国福祉保育労働組合(福祉保育労) 中央執行委員長 茂木初子
全日本年金者組合(年金者組合) 中央執行委員長 森 信幸
日本国家公務員労働組合連合会(国公労連) 中央執行委員長 堀口 士郎
日本自治体労働組合総連合(自治労連) 中央執行委員長 駒場 忠親
全日本教職員組合(全教) 中央執行委員長 石元 巌
郵政産業労働組合(郵産労) 中央執行委員長 田中 諭
特殊法人等労働組合連絡協議会(特殊法人労連) 議長 岩井 孝